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海賊戦隊ゴーカイジャー#37「最強の決戦機」

東映 http://www.toei.co.jp/tv/go-kai/index.html テレ朝 http://www.tv-asahi.co.jp/go-kai/
脚本:下山健人 監督:渡辺勝也
『どう思おうがお前の勝手だがな、守ってねえし、守れてもいねえ』
 
マッハルコン、いいところに気がついたなあ。確かにゴーカイジャーの大いなる力もあってもいいもんな。
そしていきなり殿下にスポット当たりすぎて、死亡フラグのような気がしてなりませんよ!
てかさ、 殿下はやればできる子〜ヽ(´∀`)ノ という感想書こうと思ったのに、オレのマーベラス愛が過剰すぎて、なんかいろいろ頭グルグル考えすぎちゃったよ。ちょっと思いついちゃったんでまじめな話をするぜ。
あと3ヶ月ってとこで結構ハードになりそうな予感?海賊戦隊として地球を守ってる?守ってない?と、お話的にかなり掘り下げてきたけど、そこら辺のことを戦隊って今まで意外と触れたことなかったよな?
基本的に一部を除いては(ボウケンジャーとか)侵略してくる敵を倒して撃退するのが毎週の展開で、その延長線上に敵を倒すってのはあるけど、もし負けたらどうなるのかってあんま考えたことなかったような。いや負けたら終わりなんだけど、その「負けること」の意味と云うかさ。

 マベ『鎧…、お前の言うザンギャックから地球を守るってのはこういうことだったのか』
 鎧 『もちろんですよ!現れる敵をバッタバッタとなぎ倒し‥‥ていうか、じゃあ逆に聞きますけど、マーベラスさんの守るってどういうことなんですか?』

そりゃ戦隊オタクの鎧だからこそ、戦隊の使命は「敵と戦って地球を守る」ということだと思っちゃうよな。オレもそう思ってたよ!
でもマーベラスは一度その帝国と戦って負けた人間で、他のメンバーも負けた結果あそこにいるってことだよね。
ただ彼ら海賊の状況として、目的は宇宙最大のお宝であって「復讐のために戦ってたわけじゃない」ってのがやっぱポイントなんだと思うけど、逆に言えばレンジャーキーを集めることが目的であっても、もともとレジェンド大戦やスーパー戦隊とは関係ない思惑で地球にやってきたというのがあったから、見てる視聴者が今までそれを意識しない・問題にしてなかった‥‥という計算なら、それはそれでスゴイ、今回の戦隊はよく考えてるなーと思ったよ?
あ、レンジャーキーを集めてたアカレッドの思惑はまた別だけどさ。ひょっとしたらマーベラスに本当のことを言わないで「宇宙最大のお宝だ」と騙ってた可能性はあるし。
 
うーんとさ、少なくもマーベラスの目的は「宇宙最大のお宝」を手に入れることで、それがどんなもので、手に入れてどうするつもりなのか‥‥というのは未だ語られてないから、もしかしてその望みの中に「ザンギャックをやっつける」とか「宇宙の平和を取り戻す」とかあるのかもしれないけど、少なくとも地球に来るまでにやってたことは帝国に対して些細な略奪行為をしたり、反勢力がいたら手を貸したり、何でもいいから帝国に一泡吹かせてやるぜ!程度のことで、それはそれで絶対勝てる確証がない海賊たちの目的としては十分にあり得ると思うんだよ。
でもそれ自体が現状では帝国にかなわないと認めてるわけで、そういうことをして本当に楽しいかといえば、そうじゃないと思うんだよな。マーベラスにしても他のメンバーにしても。
守っても、守れてもないと言われて不満そうな鎧にジョーが言ったように、

『ザンギャックに連戦連勝していた赤き海賊団も、最終的にはザンギャックに負けたんだ。ルカやハカセやアイムの星も同じだ。今までザンギャックと戦って勝ったやつは誰もいない。だから、ザンギャックから地球を守るっていうのは宇宙最大のお宝を見つけるのと同じくらい難しいかもしれない』

ってのを考えると、マーベラスが進んで地球を守ろうとしなかったのは、実は相当慎重だからだよね。宇宙一の勢力を誇る帝国に負けるということの意味がわかってるからというか、地球に来て成り行きというか結果として守ることになってんだけど、だからといってマーベラスが「自発的に地球を守ってるわけではない」のは、深読みするとそこまで他所の星に責任持てないからだってことになるし。
鎧は確かに地球人だから地球を守らなきゃいけないという立場だけど、海賊たちは違うし、しかもそこで負けたらどうなるのか‥‥という意味では、軽々しくそういうことを言わなかったマーベラスの信念と責任感こそ大したもんだと言わざるをえないと云うか。ある意味通りすがりの宇宙人が地球の危機を見て、見返りなしに自ら進んで助けてくれました‥‥なんてのは、非現実的だしな。
まあ鎧が改めて「宇宙海賊団が地球を守るということ」について考えざるを得ないのと同じように、オレらもこれは押さえとくべきなのか?と思ったと云うか。だって鎧は「オレたち」だからさ。
 
