そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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タイムスクープハンター シーズン4 #10「仰天裁判!鉄火つかみ(江戸時代)」

http://www.nhk.or.jp/timescoop/
脚本・演出:中尾浩之
 
江戸の初期までやってた「鉄火起請(てっかきしょう)」という御神託裁判に関するレポート。
戦国時代からの混乱が続いてる中での法律が整うまでってことで、それ以降、制度が整ってからはやらずに済んでるってことか。
というか、負けたら斬首って恐すぎるだろ。それなら農作業が出来ないくらいにやけどしても生きてるほうがマシだって思うよなあ。知ってたらとてもじゃないけど参加する人いないって‥‥ ('A`)
土地の境界線争いみたいなものって、結局人柱的なものが無いと納得いかない人ってのが多かったのかな。
ただまあ、負けた人の首塚といっても今回みたいに実は‥‥ってことはあったんだろうし、ひょっとしたら暗黙の了解事項だったのかもしれないけど、それでも中にはほんとに殺された人もいたんだろうなあと思うと恐ろしい。同じご神託にしても、亀甲占いとか骨占いのほうじゃダメだったんだろか。
お湯から鉄になったといっても、焼けた鉄と熱湯じゃそんなに変わらないと思うなあ。西洋の魔女裁判的な煮えた湯や油に入れて、死んだら無罪、無事なら有罪とか言うよりはまだマシのような気はするけど。
でも賄賂がまかり通ってたんじゃそれも似たようなもんなのかな。閉鎖的な村の風習って、どちらにしても因習って感じで理解に苦しむよ。誰がそんなことやろうといいはじめたんだろ。
東原村と西谷村の争いだけど、選ばれた取手の人の今後の面倒は保証してくれるとか、ちゃんと進んでなり手がいるっていう西谷村の人は偉いなあと思うけど、東原村の奴らは裁判官に賄賂を送ったり、ズルしようとしたり、よそ者を騙して押し付けようとしたりあまりに酷すぎる(^_^;)
でも東原村が負ければいいのにと思ってても、それじゃなにも知らないで取手に選ばれた平作が気の毒だし‥‥というね。なんか脚本上手すぎるw
今回みたいに裁定が公平で、取り持った和尚もそのへんの事情をわかってて、たぶん平作がリタイヤしなくてもどちらかというとまともな西谷村に有利になるようにしてくれてたんなら、それはそれでという、それも神託じゃね?みたいな。
まあなんでそんな重要なことを神託で‥‥とは思うけど、たぶんなんか理由はあったんだろな。つか、川の真ん中に境界線を作れよな、普通そうだろ。
しかし1617年の出来事から300年近くたった明治時代に合併しましたって、ちょっとばかし遠すぎるw それまでこの2つの村の確執はどうだったんだろ?むしろこのあとの水問題のほうが大変な気がするよ‥‥だって片方の村は川使えないってことだよねえ?
 
そういやオレ子供の頃、田舎のばーちゃんとこの神社の、火渡りやるような祭りに連れて行かれて熾った炭火の上を歩いたことあるけど、なんか平気だったんだよね。神様が〜というわけではないだろうけど、たぶんなんか科学的根拠があるんだと思う。(ちなみに祈祷されたしめ縄の中の炭火は熱くないけど、外のこぼれた炭火は当たり前にやけどするくらい熱いのよ)
 
あとほぼどうでもいい話ですが、今回の鉄火裁判やった神社って「勇者ヨシヒコ」でヨシヒコがえくすかりばーw抜いたとこだよね(笑)
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