そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

平清盛#44「そこからの眺め」

http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/
脚本:藤本有紀 演出:中島由貴
 
ああそういや、40年前(もうそんなに!)にそんなことあったわよねえ‥‥とおばばの気持ちで思い出してしまったよ。なんだか清盛の〜でなく、あの時代の何かを駆け足で駆け抜けた気分。その気分ついでに義朝と清盛の若き日の競べ馬まで記憶が遡っちゃったよw
「治承三年の政変」、政変ってからにはクーデターなわけだよね。なんかよくわかんなかったんですけど。
いやだってさー、清盛のクーデターをおめおめと許して幽閉されるくらいなら、なんで挑発するようなことしたんかなー。基房はザマァwwwって感じだけど。(単純にキモくてうざかったw)
まあその基房の流罪にしてもなんで清盛がそのタイミングでそれが出来るわけ?えーと単にあの時期平家の力が貴族や法皇のそれを上回っていていつでもクーデター起こせる状態できっかけ待ちだったってこと?だったらもっと早くやっといてもよかったのにとか思っちゃうけど、なんか朝廷内の権力の綱引きとかあったわけ???少なくともきっかけ作ったの、ゴッシーだよね?
その清盛と後白河の権力双六遊びにしても、今回はどうもその駆け引きがよーわからんよ。双六というか国取りじゃね?所領の奪い合いがこじれた臭い感じにしか見えんかった。そりゃ重盛も心労で死んじゃうよねー。
まあ話がわからんワケじゃないけど、話の流れに言われるままにってのは、この展開だとちょっと乗り切れないかなあ。カタルシスって意味でね。
とにかく清盛がどうやらいつの間にか頂点に立ってたようで。いや何をクリアしたら頂点なのかってのは最初に条件提示しといて欲しかったヨ。カタルシスって意味で。清盛がおめでとうと言われても本気で何のことなんだって思った。
てか清盛的にはメデタシメデタシだとは思うけど、そこでやり遂げたーって感じのBGM流されても‥‥とは思う。
だって清盛的には双六の上がりのつもりだろうけど、実際まだ状況として上がりじゃないよね。平家的にも上がりじゃないよね。それいったら歴史としていつが上がりなんだって話になるけど。
まあそこはそれ、後世の人間からしたら平家の物語は平家滅亡を持って双六の上がりになるからしようがないよね‥‥って、つまりあれか、清盛は頂点に立ったけどまだボーナスステージをクリアしてないよってことか。クリアしたらどのみち滅亡で、どっちにしてもダメだけど(^_^;)
重盛の命がけのお願いは結果的にまったく両者に聞いてもらえてなかったけど、そんななんだかすっきりしないままに平家が、というか清盛が頂点に立ちましたっと。あとは落ちるだけかー‥‥( ´∋`)
あと相変わらずの時忠の宗盛押しは、計算高い彼の言うことだからまあ妥当だとは思うけど、そこで正妻の子だからとか言っちゃうのは相変わらずどうかと思う。思うってオレが言ってもしようがないけどw 自分とこの一族だからってことより、それって結局明子さんが時子さんより位が低かったから‥‥ってことかなあ。世知辛いね。
 
それ以上ツッコミようがないのでキャラ萌え的な話する。
窪田くんは特に好きな役者ではないけど、今回の重盛の役は本当に良かった。まさに鬼気迫ってたよ。ああ重盛‥‥ (ノ_-。) 最後くらいおとなしく逝かせてやれよなーと思わんでもなかったよ。ゴッシーめ!
本当にお戯れがすぎるっつーか、一体あの状況で40年前を思い出したといっても何故にあそこで死にそうな病人相手に双六とか言い出したのかと(#・∀・)>いやフィクションだってわかってますよ?w ドラマ的には面白かったけどさ。
しかしまあ、あのシーンの清盛と重盛、松ケンと窪田くんって4つしか違わないはずなのに、松ケンがどう見てもおっさんの年のお父さんにしか見えないのがすげええええ。たぶんウチの親父くんより老けてる気がする(笑)
窪田くんはさすがにやつれてても42には見えないけど(でもそんな人平家の中にいっぱいいるから気にしない)、あの親子感は一体なんなんでしょうね。ボンヤリ。松ケンすげええなあ〜。
だって40年前の回想シーンの清盛はどう見ても10代w いや2歳の子供いるけどさ(計算したら清盛19歳か)老けメイクのせいにしたって、時々本当におっさんに見えるもんなーwすげえよ。(つーかこのクソ脚本のお陰でオレはもう一生清盛の生まれ年は忘れないと思う)
後白河もなんだかもう年齢不詳だけど、あれはもう一人のもののけだからいいや。翔太カッケーよ! (*゚∀゚)=3 ムッハー
そしてもう一人の年齢不詳、乙前さん。
重盛が亡くなって清盛が頂点に立った治承三年って1977年だけど、乙前はさすがにもう生きてないだろうと思ったけど、wiki見たら最長でも1977年に亡くなってるってことはあれはまさに死霊の類か?それとも双六の精なの?せめて髪くらいは白くしとこうよ。松田聖子的に無理なのか?w
というかさ、やっと平家の、武士の世になった、良かったねーという話の(全然良くはないんだけどw)ラストが不安な感じで終わるのはいいけど、なんであんな世にも奇妙な物語みたいなテイストで終わるわけ?(苦笑)
あの穴を覗いたら頂きから転落する未来の平家の滅亡が見えたりするのか?何が見えたんだ?意味分かんないよー。ってか「いかがにございますか、そこからの眺めは」って呪い?乙前の呪いなの? ((;゚Д゚)ガクガクブルブル さすが乙前さんとしか言えねえ。もののけの血!
平家紀行。重盛のお家の庭は広かった‥‥って、NHK時代劇でそういうこと感じたことないよねー。オールセット撮影の弊害か?w 他の大河もそうだけど、家の描写自体はいつもどこの場所も同じにしか見えないんだよなあー。(今回は特に福原も六波羅厳島もみんな同じ)何とかして。