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脚本：池上純哉 演出：猪原達三
「検証捜査官」ってのはホントにあるの？架空のお仕事？そこら辺がよくわかんないけど、テレ朝のこの枠のこの手のドラマは結構堅実だね。普通に面白かったわー。
観月ありさがこの枠にいるってのも、なんかすごく珍しいような気はするけど。つーかありさ、35歳に思えん。美しいなあ！ｗ
でもってエンケンさんと松重さんを同時投入とか、オジサン分も多すぎる。そして五十嵐隼士とか、草なぎドラマにもそれなりの役どころで出てるはずの田辺とか眞島秀和とか、メンツ的にはオレ好みのいいメンツ。鶴太郎もこの役はいいな。
そして初っ端から容疑者が浪岡かよ！（笑）もう浪岡は便利に使われすぎじゃね？ｗ まあ今回は犯人だけど微妙に犯人じゃないというか、部分的には殺人の片棒担がされた被害者だよな。減刑はされんのだろか。（でも放火は罪が重いんだよねえ）
「ストロベリーナイト」とか見たあとじゃ、捜査に予断は入れるなってのが頭の端でチラチラ気にはなるくらいに晶（観月ありさ）の捜査は想像入りすぎ、閃きと想像から「答え」を導き過ぎな気もするけど、晶が切れ者だってことと、事件を検証する話としてそういう話だからってことでいいかな。
というか、たとえ犯罪モノのフィクションであっても、「人を殺す理由」としてそこまでの感情があるならいいかと思わせるようなお話だったと思う。個人的なことですが、オレ最近コメディ以外で本当にどうでもいいような理由で人が殺される事件犯罪ものって、それだけで見る気持ちが萎えるんだよな。だからこの高岡早紀の説得力は良かった。
高岡早紀（面倒くさいからキャスト名で）は犯罪を犯したけどそれなり納得してるし救われてるし、浪岡も罪に問われたけど子供は助かり、それを知ってたのか知らなかったのか（ここだけ曖昧だなあ）、とにかくそれによって子供は手術が受けられて悲しまずに済んだ小沢真珠は、手術が成功したからこそれを返すと言えるわけだし、結果として犯さなくていい罪を犯した人間は相応の報いを受けてる悲劇だけど、納得してるならいいんじゃないかなという話かなあ。本当はそんな犯罪に関わらないのが一番だけど。
1話目がこれくらいのレベルならオリジナルでも楽しめるような気はするな。そんなめんどくさい話じゃないし。
