そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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仮面ライダーオーズ#22「チョコと信念と正義の力」

東映 http://www.toei.co.jp/tv/OOO/・テレ朝 http://www.tv-asahi.co.jp/ooo/
脚本:毛利亘宏 監督:田崎竜太
『道を間違えたら誰かが教えてくれる。だから自分を信じて、自分のやりたいようにやれ』
 
腰のキラキラベルトが素敵なバッタヤミーは、もう一段階進化して仮面ライダーヤミーにならないかなあ〜と思ったけど、そんなことはなかったか。スタンドの如く背後に現れるとかちょっとカッコよすぎだよなー。掛け声は「トゥッ!」だし、正義の味方かw そして神林親子とバッタヤミーが並んで歩く後ろ姿が妙にはまってておかしかったぞ?3人親子?バッタヤミーはお母さんか?もしくはドコモの渡辺謙的な?w
冒頭からこないだの巨匠回のごとくドクター真木と伊達さんのやりとりだけど、やっぱり田崎監督じゃ石田監督ほどバカハイテンションにはならんなあ(笑)‥‥と思ったとこでのバッタのドアップはいかにも田崎っぽいw 足りないのはやっぱりドクター真木とキヨちゃんに対する歪んだ愛か?(笑)弄りたくなる度合いだな、その差はw
終末より始まりが好きだという伊達さんはバースがお気に入りらしいけど(一瞬、週末より夏休みが好きだとかギャグかましたらどうしようかと思ったw)、それよりも伊達さんが「後藤ちゃん、結構気に入ってんだよな」ってのは興味深いな。映司との関わりもだけど、金のためと言いながらその金の使い道が問題だ‥‥ってことみたいだし、そうすっとこの流れと伊達さんのキャラから言えばたぶんそれは正しいよなあ?

このちょっと難しい「今から正義の話をしよう」な話をどういう風にまとめるのかと思ってたけど、思った以上に面白かった。子供向けの番組でもこれくらいで見せてくれれば、こういうネタはやるべきだと思うな。子供が絡んでるってとこがポイントだけど。子供だからこういう話がわからないってことはないと思うよ。
でもなんとなく靖子たんよりこの人のほうが好みだなあ。あ、一応靖子たんというベースがあってのことだから、時々ローテーションで入ってくれれば嬉しいのになってことだけど。見ごたえあって面白くて満足。田崎監督もこれくらい遊ばないでキッチリ見せてくれたら全然OK。バトルも虎爪とかコンドル足の攻撃とか、残像表現がカッコよかったし。
んで、正義厨・後藤くんの「悪いヤツをやっつけるヤミーを倒さなければいけないのかどうか」という素朴な疑問。今回相当オレメモ的な考察入ってますがキニスンナ。
アンクの「メダルが手に入らないから」ってのはひとまず置いとくとして、「倒さないと」とはっきり言い切る映司に「なぜ!?」という後藤くん。
「いっぱい見てきた。誰かを守りたいって気持ちや、自分たちの正義を守りたいって気持ちがどんどんエスカレートすることがある。正義のためなら、人間はどこまでも残酷になれるんだ」
「正義のためなら‥‥」と改めて正義を考えてるけど、明らかに後藤くんの「世界を守りたい」が頭で考えたことでしかない、いやその根本はわからないからなんとも言えないけど、隆くんや神林さんたちが考える短絡的な「正義」の概念程度でしかないってことで、実際本当に正義の名のもとに戦争を起こしてる世界の現実を見てきた映司だからこそ、何が正しいのかの見極めが付いてるっていうのかなー。
いや、後藤くんの思う「正義」は間違ってはないんだよね。伊達さんに「じゃあ後藤ちゃんは何のために戦うの?」と聞かれ、隆くんに問いかけて気がついた「世界を守りたいと思った自分を信じる」は正しいんだよね。そこは伊達さんの言うように「自分に自信をもて」だし、伊達さんがそれを言うのは後藤くんが純粋な若者だと思ってるからだよな。伊達さんが言うならそれは正しい!(笑)だって伊達さんは生き様がカッチョいいから!伊達さんカッチョいい〜、ホレる〜!カッチョいいことは正義です。(断言)
そして後藤くんは世界を守るためには地道な腕立て伏せからだと気がついた‥‥ってことか?いや体力作りはやってたけどな。何事も地道な目の前の努力から、世界を守るのは目の前の幸せからですな。
そして映司は〜というか、当然この話ってオーズの力で戦ってるくせにそれを簡単に放棄してもいいという映司の正義にもかかってるんだろうけど、後藤くんの正義について世界の現実を語り、神林さんに「あれが神林さんの考える正義ですか、あれがやりたかったことですか?」と憤る映司くんを基準に考えると、要するに「普通の人が正義を標榜して力をふるってはいけない」とでも思ってそうなんだよな。
普通に考えてヒーロー物でなくても正義の心を持ってる人間が力を得たら、それを実行したくなるものだろうけど、そこに「正義を行うということはどういうことか」という信念みたいなものがなければ、簡単に正義は腐るし残酷にもなれることを知ってるってことだよね。
だから映司のポリシーは「目の前の小さな幸せを守る」「自分が出来ること以上のことはできない」という、普通の人でもできそうなささやかな幸せを守ることが正義であり、それが正しいことだと思ってるってことか。力でどうこうしようという気持ちは基本的にはないよねえ。オーズで戦うことにしたって、正しいことをするために力が欲しい、と思ってのことじゃないし。
だから神林さんの行うべき正義は、家に帰って奥さんと息子の隆くんを守ることだよなあ。
 
