そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

鍵のかかった部屋#9

http://www.fujitv.co.jp/kagi/index.html
脚本:仁志光佑 演出:石井祐介
 
今週も面白かった!
ただひとつ納得いかないのは、お父さんが自殺じゃなく殺されたってわかったのにやたら最後朗らかな娘だよ。いくらパパたちがやってることがわかってるおませさんでもアレはありなんだろか?まあ榎本たちが来るまではしょんぼりしてたけど。大人に気遣いができてガマン症の子なのか?それならそれで逆に可哀想だけど。
あと芹沢さんの「歳の差婚ってやつだな、羨ましいぞ榎本」はともかくw
つか、その筋の会社だから仕事を受けたくないとはいいながら、いつの間にか事件に首を突っ込んでる芹沢さんは‥‥(^_^;)蜜室と聞くとやたらに興味津々だしw 結局青砥に任してるけどなw
まあどう見てもグレーじゃなく黒、元黒?な貿易会社だけど、一応”カタギ”ってことだし、社長(岩松了)は結構懐広い良い人っぽいし、ヤクザ稼業を引きずってるのは野々垣(哀川翔)くらいなんだけど、その野々垣が副社長に昔と同じようなことやってんじゃねえ、仁義通せと言われてカタギだから仁義通さなくてもいいだろって殺し、事件の概要を解いた榎本に犯人だと指摘され、証拠を見せろと言ったものの社長に「俺たちには証拠はいらねんだよ」「この外道が」と言われて終了ってのが見事だなあ!
どうでもいいけど、野々垣が拳銃を下ろした時に、ただ腕を下ろすんじゃなくちゃんと拳銃の銃身を持ち替えて下ろしたところに地味に感心。本当にそうするかどうかはわからないけどスゲェ説得力!さすが哀川翔というか、演出細かいなあ!
あと犬山(佐藤祐基)はどうしたんだろか。野々垣が絞めたって言ってたけど、さすがに殺しはしないだろうけど入院沙汰か自宅で死にかけてるとかそこら辺なんだろか‥‥ ((;゚Д゚)ガクガクブルブル
蜜室トリックに関しては、最初の副社長のは蜜室じゃないし、八田(鈴木亮平)の方も密室かといえば微妙。
普通、水鉄砲に酒が入ってると言われても、誰も居ないなら直接飲むなよ。いい酒だってわかってんならちゃんとコップに入れなおせよなー。死んじゃったのはそこがものぐさだったからだよ‥‥そこを面倒がらなければ死なんでもよかったのになぁ。
まあその後の予知防犯対策のお陰で証拠が回収出来なかった‥‥というあたりは、またトリックとしては微妙だけど、むしろ防犯的なネタとして面白かった。
しかし相変わらず鈴木亮平は子犬のような人だ。佐藤祐基は狂犬っぽくてよしw 高杉亘も強面だけどいい人っぽかったしな。みんな犬系w

今回もどちらかというとストーリーの面白さだったけど、哀川翔はもとよりゲストキャスティングがやっぱりハマってて、登場人物に関しては余計な情報がまったくないんだけど、それぞれの役作りが完璧だからどういう人物なのかははっきりわかるというのが上手いなあと感心するばかり。脚本か演出の指示なのかはわかんないけど。
殺された八田が白シャツ着てるのがあのその筋の会社的には似つかわしくなくて、仕事的には何してんだろうと思ったのと、子供いるのが意外(でも奥さんはいない?)だったけど、プラベではいかにもな柄シャツだってことと、”学のない”野々垣が拾ってきたってことで、ああいうキャラだしまあなんとなく何パターンか想像付くかな。お仕事はたぶんあの会社のマスコット(笑)
岩松さんとか役的にはいいも悪いもどっちでもいけるし実は腹黒ってのもありなだけに、やっぱりキャラ解釈がしっかりしてて、最初から細かいとこで良い人かそうでないかがはっきりしてるのは安心だなあとw それでいえば野々垣も追い詰められるまでは犯人かどうか断定できなかったから、副社長殺しはともかく八田の方はいろいろ思うところあったのかなとも思ったり。最後に野々垣の言い訳を入れてないとこも逆によかった。野々垣はカタギじゃない時から、もともとそういう人だったんだよな。
それにしても芹沢の間抜けさとカッコよさは、どう判断していいかわからんよなあ(笑)これくらい間抜けな佐藤浩市を見るのも久しぶりだな(笑)
あ、そういえば佐藤祐基ってクドカンの「少年メリケンサック」で佐藤浩市の若いころやったんだよな(笑)変なところで再共演w