そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ZETMAN#12「赤い杭」

http://zetman.jp/index.html
脚本:冨岡淳広 絵コンテ・演出:本多康之 作監:岩佐裕子・安藤義信・とみながまり
 
原作より先の展開に入ってきたけど、いきなりいろいろ辻褄は合わせだして、今回は面白かった!
あと作画というか、絵コンテ(になるのかな)がカッコよくてぐはって思ったw
アルファスが灰谷に被ってきたプレイヤーを床に刺した剣で回転しながら斬るとか、田中巨大化wでジンが慟哭するとこのアングルとかカッケー! (*゚∀゚)=3 ムッハー
今週は灰谷が清々しく小憎らしかったんで、遊佐ボイスも相まって大変にステキであったし。ゆささんすてきー!思わず答えは聞いてないけど!ってツッコんだw
そしてやっぱり田中がプレイヤーだったよ‥‥しかも規格外的なサイズ。
「暴きの輪」ってのはそういうことだったのかーってのも分かったし、あんな姿になってるのに戻れないってのは、それはそれで田中カワイソって思った (´・ω・`)
てことは記憶もいじられてたか、あの田中の家族自体もプレイヤーだったってことなのかなあ。すべてのプレイヤーが好戦的かどうかは分かんないけど、普通に人間に紛れて生活したいって個体もいるんだとすれば、家族がほしいとかそういうのも、田中がというより、プレイヤーって可哀想‥‥って話な気はする。

それはともかく原作のパーティ→記者会見(パーティも?)になったんだけど、そこに乱入してきた灰谷と愉快なプレイヤーの仲間たち‥‥はともかく、あの混乱を最悪のものにしたのは間違いなくコウガくんだと思うんだけどさー‥‥話的にはどういうふうにまとめるつもりなんだろ。
コウガのアルファスが正義で、ジンのZETMANが悪だって話じゃ、まったくないよ?
だってどう見たってコウガくん、ヒーロー厨から最悪の正義厨になってるんですけど。コウガくんの言ってること、メチャメチャオカシイよ。
今回はそういう話にならなかったけど、これって少なくとも神崎博士が残した赤い石=赤い杭って、灰谷が言うようなプレイヤー側のカリスマ誕生という意図を持ってたとは思えないんだよな。少なくとも灰谷が言うように、ジンをカリスマとして覚醒させるためにそれを残してたってことはないと思うんだよなあ。
だからホントはジンが赤い杭を使うなら、神崎博士がジンを人間としてのZETにしたかったという「意思」を信じたってことで使って欲しかったなあーと思ったのがホントのところ。それでZETMANがジンの意識を持ったまま覚醒ってんならわかるんだけどさー。あの状態じゃ、田中のためでもないし、コウガへの万が一の時は俺を殺せも、ちょっと唐突。
だいたい正義厨発動中で父親殺しをした(しかもそれを止めようと庇った母親を巻き込んだことも自覚してない)コウガにそれを言うのは間違ってると思うんだけど。アマギを恨む二郎と一郎くんに操られてるわけでもないしさ。なんかモヤモヤするよ。
この話って最終的にアルファスとZETMANが対立するってところから始まってたけど、これだとどう考えても俺正義執行中のアルファス(間違ってる)VS人類の敵?ZETMAN(正しい)で、その二人を見る視点の問題(どちら側にいるか)になりそうな、曖昧な正義の予感。もしくはアルファス(コウガ)の依って立つところのポジション的な立場から見たらジンが「悪に見える」というだけの話か?
次回最終回なんだよね、どういうオチを付けるのかはちょっと楽しみ〜。