そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

バラ色の聖戦〜#6(終)

http://www.tv-asahi.co.jp/barasen/news/cur/index.html
脚本:旺季志ずか 演出:麻生学
 
全6回なせいか展開早すぎるなあという気がしなくもないけど(特にモデルになってからそれが銀行にバレるまで)、延々と紗良さんの意地悪を見せられたり、敦司の無理解に(#`Д´)キーってなったりしても気分が悪いだけなんで(あとどうやっても結論は同じだしw)、まあこのネタならこれくらいがちょうどいいのかな。
というか毎回普通にすごく面白かったー。
話は王道のベタなパターンだけど、見終わってみると「プラダを着た悪魔」的な爽快スポコンファッション業界ものとしての王道かなと思ったり。
まああれで真琴がモデル選ばなきゃ嘘だろって思うしなあ。というかあんな旧態依然の女は家にな考え方の旦那と結婚生活ってどうよって思うし。いや男性の考え方が旧態依然なのがいいとか悪いとか、女性の独立や自己実現がどうとかじゃなくて、真琴が言ったように「三木敦司の妻は誰でもいい」ってことが問題なんだと思う。オレもそんな男はヤダ。
だって、敦司の言うことはそれはそれでわかるもん。奥さんにはサポートとフォローに徹して欲しいっていう。自分が家のことを手伝う理由があると思えないと言い張るとか、わかるけど、奥さんのルックスとか中身とか、そういうことがすべてどうでもいいって云うならその人が奥さんである必然性ってないじゃんていう。子育てマシーンか。
まあ世の中のそういうことが当たり前だと思ってる奥さんたちにはそうじゃないってこと気がついて欲しいけど、そこで「自分が必要とされてる」とか「妻としての責任を果たすべきだ」なんてことを真琴が考えなくてよかったよ。せっかくの才能があるなら生かさないと。
お母さんとしての責任はまた別の話っつか離婚したって母親は母親だしな。子供だってモデルとしていきいきと働いてるお母さんのほうがいいに決まってるよ。たぶん。
まあだから真琴があんあワカランチンな旦那と意地悪なモデルのライバルの間で、仕事と家庭を両立させようとして苦しんでるとこを延々と見せられなかったのは逆に良かったんだけどさ(笑)むしろ展開早くてスッキリw
話はベタだけど演出は今回は特に良かったような。
特に真琴がモデルに戻るかどうか悩んでる時に、娘ちゃんが「モデルやってるお母さんがカッコいいもん」とか言ったところで、ちょうど後押しするように信号が赤から歩けの青になるとことか、ちょっとシビレタね!あそこの演出超上手いー!間も絶妙だったし。
あと真琴を説得にきたまどか社長の表情とかで無理を言わない社長の気持ちとかを丁寧に見せてて、まあ展開として素直にはいとは言わないのはわかってても、ちょっと寂しそうな社長にグッと来たり。
展開的には最終回でガーって感じだったけどあんまりバタバタしてなくて、スマートっだったしなー。
クライマックスの真琴のソロ3分間はまた恥ずかしいくらいにベタなんだけど、たぶんやっぱりカット割りとかタイミングが上手いのかなあ、無用に長いという感じと、それを何とかもたせてるって感じを劇中とドラマのメタ視点から上手いことシンクロさせててやっぱり絶妙。いやホントいうと長いと感じるんだけど、その微妙なじれったさこそあのシーンの真琴の焦りなのかなと思うと、やたら時間が長く感じるって意味で真琴の状況に共感してるってことだと思うのよ。
いやほんとにどうやって真琴が勝つって方向に持っていくのかなあと思ってたから、ああそうきたかと(笑)あれだと勝ち負けでいったら完全に真琴の勝ちで、紗良ってばいい気味と思わんでもないけど、紗良の異常な上昇志向もお母さんがああだとねえ‥‥あれはお母さん精神的にまずいよね。そう思うと紗良さんむしろ被害者。そんなにお母さんが好きか。というかお母さんの方が病気だから、紗良さんの方から切らないとなあ。早く母親から独り立ちすればいいのに‥‥このあとどうなるんだろ。
真琴は無事w旦那も考えを変えないし離婚もすんなりみたいだから、これでめでたく浅野さんとくっつけばいいと思うよ(笑)
どんなに奥さんがキレイで生き生きと仕事してても、そんなことに何の価値も見出さないような人が結婚で幸せになれるとは思えないんだけどなあ。というか敦司の望む家庭のシアワセって、何もかも順調に上手くいってこそだから、どっかでつまずいたら絶対ダメになるに決まってるよ。むしろあんな20年後にはならないと思う。早く離れて正解。
いやそんなことはドラマとは関係ないけど、そういうことを考えさせられるお話だったなあーと(笑)
最後の衣装もゴージャスで、みんなもうウエスト超細いしスタイルいいし、目の保養だった。
まあたまたま平凡な主婦に実は人より強い負けん気が眠っててルックスも痩せたらモデル並みで(というか吹石一恵だもんなー)、たまたまプロのカメラマンに声をかけられ‥‥なんていうドリームはないと思うから夢は見られないけど(どうやったらそんなドリームが見られるんじゃい)、それなり真琴には共感できて楽しかった!
GLAMOROUS編集部の森本くんは結局最初だけかー(^_^;)今回は結構出るかなーと思ってたんだけどなー残念。