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脚本：岡芳郎 演出：竹園元
元お笑いコンビの片割れ役にアリキリの石井を持ってくるというさすがなキャスティング（笑）
あとは柄本時生と山田悠介＠ウヴァさん。時生はオタクだし山田くんはほぼ死体だけどさ（^_^;）
今回の話は面白かったけど捻りすぎじゃね？誘拐事件が２つ重なったのはともかく、その犯人が昏睡状態ってやりすぎすぎじゃね？とか思ったけど、でも面白かった！やっとエンジンかかってきたのかな。人情要素も適度に入ってるし、展開が予想しづらいって意味では意表をつかれたけど、話は分かりやすかったし。
実質事件２つ半くらいで内容的には相変わらず濃かった。
イタリアンのシェフを目指すも泉田（石井正則）のレストランで不採用になっていろいろあって思いつめた塚本（山田悠介）が泉田の息子を病気だと知らずに誘拐し身代金要求、泉田はレストランがうまくいってない＆身代金が払えない＆離婚調停中ってことで知り合いの応援してくれてた老婦人の犬をさらって身代金要求＆自分でそれを運ぶ→塚田に身代金支払い、金を受け取った塚田はたまたまムシャクシャしてたオタクの津久見に突き飛ばされ意識不明の重体、泉田の息子は監禁されたまま‥‥という何重の事件だこれ？みたいな。
しかも泉田と老婦人の話もエエ話で、塚本が金が必要だったのは癌の母親の治療費のため。泉田が自分の正当性を主張するのはプライド故だけど、そういうこっちゃないだろうというおなじみの安積さんの説教タイムも安定してるよｗ
そして沙緒里と小池が相変わらずおバカコンビっぽいけど、それぞれおバカキャラだけど組んでるのが安積と尾崎という切れ者なので、ちゃんとバカも使いようになってるし、二人のおバカで軽いとこが劇中的にマイナスにはなってない（お荷物要素でない）ってとこで視聴的にも負担なしね。
まあ沙緒里の犬アレルギーが重要な手がかりにってとこは自分で気がつけよとか思うし、小池がいきなり新潟に行くっていったのも理由はわかってたけどちゃんと想像以上の成果はあげて最終的な事件解決に結びついたし、ちゃんと見てたらすごく面白い展開だった。そんなことがありえないとかありえるとかは抜きで（笑）きっと事実は奇なりなんだよｗ
泉田の動機の身勝手さは指摘するけど追求はせず、通りすがりのオタク大学生・津久見のやったことの悪びれなさに突っ込むというのもなんか妙に上手いんだよなあ（笑）塚本が死ななくてよかったから適度に痛い目あってるだろうけど、そんなことで死んだら相当後味悪いよな。
あとまあどうでもいいけど時生のオタクファッションがまさにオタクだった（笑）オタクが好む赤のチェックシャツはたぶんもっと柄は大きいタイプだと思うけど。 *1
つーかさ、捜査一課のおこぼれ事件といいながら、これ結果として相当デカイ事件じゃないかなあ？うっかりしたら死亡者２人で、下手したら未解決事件だよ？引退芸人が関わってるってことでマスコミも大騒ぎしそうなネタだし。そういう意味でも面白かった。
毎回これくらいだったらいいなあ。
*1:こないだなぜオタクは赤のチェックシャツを好むのかという記事を読んだばかりだったんで。自己主張と目立たなさが適度に共存してるから‥‥らしいけど、ホントのところはどうなんだ？ｗ
