そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

仮面ライダーオーズ#45「映司グリードとWバースとアンクの欲望」

東映 http://www.toei.co.jp/tv/OOO/・テレ朝 http://www.tv-asahi.co.jp/ooo/
脚本:小林靖子 監督:諸田敏
『もっと単純だ。世界を確かに味わえるもの、命だ!』
 
先週あまりにもつまんないといったけど、今週は面白かったし盛り上がった!ああ良かった(笑)
まさか映司もグリード体になるとはなぁー、まあ確かにサブタイには”映司グリード”ってあるけど。
あとやっと出たアンクフル装備とガメルフル装備。ガメルってカッコよかったんだなあ〜今更だけど。模様とかビラビラとかカコイイ!もっと早くに見せて欲しかったよ?
そしてそして、後藤くんが素晴らしくカッコイイですヨ!伊達さんがいなくなってからの後藤くんは素晴らしい!ヽ(゚∀゚)ノ
とか思ってたら伊達さんリターン!Wバース!
『後藤ちゃん、そんな捨て身の戦法、教えた覚えはないけど(ニヤ)』『伊達明リターン』(自分で言うw)とか、ああ伊達さんっぽいなあーと思ってたのに、ガメル相手で敵わないから(大体バースが二体いても所詮ヤミー用だし)やっぱり捨て身の戦法ってことで、後藤くんに『教えた覚えないんじゃないですか!?』と言われて『‥‥邪魔してすいませんでした』もうバカ?(笑)伊達さんが伊達さんすぎて素敵すぎ。いいけど手術したの、まだしてないの?
映司とアンクの関係はやっとここに来て明らかになったよ。というかここに来るまで明らかにならなかったのが問題だと思うし、結局比奈ちゃんですら「どうにも決められない」ってんだから、しょうがないよなあ。まあそれ自体は別にいいんだけど。いいっていうか、もし「仮面ライダー剣」並に第三の選択があれば別だけどってか、あれとこれとは似てるようで全然違うけどさ。
まあ今のところオレの考える第三の選択は前も言ったけど「映司にアンクが同居する」だけどさ。いや本気ですよ、そんな寄生獣エンドでも全然構わんよ(笑)
だって、比奈ちゃんは映司もアンクも選べないけど、結局はどちらかって話かなあ。映司が戻ってきたら信吾も戻って来んじゃね?知世子さん的に映司かアンクってのはそうなんだけど。アンクだけ戻ってきてもそれを比奈ちゃんが許せるかどうかってのはあると思うし。まあその時になって初めて選べないとか言ってる話じゃないってのが実感的になるだけだよね。そこら辺もう比奈ちゃんが判断することじゃないのは、比奈ちゃんも信吾も結局第三者で、当事者の映司でもアンクでもないから‥‥ってことじゃないかと思うんだけど。
そういう意味で、海辺の映司とアンクの殴り合いは二人だけの世界かなあと思うんだよな。や、べつに腐った意味でもなくね。(つーか最近相方が「 (*゚∀゚)=3 ムッハー」という言葉を覚えて、見ててムハムハうるせーのなんのってw)
 
