そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

アイアン・スカイ

http://gacchi.jp/movies/iron-sky/
監督:ティモ・ヴオレンソラ 脚本:ヨハンナ・シニサロ/マイケル・カレスニコ

 
一部でやたら話題の、オレも予告編を最初に見たときは「何じゃこりゃ!?」と思った、フィンランド=ドイツ=オーストラリア共同制作のB級バカ映画(笑)
ただ「月からナチスが攻めてきた!」っていうキャッチコピーと素晴らしいVFXの宇宙船などからしてもっと真っ当にバカ映画なのかと思ってたら、ちょっと肩透かし。これは思ったよりも小2な映画だった!(笑)
ネットでの受けっぷりから見ても男の人はそれでもOKなんだろうけど、さすがにオレは男子でも小学生でもないのでそこは好みで言うとちょっと、うーんって感じかなあ。ただ一部のインテリ系な男の人に熱狂的に支持されるってのはわかる気がする。とにかく良くも悪くもネタが小学生男児レベル(苦笑)
だいたい話がものすごく散漫で成り行きに理由があんまりない。そもそも月に住んでて宇宙船を作る科学技術があるナチスのその科学力がどう見ても旧態依然。iPhoneiPadに驚愕っつか、スマホ一つで巨大戦艦が完成って(笑)いやそこはツッコむところじゃないか、エアロック開けはともかく月面にあるのにみんな普通に歩いてるし(重力制御してるようでもないし)、謎の人体実験や、そもそもナチスの目的がイマイチ何をどうして侵略したいのかよくわかんなかったよ?ヒロインの言ってること信用すると、月面ナチスがなにやりたいのかよくわかんなかったというか‥‥オレだけ?(見てる時ちょっと眠かった)
地球の科学力の前提もよくわかんないし、まあそういうとこを気にして見る映画じゃないとは思うけど、だったらもっと突き抜けてバカでもいいのになあと思わんでもない。
なのに細かいとこでくだらないネタ多し。会話の内容がウ○コチン○コレベル。主人公の女性上司はやたら下品な言い回しで罵倒するけどお下品な単語並べてるだけで肝心の罵倒の中身なし。キスや下着のエロはあるけど全然エロくない。北朝鮮ネタとか、黒人を白人にするとか思いつきが小学生www 
ナチスに対抗する手段が各国のアレ‥‥ってのも(一応ネタばれにしとく)おいおいおいってレベルのネタw しかもちょっとわかりにくいよ?w
しかも最後のオチはかなりブラック。いいのかそれw
まあつまんなくはなかった、ものすごく面白くもないけど。というか本当にバカバカしい発想のくだらないことをみんなで楽しそうにやってるって感じの映画?そういう意味ではとても微笑ましかったw(あれだよ、ニコ動の「総統閣下が〜」のネタシリーズを映画にしたみたいな感じ)
前半はいろいろ話がもたついたり何かしら敵味方がややこしくなったりいろいろあったけど、後半は特にものすごくクオリティの高いVFX映像で男児ごっこ遊びを見てるようなくだらなさと爽快感はあった(苦笑)
各国の宇宙船が入り乱れて宇宙戦闘をやりつつ、いろんなものぶっ壊して‥‥ってのが、本当に子供が玩具の戦闘機をぶつけあいして宇宙戦闘ごっこしてるような感じ(笑)
とにかく、主人公はともかくヒロインがなんで途中、3ヶ月地球にいただけでナチスを敵に回したのかよくわかんなかったけど、単に男を乗り換えたってだけなのかなあ?いろいろ納得いかん(^_^;)
VFXのセンスはちょっとスタートレックっぽいけど、スペースヤマト(実写のやつ)なんかよりカッコよかったりするのになあ(笑)うん、映像は大変カッコよかった(笑)
うっかりしてパンフレットを買い忘れたのがちょっと失敗。それでなくても公開館が少ないのにまたヒルズまで買いに行かねばならんのだろうか?ううう