そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

中沢啓治さん死去

 
はだしのゲン」は自分ら世代としてはかなりのトラウマになっるって話をよく聞くんだけど、オレはトラウマというよりも漫画として面白かったし、やっぱり子供心にも本当のことだという認識はちゃんとあったんで、あの漫画絵だけどリアリティある表現も込みでものすごく記憶に残った作品でした。
あれがジャンプで連載だったっていうとこがスゴいというか、連載時にも読んでたと思うし、昔は普通に学級文庫においてあったんでいつでも読めたから、結構記憶には残ってるんだよね。
まああれ、戦時中にゲンのお父さんが非国民扱いされたり、原爆を浴びた人たちの悲惨な描写や、その後のピカ差別だったりいろいろ酷いことも描かれてるけど、最後は何十年も植物が育たないと言われてた広島の大地に麦の芽が出てきたってとこで終わってたような気がするから、全体にはとにかく生きなきゃってことを描いてる作品だった‥‥と記憶してるよ。大人になってから読み返してないからウロだけど。(違ったらスマヌ)
福島の原発とか今だからこそもっと広く読まれるべきだと思うけど、正しいつもりで放射能差別してる方はどうせ気が付かないんだろうなあ。
オレもそのうち読み返したいと思うけど。(大人になった今読むと泣きそうだよ)
この人自身の思想はともかく、はだしのゲンという作品が広く読まれてることはいいことだと思う。この作品がなかったら(子供のときに)そこまで原爆投下や戦争のことをリアリティを持って感じることもなかったと思うから。
ご冥福をお祈りします。