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平清盛#20「前夜の決断」

http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/
脚本:藤本有紀 演出:佐々木善春
 
いーやー、まさに「これから楽しい戦の時間の始まりだ!」キャー義朝さま〜!(≧▽≦)(@玉木→千秋様w)って感じのワクワクする展開だったよ!盛り上がってきた!来週から保元の乱!やっぱり戦は楽しいよね、見てるだけなら。大河には戦がないとね!
こないだからオレみたいな歴史に疎い人間でもわかるように、話というか描写はわかりやすくやってくれないと〜とは言ってたんだけど、戦に雪崩れ込む理由も対立関係もかなりわかり易かったし、特に源氏の義朝離反とか、当然メインになるべき平氏の動向ってのはちゃんと丁寧に見せてくれてて良かった。面白かった!
ただ感想は公式のあらすじお世話にならないと見落とすというか、公式のあらすじとダイジェストムービーは結構わかりやすいよね。あれだけで随分よく分かるよね☆(ステマw)
まああとは悪左府・頼長さん(やまこー)が先週と今週の間にいつの間にか失脚してたってことだけか。まあそういう話だからそれはそれでいいや。
ここら辺、史実がどうこうってのはおいといてこのドラマとしてどう見せてくれるかっていう話だから、清盛がどっちに付くのか図った上で帝の方に付くのも納得できるし、そこで頼盛(西島)が平氏の正当な血筋=正妻の子として離反するというのを止めて、忠正(豊原)が頼長の方についたってのも納得。
恩賞云々でってのは今までの清盛ってそういうキャラだったか?と思うんだけど、一族に納得いく説明をするための方便的なことでもまあいいかなあ。説明なかったよね?まあその恩賞話で頼盛が離反を考えたってのはわかるんでいいかなと。
そこら辺はお家事情の違いもあるけど、源氏の義朝のほうが決断早くて機を見るに敏な気はするかなあ。あと単身で一族背負ってるわけじゃないからとか、覚悟の違いか。
忠正離反は、先週の見たあとググってたら(一応こういう機会にちゃんと理解しとこうと思ってさ)、彼はそもそも頼長さんの部下だったみたいなことwikiに書かれてたけど、それがわかってたら確かにツマンナイよな‥‥ってことにしとく。ずっと清盛のことを認めてなかったってのを常にやってたのはこの展開のためだろうし。
源氏の義朝さんの弟殺しの方で、弟が頼長さんの愛人だった(と教えてもらった@先週のコメ欄)のはちゃんと言っといてくれないと、なんで為義さん(小日向)が弟を源氏の跡取として立てようとしたのかわかんないんだけどね。
だから源氏の方は単純に帝と上皇でどっちに肩入れするかっていうと、頼長と結びつきの強い為義さん側が上皇側について、そのアンチと先見の明があったから帝についた義朝のどちらが一族の本流なのかっていう、一門の名をかけた争いなのは公式の「今週の朝廷」のとおりだよな。(→http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/special/thisweek/21.html)いいけど「虐げられた兄の、最後の反乱」ってなんか泣けるキャッチコピー (ノ_・。) 最初から終わりかよw
 
でもって平氏の方は、清盛と後白河天皇とがなかなかいい感じで、松田翔太と松ケンの睨み合いは結構ワクワクしやした!天皇をやる気になってる後白河@翔太カッコいい! (*゚∀゚)=3 ムッハー
腹の探り合いと牽制しあいっぷりがタマランね!信西がどう思ってるのかイマイチよくわかんないけど、なんだかんだいっても今までの朝廷のやり方に反発してきたもの同士だからってことでの後白河と清盛のわかりっぷりは、頼朝がハブになってる分ちょっと面白かったし。
義朝はイケイケドンドンなわかりやすい成り上がりを狙ってて、そういう意味では頼朝は今この世の制度自体は信用してると思うんだけど、後白河と清盛は制度自体も信用してない、それ自体壊してもいいと思ってるところが似てるような気がしたんだけど、どうかしら?
ただ、そういう意味で清盛の考えを見透かされてるから帝の方についたって言われても、だからそれって他の武士にはわかんないよねってことだよねえ(^_^;)
なので頼盛にはやっぱアンチ清盛の気分はあったのかわかんないんだけど、一門から離脱するというのを押し留めて、結局「絆など、最初からないわ」という忠正叔父さんの離反でOKってことですね。ある意味本心だろうし。
つか、頼盛が離反する意味も平氏一族を絶やさないためにという大義名分だったよね?それなら忠正叔父は頼盛も連れてけと思わなくもないんだけどな。正妻の子なんだし(^_^;)まあそこら辺はこのドラマ的な、いい話っぽい改変ってことでいいや。(よな?)でもどうもあの言いようだと最初から負け戦気分だったのかなあ。それと忠盛の意思はやっぱ清盛にありだから、何かあっても清盛側にいるほうが正しいなら、正妻の子はそっちに置いとくべきだと思ったのか。叔父さんの心遣い、いろいろ含みがあって泣ける決断 (/_<)
しかしその後の展開を考えるとそのほうがより辛い選択になるってことかなあ。まあその話は覚えてたらまたその時に。どうせこの感じだと来週やったら次でもう終わりってくらいだよな、保元の乱は。
源氏の義朝の方は、常磐御前(武井咲)を避難させた先に由良姫(田中麗奈)いるからどうなるのかと思ったら、由良姫は思った以上に出来た嫁だった!それとも正妻の余裕なのか?どちらにしてもさすがと思わざるをえない対応と、あまりに対照的な二人の様子とタイプに、本当に義朝さんはナンダカナーな人だと思ったよ。ひでー男だよな(苦笑)
そしてリトル頼朝さんと義経の関係もちょっと心配。仲良くなるの?
あとずっと悩んでた正清さん(趙珉和)がやっと頼朝のとこに戻ってきたよ!良かった良かった。つか、お父さんの通清さん(金田明夫)の義朝disりの小芝居が泣かせるよ (´Д⊂ヽ ベタだねw
平氏の方は伝手をたどって避難した館の娘子である経子さんと出会った長男がちょっと恋の予感という、滋子(成海璃子)には心動かさなかったのにこっち?と思わなくもなかったけど、大きくなったら高橋愛か(笑)
 
あとまあやっぱりしつこいようだけど説明があまりにもないと思うんだけど、長い一日っていうからには都の中だけの小競り合いレベルかと思うんだけど(相方が町を巻き込んだ暴力団の抗争だと言ったが、言い得て妙w)、京都市内ってそんなに広くないんだし、ここはやっぱ地図入れて帝方と上皇方の陣取りや各武士の配置図を説明して欲しいと思うよ。切に。
この時代って帝は都のどこに住んでたの?(あ、高松殿か‥‥ってだからそれって場所どこ?)可哀想なお兄さんはどこにいたのよ?(調べた→白河北殿‥‥だからそれはどの辺りにあったのよ?)
つーかその戦をやってる場所のイメージがわかないんじゃ楽しめないよ‥‥( ´∋`)