つーことで、今回は殿下の話ですよ!一応ジョーとバリゾーグ=シド先輩の話でもあるんだけどさ。
やっと出てきた皇帝陛下の名前がアクドス・ギルって、いかにもな感じすぎw
そして殿下の本心がチラ見えというおいしい展開だし。
馬鹿息子なのは本当だろうけど、実際皇帝とその側近にそこまで侮られていたということをなんかリアルに見せられた感じというか、これって銀英伝じゃないよね?(笑)
偉大なる皇帝陛下と馬鹿息子だと思われてる殿下と一番頼りになる側近ダマラス、そして殿下のに忠誠を誓うように洗脳されたはずのサイボーグ・バリゾーグの関係性が、あの数分のシーンで全部まるっと丸わかり。

『常軌でもなんでも逸しているさ!俺をなめるなよダマラス。お前は俺を無能な馬鹿息子だと思っているのだろう。』
『見え透いたウソを。俺が何も知らないとでも思っているのか?』
『今までお前の芝居にも付き合ってきたが、グレートワルズがある以上、我慢もこれまでだ!』
『誰もが父に似ぬ馬鹿息子と思っていただろう‥‥俺は独りだ。お前がいなければな。俺はダマラスや父上の重心どもの鼻を明かしたい。お前は俺についてきてくれるな?』

こうなると殿下のあの今までの傍若無人の理由が、ものすごく腑に落ちるというか。殿下はただの馬鹿息子じゃなかった!でもバリゾーグは洗脳されてるから忠誠を誓ってるだけだと思うけどさ、殿下(^_^;)
まあ出来ればそのスーパー戦隊もいなくてダマラスでも簡単に征服できるだろう地球を、そのダマラスを補佐に殿下に任せることが、息子を思う父のイイ話‥‥ならいいなあと思わざるを得ませんよ。殿下のために!
いやでも殿下の計画立案能力はそれなり優れてるんだよな。ただ詰めが甘いのと油断するのと本気でマヌケなのと、その上海賊たちが予想以上に強かった‥‥ってことなんだよな。半分は自己責任、半分は運が悪かったと。実際行動隊長たち自体、強さはともかく相当マヌケだしな(笑)
それに比べるとたしかに皇帝の親衛隊のドゴーミンたちは強いよなー。行動隊長なんか目じゃないよ!ああいう兵士をギガントホースにももっとおけばいいのに。
そしてグレートワルズ!強い!強すぎる!見た目はガンメン(@グレンラガン)みたいだけど!
ダマラスは誰でもといったけど、殿下の操縦能力メチャクチャ高くね?ホントにあれに乗ったら誰でもあのくらい戦えるの?殿下だから豪獣ゴーカイオーを翻弄して撃退できたんじゃないの?あまりにも強かったよ、マーベラスが諦めるくらいに。つか、マーベラス諦めるの早すぎ!
『本気の俺を、止められると思うなよ!』殿下カッコイー!ついでにダマラスに言った『お前は沈黙と共に見ていろ!』の言い回しもカッコよすぎる!今までの無能・小物ぶりを補って余りあるくらい!本当は殿下はやればできる子だったんだね! (´Д⊂ヽ
 
んで、ジョーさんはバリゾーグと対戦。うっかりバリゾーグが爆発に巻き込まれて記憶を取り戻すんじゃないかと思ってハラハラしたよ。そんな安い展開はノーサンキューだぜ!
拳で語り合う?剣で語り合うのか?なんかもう超熱すぎて気が遠くなるよ!これは次回に決着つくのか、楽しみすぎる!
アクションも正統派にものすごい気合入ってた!ゴーカイブルーがクルクルと回るなんて‥‥おっしーがあんなに動いてるのってなんか新鮮! (*゚∀゚)=3 ムッハー 本当にゴーカイジャーって急にアクションのレベル上がったよな。動いてなんぼの海賊たちのキャラもあるんだろうけど、とにかく見てて爽快!
ほかの5人も、海賊とドゴーミンの軽口も良かったし、豪快チェンジはまさかの変化球。イレギュラーキャラ勢ぞろいだし!ズバーンが!(笑)や、あの黒騎士は誰だ?と思ったけどジョーがいないから青いシグナルマンがハカセで、緑と黒の黒騎士が鎧かーと、判別するのに少々時間がw
そして面白がって「ズンズン」連呼のルカにドゴーミンが「ふざけてるのか、ドゴー!」って、どっちが?語尾に「ドゴー」つける奴らがそれいうか?(笑)細かいとこでネタかよw
とにかく、殿下はよくやったよ!ギガントホースの幹部の皆さん、こんどこそ殿下を褒めてあげてよ!
 
予告。
ギャース!!!シド先輩ーっ!!!!!Σ(゚Д゚;
アカレッド
なんかセリフが意味深すぎる!