そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

平清盛#35「わが都、福原」

http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/
脚本:藤本有紀 演出:渡辺一貴
 
清盛出家した!坊主になった!カッコイイ!松ケン、坊主似合いすぎる! (;´Д`)ハァハァ
てか今週の清盛カッケー、超カッケー!頼盛ぐうの音も出ませんよ!
いやなんか、ずっとくすぶってた頼盛のことがこんなにもスッキリ解決するとは。清盛さんの度量の大きさ、「明日」を見る目にホレる!(笑)
やっと番組的にも清盛の時代がやってきたって感じ。このカッコイイ清盛を見るのに半年以上も待たねばならんかったとはな、「平清盛」ってタイトルなのに(苦笑)
てなことで平家の話のほうは頼盛の不満やら処遇やらを、清盛の思い描く「明日」=「武士の世の中の具体的ビジョン」でなんか言いくるめちゃったって話?
その前に、清盛が出家して福原に引っ越して‥‥はいいけど、棟梁を重盛にするとか何も言ってないよね?普通隠居したらそういうことだろうけど、清盛さんはこれからの方がやる気満々なんでとても隠居だとは思えません。いつも説明がなさすぎるよ。頼盛もだけど、重盛にもちゃんと説明してあげて!ああいう細かいことに気を配って神経質なタイプの人たちは、清盛さんのやり方じゃ神経すり減ってストレスなのよ! (>_<) いや重盛は慎重なだけだけど、頼盛はいっぱいいっぱいだよな。器の問題というか。
そして今が盛りの平家一門のみなさんの今の朝廷でのポジションと年功序列的なことがまったく把握できてません。いやなんとなくは分かるけど、もちろんキャストの年令による見た目的なことも大きいけど!(投げやり)
んで忠盛が言ってた武士の世の中を実現させるという夢を、清盛が具体的に示して見せることによって格の違いも見せつけたって感じだけど、そもそも最初からちゃんと説明しとけばよかったってことか?いやそれを頼盛が聞いて理解してたら、そもそも平治の乱の時に離反なんかしなかったとは思うけど。まあ年も相当違うし、頼盛には正妻の血を引く正当な平氏の血だってこと以外での優位性って無いしなあ。(でも棟梁の継承権としては清盛の次なんだっけ)
しかもちょい分かりにくかったけど、あれ、うっかり利用されたんだよね?藤原摂関家の基房とか八条院とかに。(いいけど最近佐藤仁美って意地悪役ばっかだなw)
かつての家盛といい、まあ出来はともかくとてつもない兄を持っていると弟は苦労する‥‥ってことだろうけど、結局清盛の言うとおりにするってことで、ひとまずは一件落着か。清盛と頼盛の関係を忠盛と忠正になぞらえてるけど、同じパターンにはあんまり思えないんだけどなあ。だって忠盛はもう少し狡猾というか、根回し上手だったし、具体的に武士の世の中がどういうものかっていう説明されてなかったせいか?だって清盛のビジョンは清盛が考えたものだって風に思えるから、夢を引き継いだだけで実際の武士の世の中がどういうものかってのは、やっぱりこの時代まで来てやっと‥‥って感じだよねえ。

つか、清盛の思う武士の世の中ってつまり商業的に成功して財をなすことで実質的に世の中を支配することってことだよね。財力で既成事実を作って平家がトップだと宣言しちゃえばこっちのものという清盛さんカッケー!普通思いつかねえw
朝廷のシステムに乗れないから自分で作るというのは時代が本当に変わっていく、清盛が変えたんだってのはすごく実感的。まあそれが力=財力で、それができたのはこの時代だからだよなあ。
だけど福原=神戸を商業の中心にするのはいいけど、都をこっちに持ってくるってのは余程のことなわけで。(てかオレ大阪のことかなーと思っちゃったヨ)
ただその後、源氏が鎌倉幕府(これも海の近くか)を作ったことを考えると、この流れがそう繋がっていくんだなあというのと、清盛の思い描いた武士が頂点に立つ世の中は清盛が犠牲にならないと出来なかったこととか考えると、やっぱり世の流れ歴史の流れってたとえゴールが見えてたとしても、賽子の目を一つづつ進めることでしか実現できないんだなあと諸行無常な気分。
 
そして伊豆の皆さんというか、源氏ゆかりのみなさんが思い出す義朝さんのカッコイイことよ(笑)思い出はすべて美しいw
政子@杏のおてんばというより野人そのものっぷりがものすご過ぎていっそ潔いんだけど、オカッパだしあれってまだ子供ってことだよね?見た目かなり大きいんだけど(笑)(ああ、この時期だとまだ11〜12歳かw)
そんなお子さんだけど見合いを世話しようと思ったら、イノシシ背負って帰ってきたんで「何卒なかったことに!」で却下されたってのは爆笑したw ヒデエ、酷すぎるwwww しかし政子、(・∀・)イイ!!ね(笑)
そんな政子さんに、明日がわからないとかいって幽霊のようにそこら辺を徘徊してる頼朝さんがうっかり捕まっちゃっても仕方ないよな。てかお前の明日に捕まったんだよ。ある意味あの政子見てたらいろんなことがどうでも良くなるよううな気がするヨ。どう見ても政子は頼朝の明日です(笑)本当にこんな美男と野獣カップルに清盛さんの平家が滅ぼされるとは、世の無常を感じますよ。
清盛が見てるのは明日と言いながら、実際に見てるのはいつも夕日だよな。まあむしろ今の世の中が夕日として、明日の朝日は我が世だって位のつもりなんだろうけど。
突っ込みどころはたくさんあったような気がするけどまあいいや。今週も大変面白かったです。たいして不満がないと書くこともそんなにないね!w
演出が渡辺さんだけあってオレ好みな今週、政子様紹介シーンにタルカスを使ったのと、清盛が武士の世のビジョンを語るところの音楽の入れ方がメチャカッコよかった!
そして遮那王義経神木隆之介が来たよ!来たのはともかくとして、来週の清盛さんの動向が楽しみすぎる! (*゚∀゚)=3 ムッハー