そして自分が世界を守るにふさわしい選ばれた人間だと思ってたエリート後藤くんからしたら、前も映司に対して言ってたように映司の言うようなことは小さいことだと思ってたし、だからなんでそんな映司がオーズに変身できるのかと嫉妬していたわけだ。
でも映司はもっと現実的な物、ぶっちゃけ正しい主張同志のぶつかり合いな内戦を見てきてるから、言葉通りの「正義」を実際行うことの危うさも知ってるし、むしろ力を持たない普通の人は目の前の小さな幸せを守るということが世界を守ることに繋がるという目線で物事を考えて実行してる、だから仮面ライダーというヒーローっぽくないってことかなー?
番組的にはそこが映司がオーズとして戦う理由を持ててないと物足りなく感じるところではあるんだけど、こないだも言ったけど靖子たんが映司の戦う理由そのものをずっと引っ張るつもりなんだったらまあいいや。

それはアンクのことも同じで、映司がウヴァとの取引なんか信用しちゃいなくて笑っちゃうんだけどさ。
というか、アンクはいらんことしたなあ!だよ。
抜け目ない映司が、ウヴァが約束を守らないこと見越して投げたメダルを回収しようとしてたのに邪魔しやがったぜ。仲が悪いというか、アンクが映司を信用してないんだろよ。まあグリードだから当然だけどw
アンクの「コアメダルは俺にとって命だ!」ってのは分かってても、子供の命のほうが大事だよな。どうせアンクはすぐには死なないんだし、逆に絶対取り戻すっていう行動を積み重ねることでアンクに対して信用させようとしてるんだよねえ、映司は。早くアンクも映司を信用しろよなーってことですよ。
まあこの辺のやりとりもかなり面白かったな。盛り沢山すぎる 。ワクワク!
あとは伊達さんが何も言わなくてもアンクにコアメダル取り返させて協力したし!未だにアンコ呼びだけどな!(笑)しかもアンコとバースのセルメダル争奪戦w
大体バッタのメダルがないと来週からタトバコンボに変身できなくて、映司くんも困りますよ。つーか、変身するだけでこんなにも問題がある仮面ライダーも珍しいな。ギャグかよw
やっと出た大技ギガスラッシュはMOVIE大戦COREの時に使ったやつか。派手でいいね!
オチは後藤くんが天使すぎて (*゚∀゚)=3 ムッハーですよ!多国籍料理とどう関係あってもなくてもいいよ!つかバレンタインだからといっても天使関係ないよ!(笑)なんかわかんないけどサービス?つか映司があまり可愛く思えないのは隣に後藤くんがいるから?いやでもここに剣ぼっちゃまがいたらぼっちゃまが持っていくことは目に見えてるけどな!w
つーかアンク、チョコアイスバーで懐柔かよ。安すぎんだろ(笑)人外を懐柔するにはやっぱりエサか。メダルよりエサか(笑)でもだいぶなついてきたなーw
信賞必罰の掛け軸がかかってる料亭で汚職って、田崎監督らしいねw でもダンボール箱に札束は入れないと思うの。
そしてどうでもいいけど今日の映司くんのファッションはひどすぎると思うわ。田崎監督、ファッションセンスは皆無だなw
 
予告。なぜ、なぜフランス宮廷!もうただのコスプレレストラン!(爆笑)多国籍料理関係ないし!そしてまだ後藤くんはいるんだねw ずっといていいよ! (*´Д`)ハァハァ オレやっぱ後藤くんが好きなのかも。でも伊達さんはステキ!