そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

平清盛#18「誕生、後白河亭」

http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/
脚本:藤本有紀 演出:柴田岳志
 
いくら後白河帝の誕生まで一気に持って行きたかったにしても、その最後はあまりにもビックリしたしイミフだよ。そういうとこが脚本上演出上まずいんじゃねーの?
崇徳院がぶっ倒れて雅仁が後白河になる経緯は次週!来週もよろしくね!ってことだろうけど、そういうキワモノ的な引きの演出いらないから。マジで。ごく普通に今回の話をきっちり終わらせてくださいよ‥‥ (∋_∈)
せっかくいろいろお話としては面白かったのに、その余韻に浸るまもなく後白河帝ショックとか、やりすぎだよなーと思う。ちょっと残念。「誕生〜」は次回のサブタイでいいじゃんよ。てk次回は次回で鳥羽法皇がご退場なわけか。忙しいのう。
まあ今回の話は清盛たち平氏の武士たちが、この波乱の時に立場上どういうポジションをキープするかどうかの瀬戸際だってことだろうけど(家族会議が微笑ましいw)、清盛がいま誰に対してそれぞれどう思ってるのかってのがちょい分かりにくいよ。
崇徳院に対して過去に言った「面白きこと〜」云々はともかく、「武士が変わった」んならそれでもいいけど、そう言ったことを忘れてるかのようなあの態度はどうかと‥‥(^_^;)いや、オレはそう見えたんだけどさ。

今後の大変にわかりにくい保元の乱に向けて、誰と誰が対立しててどこが反目してるというのは、ただでさえ同じ名字で似た名前の人たちが多いこの時代だからこそ、もうちょっと説明して欲しいんだよな。詠んだ歌をスーパーで流すくらいなら、その時々の関係図はいちいち図解してくれてもいいくらいだよ。風林火山だって、ちゃんとわかりにくい戦国のその時々の勢力図や場所の位置関係の解説図とか入れてたじゃん。
あと説明不足ってとこではこれも最初から言ってるけど、何かあったときはいちいち年号入れて清盛の年くらい教えてくれて、どこかに行ったときは場所くらい説明して欲しいんだよな。
清盛が生まれたのは1181年だと覚えてるからかろうじて他の人も逆算できるけど、ってそういう意味では清盛さんもそろそろいい年だからまさに時代はこれからだと思うけどさ。(たしか今36歳)
えーとだから、「美濃国」と言われて岐阜だとすぐ出てくる人間ばかりじゃねーぞってことだよ。(てかオレですらうっかり愛知だと思った。愛知は尾張だよ)どっちにしても今の区分じゃないんだから場所くらいだしてもいいんじゃね?京都近郊ってわけじゃないんだし、そんな遠くにって信西さんがいうくらいなんだからさ。
しかもそこに祇園女御松田聖子再び)いうるとか、知ってて行ったわけじゃないよなあ?なんでそこにいるんだという‥‥。そして雅仁さんは何の妖かしに導かれて祗園女御のところに?八百万の神々(千と千尋的なw)か、狐か?世にも奇妙な世界に迷い込んだのかと思ったよ(笑)
いやそこは不思議っぽくて面白かったから別にいいんだけど、とにかく話自体は面白くてもあまりに説明不足過ぎると思うんだけどなあ。
これ、dボタン押したら頼朝さんがワイプ画面で出てきてすぐさま解説してくれるとかないんだろか?(笑)
まあともあれ、雅仁と祇園女御が出会ったーで、なんかやる気になって、清盛と妙なところで意気投合ってことか?
そして近衛天皇が亡くなって、後継者の話になった時に頼長さんがそこに加われなかったのはそういう理由かってのはともかく(あとそれが後々どういうふうに痛手だったのか説明してほしい)それが信西さんの差金で、しかもせっかく鳥羽法皇が崇徳帝に実権を譲って仲直りする気になってたのに、また信西が‥‥
そこは頼長も〜だけど、このドラマの流れの場合、清盛が雅仁のとこで引っかからなかったら(あれってあの話し合いの場に行こうとしてたんだよね?)鳥羽法皇の決定を支持したろうに、間が悪い時ってそうなるのかなあと。
まあつまり、朝廷内でゴタゴタやってても清盛としてはどっちかについても立場が弱くなってポイされたら終わりだから、どっちもと仲良くしとこう、そのための手間は惜しまぬ、それくらい今の平氏なら立場強いから〜って心づもりだったんだよな。ある意味薩摩と長州の手を組ませた龍馬さんなのかと思ったらそこまで行き着かなかったってのも‥‥(^_^;)
とにかくどっちかについとこうという源氏とは対照的なわけね。それが今の平氏と源氏の実力の差なわけね。
まあとりあえずそんなとこでいいや。とにかくその最後の次回への引きはどうかと思うってことで。本当〜に、その引きはいらないと思う。