そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

世にも奇妙な物語〜21世紀21年目の特別編〜

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/kimyo/index.html

いつのだよ、って、5月じゃんかよw
ちょっとづつひまを見ながら、やっと見終わりました。
感想メモってたんで、まあ捨てるのもあれだし‥‥というか今回は面白かったです。面白くて普通だけど、今回はなかなか見ごたえあったよ。
タモリパートは「人間は奇妙な力の前には為す術がないのでしょうか。私は自分の運命は自分で切り開く」でした。奇妙な力を自然と置き換えるとなかなかタイミング的にも含みがあるけど、自分で何とかできないこともあるからねえ‥‥( ´∋`)
 
◆『ドッキリチューブ』 坂口憲二野波麻帆
原作:小林泰三「完全・犯罪」 脚本:正岡謙一郎 演出:石川淳一

はっきり言ってデビッド・フィンチャーの「ゲーム」だなあ。なんで最後、落ちる社長は下にネットがあって助かりました‥‥にしなかったんだろう。あんまりこういうどう見ても殺人なオチは好きじゃないなあ。安易って意味でね。
というかそのまんま死にました〜じゃ、オチてないじゃん。落ちてるけど(笑)オヤジギャグじゃねーよw
基本話の構造としてドッキリになってなきゃ意味ないと思うな。横暴な社長を殺したかったって意味での殺人計画だってんならともかく。その方がよりブラックだけど。
 
◆『分身』 大森南朋・杏
原作:唯川恵「ため息の時間」 脚本:渡辺千穂 演出:河毛俊作
うっかりさんなストーカー話かと思ったら思った、より奇妙な話だった。
というか志保の認識ってどうなってんだろうな。自分が結婚してるとか自覚あるの?というか戸籍調べたらどうなってんだろうね(笑)穴は多し。というか辻褄事態が奇妙な話。
若い男は阿部慎之助だったよ。妙にデカイと思ったw
 
◆『通算』 松平健山本裕典
脚本:ふじきみつ彦 演出:佐藤源太
えええっ、誤認逮捕って酷くね?とか、自分が逮捕されても100回目かよ!とかってのはともかくとして‥‥ってともかく出来ないよ?
でもまあよく考えたらこういう何かの力が働いてるメタなネタの話って、世にも奇妙ではありがちなネタだよな。
ちょうど今回メンツに入ってる筧雅也のロスタイムライフなんかもそうだけど、こういうのもある意味「デウス・エクス・マキナ」ってやつなのかなあ。知ってる人いたらぜひ教えてください。
この話はそれをストレートにやらないで、刑事ならではの誤認逮捕で一回足りなかった、しかし「そのことを悔やんで謝っていたことの通算」でオチにする、しかもなんとなくいい話っぽく‥‥というストーリー展開なのが面白かった。
でも通算応援隊のメタさの扱いや、告白シーンがいきなりお約束的な断崖シーンってのは唐突すぎてどうかなあ?やりたいことはわかるんだけど。もうちょっと洗練されたものを期待したいな。やればできる!
まあでも定年間近な刑事が松平健で組んでる新米刑事が山本もっくんなのはカワイかった。マイケル富岡の胡散臭さも捨てがたい。キャスティングはいいな。
 
◆『缶けり』 永作博美
脚本:半澤律子 演出:都築淳一
なにこれ超こわい! ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
あの古井戸って「リング」の古井戸だよね、フジだし。
というか話はありがちな話なのに、なんでか演出のせいかキャストのせいか、ものすごーく怖かったんだけど!オレホラー耐性ないからこういうのダメ。見なきゃよかったレベル ><
キャスト的には、永作ちゃんに眞島秀和松尾諭、あと馬渕英俚可矢柴俊博‥‥でおいしいんだけどさ。
とにかく何がどうってよくわからないんだけど(ホラー苦手だから)ゾクゾクするというかマジで鳥肌たつというか、最後の永作ちゃんの恐怖の演技もメチャコワイし、世にも奇妙のホラー物の中では3本の指に入る出来じゃね?
途中、永作ちゃんが追い詰められてく時に、缶けりって最後どうやって終わるんだっけって考えちゃったけど、タモリがいうように缶を蹴ったら、だよな。うん、確かにあそこの神社に缶あったよな。というか現れてたよな。
でもあれ蹴ってももう一回、になるだけで、結局見つかったら終わりだと思うんだけど‥‥逃げられないじゃん。怖い‥‥
これは本当にすごく出来良かったよ。うん。マジ怖い。
しかし亡くなったマサトくんはどうして30年目で急に出てきたんだろな。あの白骨が見つかったてのは最近の話ってことか?そういうコト?
そういやマサトくんのジャンパーが赤なんだけど、赤は警戒色だよな!(M・ナイト・シャマラン的に)永作ちゃんが追い詰められた物置小屋もわざと赤入れてるんだよね。演出が上手いんだなあ。
とにかく怖かった。
でも松尾諭は「SP」でSP側、眞島秀和はテロリスト側なのに同級生かよw(ちょうどこのころ革命篇が公開w)
 
◆『PETS』 谷村美月国仲涼子
脚本・演出:筧昌也
なんというか、谷村美月はともかく国生さゆりの犬着ぐるみ‥‥(苦笑)
捨てられてからがどう見てもCATSの犬版か?って感じ(笑)
つか、野良犬のリーダー、犬メイクのせいで誰だかまったくわからなかったんだけど、かろうじて声で石垣佑磨?と思ったらそうだったw どおりで着ぐるみじゃなく裸(犬)マントなわけだw
そういや筧昌也なんだったっけ。犬の視覚はモノクロだと言いながらちょっと高彩度の画面作りといい、最後なんとなくいい話で終わってるのといい、ワンコのサクラのロスタイムライフってとこかw いい話で締めて良かったw
とにかく国生さゆりの犬だよなあ(笑)石垣佑磨とはなんかお似合いな気がするw