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脚本：坂口理子・山崎宇子 演出：石井祐介
香里奈と吉高と大島優子ってどうなんだろと思ってたけど、意外とありじゃね？
ていうか、日本版セックス・アンド・ザ・シティなのかよ（笑）*1 しかもさらに結婚してる稲森も追加なの？
まあなんとなくこのまま恋愛氷河期の女子たちの生態をぶっちゃけてったらそうなりそうな気はしなくもないな。昔やっぱり日本版SATCという触れ込みで「恋は戦い！」とゆードラマがあったけど、オシャレな部分じゃなくぶっちゃけ部分をメインにするならそのほうがそれっぽい気はするかなあ。あれが受けたのはオシャレ部分よりもそういうぶっちゃけ部分だしな。それに日本のドラマでオシャレを頑張り過ぎると痛々しくなるしなあ。これの等身大な発想のオシャレテクはいいかも。
このドラマで上手かったのはたぶん、彼女たちを演劇部の先輩後輩にしたことじゃないかなあ。いやイメージだけど、先輩後輩の区別はあっても立場として同列になりがちだし、そもそも何かしら我が強いキャラが立ってるから、殴り合いのケンカしてもそれなりに納得できると云うか。普通に部活の先輩後輩だとか会社の同僚とか単なる友達だと、あの濃さはちょっとでない気がするし。
あと香里奈をガテン系にしたのはさすがフジはわかってると云うか（笑）、香里奈はやっぱりガテンな仕事してる時のほうがオシャレに見えるんだよな。
香里奈って微妙なとこで山口智子みたいに突き抜けてない、女であることに未練があるようなジメっぽさがある柄のイメージから、オレ基準ではカッコイイとか男らしいじゃないんだけど、これの藤井も中途半端に男っぽくて、でも元がいいから得してる‥‥って風に見えるのがいいし、案の定さっそく咲（吉高由里子）に突っ込まれてなじられてるから、そこをついてくるならOKというか（苦笑）
吉高も天然不思議系じゃなく我が強い勝手気ままキャラで、でもわかっててカワイこぶってるしたたかキャラってとこがいいよ。でもカワイイんだけどな、吉高だから（笑）香里奈が羨ましいとか贅沢すぎだよｗ
でもってAKBの大島があの髪型だと絶妙に可愛く見えなくて、しかもバージンで奥手ってのもまあ演劇やってる子にありがちっぽいというか（イメージ）、まあ普通その場合もっともっさいオタク系だと思うんだけどどうなんだろ。
というメイン3人のキャラ設定が、演劇部ありきだから納得できるようにはなってると思う。
雰囲気的にはなんとなくロンバケくらいの月９を思い出したんだけど（あの羨ましすぎる借家のせいか？）、演出とかもちょっとオシャレっぽく凝ってると云うか面白いことはやってるんで、あんまりジメジメしなさそうだしなんとなく視聴続行。
彼女らの悩みは深刻なんだろうけど、この軽さはいいかな。ネタがネタだけにドラマとしてどこが落とし所なのかは気になるし。
今回の話的には藤井の「親友」の田中圭が他の女と（しかも知り合い）結婚するっていったとこで、とにかく藤井が気の毒すぎて笑っちゃったよ（笑）いや笑っちゃいかんよな、これに同情するｗｗｗとかいって笑うってだけでなんかすごく上から目線で申し訳ない気分になった（笑）でも相手が田中圭だって云うだけでそうなっても不思議じゃない雰囲気を醸し出してて、ひょっとして「親友」とくっつくかくっつかないかって話なのと思った期待を軽く裏切られたというか予想通りと云うか、そういう意味で初回で一番ウケた展開であった。キャスティング、当て書きかよｗ
あと女子力の高さってのはそういうことさ‥‥的なものもはっきりわかるようになってるしなｗ 藤井、可哀想すぎ（^_^;）
とりあえず、香里奈が誰とくっつくのか、それともくっつかないのかってのがメインなのかなあ？SATCってことは表面的には「恋愛したい」だけど、それよりも女同士のやり取りメインなのかな？納得できる理由で毎回叩き合いとかあるならそれなり楽しいかも。要するになんとなく〜な当たり障りないガールズトークな癒し系ドラマじゃなく、そういう濃ゆい人間関係の話が見たいってことなんだけど。この3人の取り合わせの悪い感じな組み合わせならそれが期待できそう（笑）
あと咲（吉高）と白石さん（萩原聖人）がタクシーに乗り合わせととこで、咲の二次面接の連絡がキタとことかは、なんとなくそこに居合わせたことがうれしくなる気分てのは感じられてよかったかな。そこが絡む展開かーってのがなんとなく説得力みたいな？それから処女NGの木崎さんと茉子がどうなるのか‥‥とか、一応いろいろ気にはなるな。
あ、ロンバケと思ったけど、画面に文字演出とか誕生日にフラれるとか一軒家で共同生活とか男友達が親友とか、どっちかというとやっぱり山口智子の「29歳のクリスマス」かなあ。タイピング文字はSATCまんまだけど。あれ書いてるのは咲なのかなあ。
*1:香里奈×吉高×AKB48大島、新“月9”で日本版『セックスアンドザシティ』 http://beauty.oricon.co.jp/news/2001211/full/