つーか、「殴り合い」っていうのも、アンクの理屈だとグリードには決して手に入れられない「人間の感覚」じゃないかと思うんだけどさ。
クスクシエで久しぶりにアイスを食べて、みんなで楽しく過ごした時間を思い出して、それが自分の欲しかった欲望の形だって思うなら。
でもって、映司は本当は力を欲しがってて、その力をアンクのお陰で手に入れてたことで礼を言うなら、アンクだってもう本当に自分が手に入れたかったものは、映司と同じですでに手に入れてるんだよね。映司の自分探しが今回なら、アンクが同じように映司に礼を言うことが、アンクの自分探しの終着点じゃないのかなあ。
アンクが欲しかったのは命であって、まさに生きている実感だっていうのは、鴻上会長がいう「欲望こそが生きる力だ」ってことと同じだよな。今ふっと思い浮かんだんでウロだけど、前にそんなこと言ってたよなあ。
しかし欲しかったものが「人間」じゃなく「命」だっていうんなら、別に鳥でも犬でもいいと思うんだけどそれじゃダメか?ダメですか(笑)というか欲望を持つのは人間だけだから、だから欲望を満たすってことは人間になりたいってことだよな。
まあこれまで欲望とか言いながら何が欲しかったのかアンク自身よくわかってなかったんであんまり伝わってこなかったけど、実は欲しかったのは「生きている実感だった」ってのは、三浦くんの熱演で十分伝わりました。いやホントにちょっと食い入るように見ちゃったよ、海辺の殴り合い。これのための一年だったんだなあ‥‥そういう意味では見たいものはひとまず見られたよ。
『グリードは生きてさえいないただのモノだ。そのくせ欲望だけは人間以上ときてる。食っても見ても触っても、絶対満たされない欲望。それがどれほどのことかは‥‥』
『わかるよ、ていうかわかった。それでもやる』
『はっ!自分はグリードになってか』
『ああ』
反面、映司はグリード化してグリードの目線を理解して、そこで自分のための欲望を満たすことの重要性を認識するのかと思ったけど、単にアンクと同じ立ち位置に立ってみるっていうだけなのかなあ。まあ同じ立ち位置からじゃないと説得力だってないだろうし、それって信吾の肉体で人間の感覚を味わったアンクと表裏一体だよな。お互いがお互いの立場を肉体的に共有するってのは、相互理解に必要なことだっていう認識で?
でもその結論が映司くんの本当の欲望は何かってことで、それは今叶ってるけど、でもどうやったらそれを持ち続ける事ができるのかってのが問題じゃね?
『俺は‥‥俺は欲しかった、欲しかったはずなのに、諦めて蓋して目の前のことだけを‥‥どんなに遠くても届く俺の腕、力!もっと、もっと!もう叶ってた‥‥お前からもらってたんだ。一度も言ってなかった‥‥アンク、ありがとう‥‥』
ってこのセリフからするに、映司くんの問題点は、欲しいのは力なのに力を持つことをためらってたってことなんじゃないかなあ。

最初はオーズの力を後藤くんにあげてもいいと言ってたくらい執着してなかったのに、途中からは映司が明らかに、今持ってるオーズの力を使うことを欲してるって感じだったからなあ。ただそれを自分で自覚してないから視聴者的には映司が何をしたいのかまったく伝わってこなかったってだけかと思うけど。それについて考えるような展開もなかったし。(だから面白くなかったんだよ、オーズ‥‥)
まあこれで映司が自我を回復したってことになるから、その上で欲望はって話になるんだけど、それも結局今映司が考えてるのは後藤くんや鴻上会長の言ってた自分の欲望を考えることではなく、その力を誰かのために使うことで、それこそが映司の欲望だ‥‥ってことに?
アンクの欲望の終着点が命、つまり肉体という形あるものだっていうことと比べると、映司の欲望は観念的というか行動の結果ってことになるのかな。
コアを破壊することが出来る紫のメダルをどうするのか、ドクターが映司くんにメダル2枚追加して映司くんはグリードになりかかってるけど、それはつまりその欲望がより強力になるってことだよね?結局どうなるんだろ、最後は?というか本来なら、それを自覚したその先が見たかったんだよな。仮面ライダーの物語としては。自分の意志でオーズの力を使う映司っていうか。
てことはやっぱり555に似てるのかなあ、この話。まあ555は自覚したその先がちゃんとあったけどさ。(注:ここら辺コメレスに書いちゃった↓んで掘り下げたい方はそちらを)
 
ドクターがグリードになってる時キヨちゃんは一体?(笑)いきなりはじき飛ばされて久しぶりにドクターの動転する姿が見られたけど、キヨちゃん、眉毛が!(笑)どゆこと?キヨちゃんグリード化?w ←コメント欄よりタレコミ。北斗神拳奥義「北斗有情拳」らしいです、さすが東映www
あとコアメダルにも意思の入ったメダルとそうでないメダルがあるってのは、まあ成り行きからわかっちゃいたけど、明言されたのは今回初めてだよなあ?まあ別にいいんですけどね(^_^;)そして後藤くんが何の躊躇もせずにガメルが作ったメダルの塊を使ったけど、あれ人間だよな‥‥元に戻れるんだろか?
ガメル消滅はちょっと可哀想だったな、カザリやメズールよりも。やっぱりピュアさは大切だね。ガメル‥‥(/_;)
里中ちゃんは今回もカッコよかった。あのMINIいいなあ。
 
予告。
あ、一応映司くん元に戻ってる。よかったよかった。