そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

タイムスクープハンター シーズン3 #5「修羅場!決戦の妻たち(江戸時代初期)」

http://www.nhk.or.jp/timescoop/
 
「後妻討ち(うらなりうち)」という憂さ晴らしイベント(笑)
戦国時代にはよくあった、そのまま江戸時代にも引き継がれた習わしで、いくら夫の事情だけじゃなく家の事情が絡んでるっつってもひと月くらい待てないもんかねえ‥‥という。二〜三ヶ月たってから再婚するならしょうがないですむ話なんじゃね?せっかちだなあ、昔の人は。
それにしても、ちゃんとおはぐろして眉なしで(さすがに塗ってるだけだけど)、胡座をかいて髪はひとまとめという、江戸初期の風俗をそのまま再現できるのはこういう番組ならではだよな(笑)
女性が勇ましいのも戦国時代からそんなに経ってないからってことだけど、こういう風習が残ってること自体、華やかな江戸文化まではまだまだってことか。
それにしてもみんな後妻討ちを楽しみにしてたり、後妻討ち12回のベテランのお婆ちゃんがいたり、面白いよ。みなさんふたつ返事で参加してくるし、久々に暴れたいだの憂さを晴らすだの、どう見ても楽しそう(笑)ひとりどう見ても男の人混じってね?(お松さんだよw)討ちいる格好がまた鎌倉武士のようで勇ましいな、女子衆はw
せっかく集めた70人の助っ人が、後妻のはしかという噂でドタキャンってのは、その噂がそもそも後妻の策略だろと思うけど、70人のエキストラを集められなかったから‥‥とか思ってみるw どっちにしても70人て大杉w でも噂を信じて討ち入りにこないと逆にみんな発散できないじゃんね。
まあちゃんと通達を出して了承し、明確なルールのもとで行われてるんだから本当に体の良い憂さ晴らしイベントだよなー(笑)そういや江戸時代の仇討もちゃんとルールあったよな。
罠を仕掛けといたり、壊れたり割れてもいいものを置いてあったり、それが先妻の嫁入り道具であったりってのは討ち入りの意趣返しとか、後妻側もやる気満々すぎる(笑)しかも返り討ちって何のことかと思ったら、ああいう刃傷沙汰で懲らしめようっていう計略だったとか、本当に後妻は性格悪いなあw とういか、あの後妻さんはなんとなくギャルっぽい気もするよ。夫がキャバクラ通いで仲良くなったキャバクラ嬢と再婚したって感じか?そりゃ先妻もぶちきれだよなあw
しかも旦那、言うに事欠いてこんな風習バカげてるとか、お前が言うなって感じだなあ。
ベテランのお婆さんのいうとおり、男社会に翻弄されてるんだから女は女で憂さを晴らさないとやってられんってことだから、ほんとにお前(男)が言うなって感じ。まあ戦国時代にそれが許されてた、こういう風習が成立したってのはそれなりの理由もあるんだろな。
でもこのあとさらに男社会になっていって、それで江戸徳川300年間の繁栄があるんだから、世の中はわからんよなあ。
あえていえば、女性が力を持って感情的に振舞うより、それを制度で抑えつけて男性的な理屈優先でシステムを作っていくほうが安定して長持ちするということなんだろか。歴史って理不尽だな。(苦笑)