そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

GOTHICMADE ゴティックメード-花の詩女-

http://gothicmade.com/
原作・監督・脚本・絵コンテ・レイアウト・原画:永野護 作画監督名倉靖博

 
前情報入れてないのはいつものことだけど、こんなにもがっつりFSSの中の1エピソードだったとは思いもよりませんでしたよ!
FSSのファン及び永野護ファンは見れるなら絶対見たほうがいいと思う。というかホントスゴイよ?何がスゴいって、ものすごいハイクオリティで永野護の脳内イメージがフルカラーの音付きで完全再現されてる状態が、だけど。ホントスゴすぎる! (*゚∀゚)=3 ムッハー
もちろん作画もハイクオリティ。最初に予告ムービー見た時、絵柄だけでこれはダメかも‥‥とか思って本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです(笑)
作画細かいし、よく動いてるし、拘りスゴい。例えば髪の毛やキャラの動きとか、爆発の破片の降ってくるタイミングとか永野的描写の素早い動き(騎士の走り)の表現とか。ホントに漫画そのまんま動いてるw それと食事や風俗描写も細かすぎる(苦笑)
完全永野絵だから好き嫌いはあるかもしれないけど、描写は無駄に細かかった。てか作監名倉靖博で原画が永野護本人と山形厚史、門上洋子って‥‥原画マン少ねー(笑)少数精鋭すぎですw
 
話の内容は70分だから、本当にFSSのの1エピソードって感じだけど問題ないよ、いつものFSSだよw
ああ、ネタバレでもいいですかね、まあどうせFSSだしw
キャラが立ってるからベリンとトリハロンの対立も、最初高飛車なトリハロンがベリンたちを理解していくのも違和感なし。途中で怪しげな人たちが出てくるのも、いきなりスタント遊星とか1500年後とか言い出すのも特に問題なし(笑)
ベリンを都に護衛していくだけの話で、テロリストに襲われるのがベリンだけじゃなく皇子もだったってわかるだけ。襲撃は一回、他に何か起こる話でもその後どうなるって話でもないんだけど、まったく問題なし。
あとはベリンの後ろについてる?歴代詩女に炎の女皇帝がちゃんといるとか、破裂の人形マークのGTM?MH?がいたり。結構最後のほうでああ〜と思うね。あと変なマスコット動物のラブは案の定ドラゴン幼生だしw
一応EDテロップのあと、都への道が花で埋まって道すら痕跡がなくなったあとにやってくるおなじみのメンツが。
てかあれ、クリスティンがいるけど、皇帝はダイ・グじゃないのかなあ、髪の色が‥‥ いやマジで最近のFSSキャラ見分けつかないんですけど。絵柄が変わってるのと衣装変わってるので(^_^;)あとファティマはエストと町なの?スーツがデカダンっぽかったけど時代考えるとデカダンじゃない?いつ?
(どうでもいいけどクリスティンとダイ・グの現ファティマ調べようと思ったらあのふたりが実質夫婦だと知りましたよ?ええ、あのイヤリングの話は生きなのー?そういうことなのー?)
 
でもこれ年表にはない星団史の前の話だね完全に。途中でうっかりその辺が気になってしまったんだけど、これから見に行く人はwikiくらい確認しといたほうが心穏やかに見られるかと思います。
まあ大まかに言っちゃうけど、ヒロインのベリンがいる星が後のボォス星で、彼女たちが目指す「都」は後の星都ラーン。詩女はつまりアトールの巫女。トリハロンの国は後に統合された大フィルモア帝国で(ってことはカラミティ星)つまりトリハロンがその初代皇帝。トリハロンとこの軍人がみんな縦じま着てるからあれっと思ったけど、そういう事でしたよ。てかフィルモア、何千年も前から縦じまなのかよw
ただオレもFSSの設定の記憶がもう相当曖昧で、特にボォス星(フィルモアとハスハの関係)はゴチャゴチャしてるせいでいろいろよく解んなくなってるんでハッキリとは言えないんだけどさ。(勘違いしてたらスマンてか、指摘しなくていいから流してくれw)たぶん本編を読み返したほうがいいかもしれんよ。(せっかくリブート買ったのに積ん読状態)
そして一番の見どころはなんといってもMH‥‥でなくGTMが動くとこ。もー、スゴすぎる!大コーフン!まさに永野護の脳内イメージそのもの! (*゚∀゚)=3 ムッハー
まあ昔のアニメ、結城信輝キャラデザの「ファイブスター物語」ほど映画的な盛り上がりがあるわけじゃなし、GTMが出てきてもそんなに”ここがクライマックス”感もないんだけど、とにかくそのトリハロンのGTM・カイゼリンの起動シークエンスがすばらしく永野護的!音もものすごく納得(笑)とにかく永野的に動いてる永野メカですよ!今回のこれはゴティックメードだけど、ずっと永野護の脳内にあったモーターヘッドのイメージはそうなのねと。
あの起動の音とか、透明な外装の中のフレームの色が変化していくとか、起動時のレーザービーム?とか、何もかも素晴らしいですね。そういや始まる前のフィルムメーカータイトルバックはK.O.Gとラキシスだったけど(よね?)、やっぱりそのワンカットのK.O.Gステキすぎる!いやこれってたぶん、永野メカに (*゚∀゚)=3 ムッハーしてないとそうは思わんかもしれんけどw
しかし拘りというか永野護脳内イメージの再現って点では、ベリンたちが乗ってる船の外装が木製だってことまでわかるアニメーションはいかがなもんかというレベル(ホメてる)
逆に脳内イメージすぎて微妙なとこは、モブ村人たちがまんま永野モブなとこと、背景があっさりめだってことかなあ。設定はいいけど作画的にあっさりしてるってことだけど。もっとアニメ的背景かと思ってたら、逆に永野イメージまんまで違和感あった‥‥ってくらい。しばらく見てたら慣れたけど。
あんまり突っ込んでもあれなのでこの辺にしとくけど、やっぱり永野護永野護だったと。これじゃあ連載なんかやってられんよなー(笑)オリジナリティがあるって、やっぱりスゴいねえ。
オリジナルのアニメ映画っていう立ち位置で、まあ知らない人が見たら絵柄からして雰囲気的には一見なんとかの法みたいな感じだけど、これ、オリジナルロボットアニメなんだよねえw それ考えるとスゲェよ、永野護
ぶっちゃけタイトルに「ファイブスター物語〜」って入れればよかったのに‥‥と思わなくも無いですよ。なんで入れなかったんだろ?FSSファンでも普通に永野護オリジナルアニメだと思ってる人、少なくないんじゃないかなあ(オレオレ)
皇子の声が佐々木望だってのはまったく気が付かなかったよ。こんな声になっちゃったんだねー。わかってて聞けば何となくその名残はあるかなあ程度かな。
 
あとネットに落ちてたやつ。岡田斗司夫の感想。まさにこのとおりかも。だって本当に本物の永野護脳内イメージの具現化なんだもん

 
コメレスついでにちょこっと思い出して追記。
キャラネタとかは感想では全部スルーしてるけど、神官さんと大塚声の皇子お付きの国王萌えとか永野キャラっぽくて微笑ましいですw(というか皇子のお付きが国王ってどうなのよ?w>パンフ)
それとラブが投げられるとこがやっぱり永野ギャグかましてて、あそこでそれをやるかーとちょっと笑ったw(>矢印ネタw)
とにかく何から何まで永野印だった。満足w