そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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龍馬伝#42「いろは丸事件」

http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/
いやもうここんとこの展開が面白くて面白くて‥‥(笑)
なんとなくさ、長崎でこんなにもいろんな事態が進展してる間、新選組のみなさんは相変わらず京で人斬りをしてるのかなあ‥‥などと思ってたんだけど。(と思ってたら次回登場かw)
ていうか、新選組で幕末を見てたときは(大河ドラマのね)世の中の流れが全くわからないまま、気がついたら時勢が変わってて佐幕の新選組は朝敵になって幕府もろとも地獄へ真っ逆さま、敗走の一途を辿る‥‥っていうおハナシだったのが、実はこんないろんなことが起こってたんだなあと。
そして、これじゃ確かに土佐の人間は薩摩や長州、幕府の後釜狙ってるって意味でだけど、狙われるというかウザがられてもしようがないってのがよくわかりました。そりゃ坂本龍馬は暗殺されるかもな(苦笑)いや笑いごっちゃないか。
龍馬さんの明晰っぷりはもう突っ込みませんが、あんた海軍塾で「わしは勉強は全然わからんちや〜」とか言ってなかったっけー?航海術とか英語とかいう勉強はできてなくても、そういう物の「仕組」というか事の「流れ」はちゃんと掴んでたってことか?それが坂本龍馬という人間の能力なの?
見舞金千両で済ませようとする紀州藩との交渉事でNOといえる日本人な龍馬の洞察力と想像力と論理的な事態の把握力はスゴすぎる。一体誰がこの事件を土佐藩VS幕府だと思えたのか。というかそれだから土佐マジやばいと思われちゃったんではないかと。そういう構図にした龍馬さんの責任ぜよ?
確かに今回の事故が以降、同様の海難事故の範になるってのも、海の事は世界共通のルールで裁くべしって押し通したのも *1 、論理的に正しいよ。紀州藩の千両で泣き寝入りしなかったのは今後のためにも相当冷静な判断だよ。その辺の展開で御三家をギャフンと言わせた痛快さと、それを認めさせた「よさこい節替え歌作戦」というのがスゲェ面白かった!そりゃ確かに弥太郎的には大法螺で賠償金を大きくふっかけでもいない限り、勝てんよな(苦笑)
というか、龍馬が紀州と喧嘩するって話で色めき立つ小曽根さんや大浦さん商人たちの動揺っぷりとかもスゲー面白かった。「事故」を「事件」にしちゃったんだもんな、いかにとんでもないことをしようとしてるのかっていう描写としてね。今日の演出は梶原登城さんか。後藤象二郎が英国海軍の人を連れてくるのとかも大芝居的でおかしかったしw
とにかく第4部になってからの馬関とか清風亭とかいろは丸の、そういう世の中の流れがあって倒幕になっていった(その前に大政奉還があるのか)という、その怒涛の確変の見せ方が面白すぎる。いやー、何つか、ダイナミックだなあ!w
弥太郎が一人面白キャラなのはいつものことだけど、それにしたっておかしすぎる。
どうでもいいけど笑いながら銃を撃つお龍さんはどうしたもんか‥‥人を殺せる道具ですよ?玩具じゃないですよ?
あと、紀州藩勘定奉行中尾彬がやっぱり巻物してることに爆笑!気がついたのは相方ですが(てゆーか、ちょっと見ないうちに彬は老けたなあ‥‥)

*1:龍馬が海事のルールとして主張した「万国公法」って、wikiで見たら海のことは載ってないって書いてたぜー?またハッタリか!