そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

Q10#8

http://www.ntv.co.jp/Q10/
脚本:木皿泉 演出:狩野俊
藤丘@柄本時生のお父さんが柄本明だった!ギャッフン!Σ( ゚Д゚) いかにもそれっぽすぎる〜現実とフィクションの境目はどこだ(^_^;)
そして藤丘が金を盗まなくてよかったと思ったけど、盗まないよねえ?>次回
来週が最終回ってことらしくいろいろな謎が明らかになって、Q10は平太のもとを去ってしまいました‥‥というか平太、強制的にQ10リセット。まさに前回の小川先生の「変身〜リセット」なギャグ。(ギャグかなー?)
そして70年後!本当に70年後の未来ですよ!このドラマSFだったよ!富士野月子は未来から来たっていったよ。そしてたまたま校長に拾われたQ10は、そもそもが平太の所に来るのが目的だったと。というか、管理者R31の富士野月子(偽物)はホントはいくつなんだ?見た目通りなの?そこはいいの、突っ込まなくて。
それはともかくさ、Q10を過去に送り込むように依頼したのは、不治の病の70年後の平太の奥さん。え、その時、平太はどうしてるの?出会う前の10代の平太の姿を見たかったって‥‥どゆこと?まだ出会ってない、平太の奥さんとまた出会うってのは、平太がこれから出会うってことかな?謎が明らかになってもまだまだ納得できねえ。
 
Q10は70年後の未来からやってきたとか、平太の未来の奥さんとか言われても、まったく現実感がないだろう‥‥ってのは、影山と河合さんの話じゃないけど、半年先だってどうなってるのかわからないのに2年後のことなんかわかる訳ない、もっと現実見ようよ‥‥って話と関連してるんだろうけど。
でもそれが現実だって言われてるのが平太なんだよね。Q10のことを考えることはつまりそういう「想像もできない現実」と向き合わなきゃいけないってことで、どっちが本当に現実的なのかって感じ。

『思い出だけじゃ寂しいよなぁ‥‥でもね、しょうがないんだよ、”会うは別れの始まりなり”。会えば別れる。それは、人間には必ずあることなんだから』
いきなりかぐや姫の話を持ち出して、残ったおじいさんとおばあさんはどうしたのかと尋ねるQ10
Q10の登録名は「富士野月子」で、どうも今まで何度もそれを使ってるらしい。そして平太のクラスのひきこもりは富士野月子だけど、その子の代わりって、そもそものQ10のモデルになった子は?平太が見かけた子?
Q10が名乗るはずだったという「富士野月子」って名前だけど、かぐや姫の話では確か、月に帰った姫が残していった不老不死の妙薬を日本で一番月に近い場所で焼いてしまったから、そこが不死の山=富士の山になったんだっけ。おじいさんとおばあさんがそんな大事なものを焼いてしまったのは(←訂正、薬を貰ったのは帝だってー)、姫がいない現世で永遠に生きながらえても意味がないから‥‥だったと思ったけど、残ったおじいさんとおばあさんはずっとかぐや姫のことを思いながら死んでいったんだよなあ。人はいつか死ぬものだもんな。
タイムマシンっていうイレギュラーな出来事があったからどっちが先かわからないけど、平太はそのうちQ10にそっくりな少女をいつか見つけて恋をするんだよな。Q10と同じではないと思ってても見つけたら好きになるだろうし。
その未来の平太の奥さんが、自分そっくりなロボットを過去に送り込んで、10代の平太を見ながら亡くなっていく‥‥ってことなんじゃないかな。
既に平太に出会って一緒に過ごした奥さんが、死ぬ前にQ10を通して平太を見ながら、その平太はその後自分に会うんだと思いながら死んでいくって、不思議な輪廻転生って感じ。必ず終わりは来るんだけど、終わらない終わりってのもあるかもしれないよな。それは富士野月子(偽物)がいった「永遠はない」ってこととはある意味反してるよな。
ますます平太は70年後どうなってるんだ?と思わざるをえませんよ。もう死んでるのかなあ。
『平太、また会おうね』
奥さんが死ぬ間際に残した言葉が「また会おうね」。
前回Q10の充電が切れるときにちょうど亡くなったってことらしいけど、Q10って平太がいうには17時間くらいもつっていってたはずだから、あの時間に充電が切れるのはちょっと早いわけで、てことはおそらくQ10を通じて未来の奥さんがシンクロしてたってことじゃないかなあ。
だから死ぬ間際であっても彼女はQ10そのもので、そこで死んでもまた会えることを知ってるってことで、Q10の記憶にちょっとほころびが出たのかも?そのQ10のシンクロした気持ちが今はQ10の気持ちになってて、感情はないけど気持ちはあるみたいな?前回の「おかえり」と「ただいま」ってそういう事だと思うと納得出来る。平太がそう言ったのは意識してないところでかもしれないけど、過去が未来に影響をあたえるのなら未来が過去に影響をあたえることがあるかもしれない。タイムマシンだし、未来から来たロボットだし。

Q10の帰る家は深井平太です』
『うん、分かってる。大丈夫、俺もそう思ってるから』
何が大丈夫なのかはわからないけど、スゲートキメイた。どんな愛の告白よりもキュンときた!
というか、当初の予定とすればひきこもりの富士野月子の代わりにQ10が月子になりすまして、同じクラスの平太を最低限にしか関わらないで、でも監視というかずっと映像だけを送り続けるって予定だったんだよね。平太がQ10のことを好きになるとか予定に入ってないんだよね。
でもそうだとしたら、Q10を送り込んでなくても本当に平太と未来の奥さんは出会って結婚したのかなあ?そうではないんじゃないかとは思うんだけど、それは最終回見ないとわかんないか。
「死ほど考える」ってのはまだよく意味が分からないんだけど、死ぬほど考えて出来る何かがあの時点であったとは思えないんだけど、どうなるんだろう。柳教授と中尾は何をやろうとしてるの?Q10を取り戻してどうするの?どう取り戻すかじゃなくて取り戻すことにどういう意味があるの?平太にとってさ。
『こんなに後悔するんなら、何だってできたはずなのに。何で俺は考えるのを止めてしまったんだろう‥‥』
どんなに考えても何も出来なかったと思うんだけど‥‥どうなのかなあ。問題は「後悔するかどうか」なんじゃないかなあ。必ず終わることに対して、どうすれば後悔しなくて済むのか、じゃないのかなあ。
どう終わるんだろ。
そういえば久保くん、「誰か助けて」のメモ書きを山本さんが見つけたけど、そういう怖い思いを隠して笑って生きててたのが久保くんで、音楽でやっていけるかもって思ったばかりの山本さんからしたらその怖さや閉塞感はかつて自分が感じていたものなわけだから、それは痛いよなあ。今まで久保くんと接してて気がつかなかったのは仕方ないけど、でもだから逆に出来ることもあるんじゃないかと。
終わることを感じて生きていた久保くんと、終わることの実感を感じないからこそ何を目安に生きていいのかわからない平太が、お互い後悔しないための何かを見つけられるのかどうか‥‥かなあ。
Q10を作ったのが誰かも気になるんだよな。まさか本当に中尾か?中尾と柳教授?
一週遅れてるからこれでやっと最終回が見られる。ドキドキ。