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JIN -仁-完結編#6

http://www.tbs.co.jp/jin-final/
脚本:森下佳子 演出:山室大輔
 
やっとJINが面白くなってきたよ、良かったー! ヽ(´∀`)ノ  何で細かく5分延長とかなのかはよくわかんないけど、ちゃんとそれ分はあったかな。
やはり仁先生が目標をもって、この時代を変えていこうという意思を見せたのが良かったのかも。いきなり別人のようにシャキシャキしてるしw
長崎に行って龍馬と会ったときのあまりの喜びっぷりとか、二人でなんがかよくわからないけどイチャコライチャコラ(笑)誰得な展開だと思ってたけど、きっとたぶん、仁先生と龍馬の考え方と置かれた状況からの対立と和解に必要だったんだよな、うん、そう思っとく(^_^;)公式自らそんな一部腐女子が喜びそうな展開する意味が判らねぇけどなw それともやっぱり大沢たかおと内野龍馬のせいなのか?何で龍馬さんはそんなにアレなのか(笑)
でもって、仁先生は意志的に歴史を変えることも辞さず‥‥って感じだけど、龍馬暗殺のことを話そうとすると脳内の小人(それじゃ錬金術w)、じゃない胎児が痛んで頭痛になるってことかなー?
それってなんだかんだ仁先生が思い悩んでも、変えられないことは変えられないってことじゃないのかな?ストッパー的な意味で。つまりどうなるかわからない未来をして歴史改変を心配するよりも、出来ることをやれってことじゃなくて?どちらかというと佐久間象山先生の神が云々と言った意味もそっちに近いと思うんだけどなー。
龍馬伝のあの龍馬を見てると、こっちの龍馬との対比もオモシロイんだよな。
どちらかというと日本を変えるには戦うしかないという、時代の流れを感じているからこそ戦争することに躊躇がない龍馬にたいして、「同じ日本人なのに」という仁先生の言うことは現代人的な正義だよね。まさにこれからの日本を見据えるなら仁先生の言うことのほうが正しいってのは見てる方からしたら当然なんだけど、それが通らないのが江戸時代なんだもんな。
しかしそこで龍馬の考えを変えるのが、仁先生の現代的知識に対する信頼と友情であって、龍馬が仁先生への思いから(いや、友情と信頼ねw)自分のやってたことが道を間違えていたと気がつくという今回の話はナイスな展開でした。
龍馬に取っての重要人物ってことは、日本の将来にとっても重要人物ってことだよね、仁先生はすでに。
まあ龍馬さんに保険のことをちょと教えただけで仕組みを理解するってのはすでにそういうシステムがあったからだし、発明家のカラクリ職人の人に豆電球あげてもどのみちいつかは似た何かを発明するんだろうし(あの田中久重って、東芝創始者なのか)、それは遅かれ早かれ、というより起こるべき歴史の速度を早めただけでしかないという解釈みたいだから、それと人の生き死にはまた別ってことなのかなあ。
穿った見方をすれば、あそこで殺された幕軍の兵士たちはなんのために殺されたかというと、死ななきゃいけない運命だったんではなく、仁先生にそう思わせて幕府の本陣で治療をさせ、田中久重に電球を渡し、坂本龍馬の考えを変えさせるための死であって、意味なく死んだわけじゃないってことになるよね。それが「彼らでなきゃいけなかったわけじゃない」から理不尽に思えるだけで。
結局そういう大きな歴史の流れとそこで犠牲になっていく名もなき人々の思いを、せめて仁先生が汲みとって行くしかないってことじゃないかなあと。
それにしても仁先生、グラバーさんの名前くらい知っててくれよと‥‥(^_^;)それとも案外あれって長崎に修学旅行に行くような、西日本方面の人じゃないと知らない名前なのかなあ?(オレは四国なので中学校の修学旅行でグラバー邸に行ったけど)仁先生があまりにも歴史に疎くてどうしたもんかなあw
まあでもそういう本業でちゃんと他人を説得して認めてもらえるような話は、「JIN」のお話としてはやっぱり面白いよね。人の命を助けることに日本も外国も、敵も味方もないわけだから。
ああそれにしても最初に戻るけど、内野聖陽の龍馬がなんだかわかんないけどアレすぎる(^_^;)銃の密輸を隠そうと慌てふためく姿がなんか、なんとも‥‥(もっと堂々とすればいいのに!)オレですらよからぬ妄想に掻き立てられるよ?(笑)まっこと、なんともけしからんことぜよ!w