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ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

宝塚歌劇 宙組公演『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』

http://kageki.hankyu.co.jp/ginga/
公演期間:2012年10月19日(金)〜11月18日(日)※ 11/6(火) 11:00〜 公演分
会場:東京宝塚劇場
原作:田中芳樹銀河英雄伝説
脚本・演出:小池修一郎
出演: 凰稀かなめ、実咲凜音 他

 

■イントロ
人気作家・田中芳樹氏による原作「銀河英雄伝説」は、1982年11月に第1巻が刊行され、累計1500万部の売上を誇る大ベストセラーのSF超大作で、今なお多くのファンの心を魅了し、SFファンに語り継がれている小説です。
遥かな未来、限りなく広がる銀河を舞台に、圧倒的なカリスマ性を持つ名将ラインハルトを中心に、「銀河帝国」対「自由惑星同盟」の戦いと、個性的な側近たちが絡み合う人間ドラマが壮大なスケールで展開します。
個性的な数々のキャラクターにより繰り広げられる歴史物語が、新しい魅力をたたえ宝塚歌劇の舞台に初登場です。
また、この公演は宙組新トップスター・凰稀かなめ、新トップ娘役・実咲凜音のお披露目公演でもあり、二人を中心とした新生宙組が見せる華やかな舞台にご期待下さい。

 
銀河の歴史がまた1ページ‥‥うん、すばらしく華やかだった!
ぶっちゃけ、銀英伝は20年くらい前にたぶんヤンが死んだとこまで読んだような記憶があるけど、あんまり覚えてないです。でもまあ固有名詞とか設定概要くらいは記憶にあるからあんま問題なしw
なんで今までやらなかったんだろうと思うくらい合ってた。というか本当にネタ的にマッチしてたせいか、出来は大変良かったと思う。
オレそんなにしょっちゅう見てるわけじゃないけど、たぶん宙組の公演は好きだと思うよ。派手だしね。てか、今回は新トップと新娘役だったんだね。確かにまだなじんでない、フレッシュな感じかも。
そんなわけで見た目はもとより歌がみんな上手くて台詞回しも良かったんで、見てて楽しかったです。気合入ってた!
演出も歌と踊りのタイミング、ストーリーの展開、場面転換等がバッチリ気持ちいくらいに合ってて、たぶん初めて見た人でもかなり楽しめると思う。これの歌はいいね!群舞も気持ちいいくらい揃ってたし。
一応原作は複雑な話だけど、時々にフェザーンのキャラが解説役で出てきて人間関係や星図の位置関係を説明してくれるとか、ストーリー自体はシンプルな話にしてたんで原作読んでなくてもわかり易かったです。
話はラインハルトが上級大将に上り詰めたところから元帥になる辺りから、過去の回想も入れつつキルヒアイスが死んで、あの名セリフ、「ラインハルト様、宇宙を手にお入れ下さい‥‥」ってとこまで。
どこまでやるんだろうなーと思ってたんだけど、確かに切るならそこか。そう考えると今回の公演のストーリー自体はラインハルトとキルヒアイス、アンネローゼの話って感じだし、ヤンたち自由惑星同盟はそもそも添え物程度ねw
まあそうはいっても自由惑星同盟の方はビジュアル的に普通のスーツやグレーの軍服なんで地味だし、仕方ないよな。やっぱりラインハルト様がマント翻してるほうがカッコイイに決まってるw 帝国軍の軍服はとにかくかっこよくキラキラしくて、なにげにラインハルト様の軍服はシーンごとに変わってるという拘りようw
今回はお姉さんが結構出張ってるから娘役が誰だか(ポジション的に)よくわかんなかったんだけど、ヒルダで良かったのか。役的にはあんま目立ってなかった気がするけど。
ただオレはあんま気にしなかったんだけど、お姉さんのアンネローゼが結局キルヒアイスをどう思ってたのかってのがはっきりしなかったのがちょっと残念と同行の友人たちは言ってたんで、そこははっきりしてたほうが良かったのかな?まああのお姉さん、全体にあんましはっきりしなかったよねえ。娘役じゃないってことはヒロインでもないってことだろううけど、その割に結構出てたから気にはなるか。
というかはっきりしなかったのはつまり、ラインハルトが復讐のためとか言いながらも、お姉さんは10年間も皇帝のトップ寵姫だったでしょうに‥‥ってことなんだけど。何の不満があるのよさw そこら辺をしてキルヒのことをどう思ってたのかがわかりにくいと、感情的な部分でのお話的には「?」ってことになるかなってくらいだけどさ。
あと内容もまじめにやってるんだけど、元帥府を作って部下を招集したシーンとか、ラインハルトの部下たちが次々と自己アピール満載の自己紹介ソングを歌って登場、退場、そして「さあ、訓練だ!」という号令で踊りまくるってのは結構シュールな感じがして、うっかり笑ったよ。オカシイだろw
 
長い話だったんで、レビューは第2部の終わりからそのままのパターン。
ラインダンスは素晴らしいし、シャンシャンが今回のは星っぽくてキラキラしててキレイだった。
フィナーレのレビューはキャストそれぞれ個別に見てもキラキラしくて美しいけど、引き目で全体を見るとまた、その統率感にクラクラするんだよね!素晴らしい〜 (*´∀`)=3
レビューがショートバージョン?だからか、メインキャストが衣装そのままで出てくる流れで最後の羽根背負ったトップスターも一人だけってのは寂しいけど(あの段々と衣装が派手になって羽根が大きくなっていくのが期待と興奮を高めるんだよw)、やっぱりフィナーレはコーフンするね!しかも羽根超デカかった!お辞儀した時、前の方にどでかいファーがベローンとなった! (*゚∀゚)=3 ムッハーあれはいい!素晴らしいボリューム! (*゚∀゚)=3 ムッハー
とまあざっくりとした感想ですが。とにかく宝塚は良いってことで。次々回の公演にベルばらが合ったんで、それはちょっと見に行く予定。やはり基本でしょう(でもベルばらちゃんと読んだことない)