そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ドン★キホーテ#3「非行少年とお散歩」

http://www.ntv.co.jp/dq/
脚本:大石哲也 演出:大谷太郎
 
まさか本当に病院に行くとは‥‥(笑)
カルテの上の方「特に異常なし」はともかく「精神疲労」って書かれてたよー?w その上で「忙」字の講釈‥‥(笑)というか普通は心療内科か?
しかしこれで鯖島と城田が同じ程度に「バカ」だってことはわかりました。経験値高めの世慣れたバカとデジタルデバイス使いこなしてるつもりのバカ。
その状況で解決法をネットでググるとか(しかも得意げに)、ヤフー知恵袋みたいなのに相談するのもバカだけど、みなさんの回答を真に受けるなよ‥‥って、これがゆとりか‥‥!(笑)
バカにされてるというか、みんなネタだと思うよなあ(笑)まあそこで馬鹿にされてるだけだってバッサリ切り捨てる鯖島が賢いかというと、こっちもバカなんだけどさー(笑)
そしてなんか徐々に鯖島が積極的に保護児童に関わっていってるなあ(笑)
今回は神山刑事に手柄を立てさせたくないという理由はともかく、自分から文也くんを立ち直らせると宣言するとか、一応ちゃんと保護司としての仕事になってるしw
というか、刑事が出てきた瞬間そうだと思ったよ(笑)同年代で同じエリアの極道とマル暴の刑事は、そりゃ知り合いだろよw
 
しかし今回もなんだかすごく謎なストーリー展開というか、テーマ的には「友達」?友達というか人と人との繋がりをなんか妙な方向で上手いこと描いてた気がする。しかもオカシかった(笑)
お友達がいなくて(そりゃそーだろよw)クリスマスもトカゲ(カワイイ)と過ごす草食系ネット世代ゆとりっ子の城田と、リアルしか知らないオッサン世代でしかもバカの鯖島がどうやったら「友達」に見えるのかは分かんないけど、鯖島(見た目城田)の「匿名的にHN名乗って、見知らぬ誰かとネット上ではお友達」という今風の繋がり方がまったく理解できねえっていう鯖島(見た目城田)の説教、というか文也のため(に見える)本音の語りと、ちゃんと構ってくれたってことはある意味文也にとっては新鮮だったってことかなあ。お互いど付き合いというか好き勝手言い合うとか、目からウロコって感じ?
城田みたいに徹底的にKYでマイペースでそれをまったく気にしてないゆとりっ子バカならともかく、普通のティーンは友達がいないことは気にするよなあ。
そしてネット上で友だちになったつもりってのもよくあることだけど、今回は犯罪絡みだったったから鯖島がそんなの友達じゃないってバッサリ切り捨てたってことで、そもそも鯖島が警察よりも文也を先に見つけられたのは、リアルネットワークのお陰だというところがポイントなんだよな。そことそこが繋がるのかーという、ストーリーテリング的には妙な上手さがあるというか、それでいてその過程も面白いんだよな。
そして鯖島があんなに一生懸命なのは、あくまでも「神山の鼻を明かしたい、あいつの手柄にはさせねえ」っていう個人的恨みだけだし(笑)
今回は演出もちょっと変で、城田と鯖島が海賊版のブローカーのところに行ったとき、話してる3人からどんどん上へとカメラを煽っていって登場人物が見えなくなったところでボコる音が聞こえてきて、城田(中身鯖島)がボコられてて鯖島(中身城田)がブローカーを軽くあしらってるという不思議な演出とか、文也を担いで逃げる鯖島と城田のややスロー気味の画面にモノローグに近い二人のやり取りと、それを聞いている文也‥‥という不思議な画面。
というか、文也の事情がまったく理解出来ない鯖島(見た目城田)のいう強引な正論の正しさはともかく、そういう文也の寂しい事情を理解してる城田(見た目鯖島)の優しさ?なのかな(笑)よくわかんないけど、その後のあの二人のやりとりを見てて、どうして文也くんはあの二人が「友達」だと思ったんだろう?(笑)

でも結局神山刑事は文也くんを連れてはいけなかったけど、文也が差し出した携帯電話だけ持って帰ることで簡単にそれを了承したのはなんでかなーと考えたら、彼としては文也を逮捕することが目的じゃなく(大体億単位の取引に本気で子供が関わってるとは思えないし)そこから組織をあぶりだせればOKなんだとすれば、結果オーライだし鯖島がどんなに癪に触っても神山が手柄を立てる状況だってのは当たり前だよな。
神山は文也くん本人じゃなく取引の証拠データさえ手にいれればいいんだから、あそこで彼らをあっさり諦めたのは所長のお陰でなく(所長のドリフトテクすごすぎw)そういう損得勘定ってことになるんだけど。というか、それくらいのことはすぐに計算できるくらいには仕事できる刑事だよな。部下の方がわかってないし。
とすると神山刑事って単に横暴な刑事じゃないよね。鯖島にとって天敵だっていうだけで。
確かに鯖島に対しても保護司たちに対しても横暴だったけど、それはやり方はともかく仕事に本気だからだっていう前提がないと、後味よくないよなあ。というか元マル暴なんてそんなモンといえばそういう気もするし>乱暴
と思って見返してみると、確かに鯖島に対しては不当逮捕に近いしそれについてはフォローもないけど、理由はともかく文也が下っ端とはいえ犯罪組織の一員で仲間をかばってたってのは神山刑事の言うとおりだったわけで。そして児相のやり方みたいに、本人を信じて見守るっていう前提だとこの事件は解決しなかったんだよね。事件自体も神山がそれほど必死になるくらいには大きな事件なんだし、マル暴返り咲きという目的もあるんだし?
てことでよくよく見ると神山さんはやり方自体は横暴だし強引だけど、単に乱暴なバカ刑事ってわけじゃないぽいというか。ワサビ入りのお茶を何気に西脇さんに回すとか、一応礼儀は心得てるっぽいから、本当に単純に鯖島がバカだからバカなりのあしらいをしてたってことかなあ。当然それが鯖島的には気に入らないってことだろうけど(笑)
ってことで、案外イイ人な神山刑事のこともなんとなくスッキリしたし、今週も面白かった。
だんだん鯖島&城田のコンビとしていい感じにハマってきたところで、あゆみ姐さんが‥‥!
あとお行儀よく新宿鯖を読んでる駿くんは‥‥(笑)