そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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霊能力者 小田霧響子の嘘#8・最終章

http://www.tv-asahi.co.jp/odakyo/
脚本:森ハヤシ 演出:本橋圭太
今回もクオリティ高いいい話だった。しかもエエ話二段構えって、捻って重ねてくるなあ。いい脚本!
つか大女優瀬川由美がオダキョーの叔母さんってことは従姉妹の薫のお母さん、谷口気がつけよって話だけど、今回は谷口関係なし。でも神隠しで失踪してるのは響子の両親だから薫とその母親ってのは関係なくはないよな。つかお父さんは一体‥‥?てかもしかして芸能一族?
薫がプロダクション立ち上げて響子がTV向けニセ霊能力者として番組もててる理由がわかりましたよ。納得。
でもwiki見るに、原作は薫も弟の幸太もついでに「S」も出てない上に、谷口も肝心のオダキョーの性格も違ってるって、どんだけドラマと原作はかけ離れてるんですかー?(苦笑)オレは甲斐谷忍の漫画を読んでみたいと思ったことはない程度だけど。
 
瀬川由美のイケメン現場マネージャーがよく見たら竹財くんだったんで、このインチキ幽霊騒ぎはてっきり彼が犯人だと思ってたんだけどそういうことではなかったか。どうも彼を見ると腹黒い役を想定してしまうよ(笑)
でも犯人というか幽霊騒ぎは劇団のみなさんの優しい嘘で、死に雪姫のウワサに乗っかった瀬川さんに検査を受けさせるための大芝居だったと。その死に雪姫のウワサってのも気になるところですがw
でも死に雪姫で7人の劇団員はともかくえーと、瀬川さんが白雪姫の継母なら現場マネは王子様だとしても、チーフマネージャーが白雪姫?(笑)いやまあどうでもいいかw
瀬川由美と劇団の話を瀬川由美と薫の話としても成り立たせて、薫の憎しみが実は愛情の裏返しで、お母さんの瀬川さんのほうも大女優ならではの悩みというか気を使ってるつもりで当の薫に寂しい思いをさせてることに気がついてなかったってことで。ていうか、迷惑かかるから遠くで見てるってちゃんと伝えて上げてればよかったのにな。愛情があっても失った時間は取り戻せないよ。でもエエ話なんで、なんか感じるところはあったんだろなーと思っとく。
まあそこんとこがちゃんと瀬川由美本人が良くても周りが良くない、自分で何とかしようとせずに周りに伝えて心配をかけない(薫にとっては寂しい思いをさせない)、そういうことを考えてないのが自分本位で独りよがりだったって話になってるもんな。
でも性格は独りよがりでも本当に心配してくれてる人多いし、薫もなんだかんだ言っても本心は嫌ってはないし、ずっと薫のことも見守ってきたってことは、人柄はいいんだろな‥‥と、ちゃんと思わせる話はさすが。
こういう構成の上手い話ってTVドラマ的に必要なスキルだよなあ。オレはこういうメインキャラとゲストキャラの事情がちゃんと絡んできれいにまとまる話が好きなのだ。上手いなあ。
まあそれは置いといても、キャラ描写もいろいろ面白かった!
薫の社長フェスはともかく歌と踊りと三点倒立って一体‥‥と思ってたら、その子供の頃の発表会エピの伏線だったとは。てか、嫌々やってるオダキョーよりも社長の方が余程華やかなんだから芸能界デビューすればいいのになw というかオダキョーの演技力も高すぎるけどw 8役って(笑)いやあれ役か?
んで黒服大活躍というか、個人的に心配で付いてきました‥‥っていい人たちだ!(笑)それを別に咎めるでもない社長とか、このドラマって基本みんないい人なのが安心出来る。そしてやっぱり黒服さんたちはセリフとしてはしゃべらないのね‥‥w
あと「渡部」を「わたべ」と読んで「わたなべ」と訂正される‥‥って渡部秀(わたなべしゅう)@オーズか、渡部陽一(わたなべよういち)@戦場カメラマンか(笑)最近そういうの多いよな。オレも読み方見えなくて困る。
そして劇団員に「名前までは見えなかったか‥‥」と言われるオダキョー(笑)あ、オダキョーの偽物をやった42歳独身のオッサン=黒服さん(爆笑)ヒデえ、ヒドすぎる(笑)
こんなもんだっけ、結構オモシロキャラ描写てんこ盛りだったな。劇団員の到底同一人物に見えない金髪少女の変装もw 瀬川さんのジーンズ姿はなんかセンス良かったな。ミラノ丈にロールアップしたデニムとノーカラーツイードジャケット姿。
あ、いきなり大食い食い意地キャラ設定の付いた谷口さんは閉じ込められっぱなし、てか、やっぱりクールぶってるほうが演技なんかなw 能力は高いのにアホ過ぎる(笑)
次回は最終回。オダキョーの両親失踪の謎は解かれるの?