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海賊戦隊ゴーカイジャー#46「ヒーロー合格」

東映 http://www.toei.co.jp/tv/go-kai/index.html テレ朝 http://www.tv-asahi.co.jp/go-kai/
脚本:香村純子 監督:坂本太郎
『俺は悪いやつに騙されまいとして、もっと大事なこと、人を信じる事をおろそかにしていた!』
 
いやでもニンジャマンさんはそれくらい慎重な方がいいと思うよ?(笑)スマンで済むならだけどw
あまりにもありがちな、敵の作戦で仲間割れという超ベタなお話なのに王道ストレートなものを王道にやりきって逆に感動するよ(笑)というかそれ自体、本当に何度も言うけどここまでのマーベラスたちの信頼と絆の積み重ねなんだよなあ。ああ本当に面白いなあ!
今までも捨て回まったくないし、レジェンド回だから話自体は簡単だけど、そこを丁寧にやるからこそ全体が面白くなるんだよなあ〜。やっぱりベタな王道大事!

なので話自体はジュジュに操られてるハカセと鎧の争いにアイムが割って入って止めるという話で、それ自体は前フリの訓練の流れなんだけど、ニンジャマンの訓練には付き合わないマベ・ジョー・ルカがやる気がないとか冷たいとかでなく、信頼してるからこそっていう展開。
でもそれ自体今まで何度もやってるんだけど、やっぱりパシッと決まると気持ちいいよな!
もちろんハカセと鎧がおかしいことに疑問を抱かないマーベラスたちじゃないだろうってのはわかってても(ああいういつもと変わらなさもいつものことだと思っても)、よく見るとちゃんとルカが言いかけてんだよな。慌てん坊なニンジャマンが聞いてないだけで(笑)
それにしても、いきなり仲間がどつき合いしはじめても慌てず動ぜずなマーベラスカックいー!つか一番慌ててるのがハカセに肉取られた時って、マーベラスすぎて笑う(笑)
だからベタな展開として、おかしくなったハカセと鎧が戦ってるとこにアイムが身を呈して止めに入って、ニンジャマンがオロオロ見てて、ハカセと鎧が自らの正義の心で自己解決ってのも、ありがちすぎる定番展開のはずなんだけど、そこの説得力としてアイムのいうことが説得力ありすぎるんだよねえ。
アイムいわく「ハカセさんは誰よりも優しい人」だからハカセは『僕は仲間を傷つけたくなんかない‥‥』で目覚めるし、「誰よりも人の幸せを考える人」な鎧は『俺の腕はこんなことをするためにあるんじゃない‥‥』(←言ってること超カッコイー!)で気がつくという、ちょっとした感動シーン。
つーかハカセと鎧は、変身後もだけど生身のアイムに相当酷いことしてるんだから、膝枕で眠るより先にアイムに謝れw
ところでここのシーン、戦ってるあいだは薄曇りだったのに、ハカセと鎧が目覚めるとともにすごくいい天気で夕日が眩しくていいシーンになってるんだけど、これ狙ったんだよなあ‥‥と思ってたら、後半のスーツアクションときもそうなんだよな。
アイムとハカセと鎧が合流して、操るというより悪意を増大させてたっていう呪いだから気合で破ったってことだけど、ハカセにしても鎧にしても前半の「気持ち」描写があるからこれも納得で、
 鎧『人の心ってのは、悪意だけでできてるわけじゃないんだよ!』
 ハカセ『良い心と悪い心、最後にどっちが勝つかは自分次第だ!』
ときて、アイムの『あなたを倒して、人々を苦しみから開放します!』が最高に盛り上がるよなあ! (*゚∀゚)=3 ムッハー というかこれ、ちゃんとアイムが街の現状と仲間の様子が変だってことを見てるっからってのが大事なんだと思うんだけどさ。

んでそこで超盛り上がったとこで名乗りで爆発で、いきなりスカっと晴れてんだもんな(笑)劇中で二回もってのは明らかに演出で狙ったんだよなあ(笑)普通に考えてロケ撮影が面倒くさいはずだけど、それをやるっていうその入れ込みようがやっぱりどんだけ気合はいってるかというね。ほんと、気持ちいいよな!
あとまあ、前半でアイムが仲間がおかしいってのは敵に何かされたからだって言ってるから、合流してマーベラスたちのことは面倒くさいことなしにそういうことで済ませてるのもいい。しかもニンジャマンうぜー感もありあり(笑)
当然カクレンジャーで戦うけど、リーダーの鶴姫の白が、王女で今回重要ポジションだったアイム担当だってのもなにげに気が利いてるよね。ちゃんと視聴者が忘れないように鎧が「王女だからってなんぼのもんじゃい」とか言ってたしw
まあその一区切りのとこで街の人たちの描写も入るし、ゴーカイジャーはそういとこ忘れないよな。でもあれ、相当犯罪な人いそうだけど、ちゃんと海賊たちは世間に対してザンギャックのせいだってフォローしてくれてんだろか?鎧あたりがちゃんとフォローしてくれればいいんだけど(笑)
当然カクレンジャーの大いなる力も‥‥ってとこで、実はそれはニンジャマン自身だったっていうお間抜けさもおかしいし、自分でわかってなかったってのも最後までニンジャマンさんはうっかり屋の慌てんぼうすぎるよ(笑)というかニンジャマンって強いの?w
そういや、鎧は我を忘れてる時は完全関西弁か(笑)中の人的にはそうなんだろうけど、鎧って転校設定ありだから、たぶん大阪あたりに結構長くいたんだろうなあとか思うとそれはそれで微笑ましいw しかもハカセからはキモオタ呼ばわりされるしw
ところで次の展開はバスコだってのはともかく、ザンギャックはまだ動かないってこと?そもそも、今回の一連の話でザンギャックって滅びるのかなあ?侵略されて植民地化してる人たちはともかく、帝国がなきゃないで困る人たちもたくさんいそうだけど‥‥圧政が悪いだけだよな?
 
予告。
EDの映画映像、ガレオンが浮かぶ夜景ショットにむやみにコーフン!(笑)
そして信頼の話をやったあとで、裏切り上等のバスコとサリーで何かを手に入れるためには何かを捨てる話で、裏切られた?サリーを信用するかどうかって話とは、やっぱり構成に気遣いが行き届き過ぎてる!