そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

八重の桜#1「ならぬことはならぬ」

http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/
脚本:山本むつみ 演出:加藤拓
 
NHK大河はネタにかかわらず年寄り向けにヌルくまったりすぎてついていけないか、大変に好みかどちらかなんですが、これは題材としてあんまり興味なかったんだけど思ったより面白かったよ。なので視聴継続。
もちろん脚本が「ゲゲゲの女房」の山本さんなのでストーリー的には面白いだろうと期待はしてたんだけど、やっぱり見るまではわからないしさ。
初回が延長だったわりにお話はそんなに詰め込んでるふうでもなく、とにかく会津の「ならぬことはならぬのです」についてじっくり説明してる感じだった。
その分自分としてはストーリー的には何を楽しんだらいいかわからなくて(そもそも八重さんの生き方に興味ないし)視聴意欲に欠けたんだけど、登場人物たちの性格やそれぞれの立ち位置、それを通して会津藩の人たちの気性を丁寧に描いてたってことではわかり易かった。
だから話としてはまだどうなるのかわからないんだけど、「ならぬことは〜」のせいもあって、思ってたより硬派な話だなあという印象。ここら辺は話が進めばもう少し面白く感じるかも。
というか、会津藩って軍事エリート国すぎるよ!子供の頃から英才教育し過ぎだよ!スゲエな!(笑)
 
そしてとにかく映像が素晴らしく美しいな!
ちょい前に流行った背景ボケ多めの映像だけど、演出として何を見せたいのかはっきりした画面なのでわかりやすいし、色味がクリアーですっきりしてて明るくて見やすいよ。
あとカメラがゆっくり動くのがこの画像に合ってるし、スローを多用してるのにダイナミックに見えるのもいい。
これ明らかに奥行き感描写が今までとカメラ違うと思うんだけど‥‥と思って公式探してたら、やっぱり今回は映画用のカメラ使ってたみたいね。 *1
でもカメラだけの違いじゃないと思うから、演出自体がちょっとこだわって画面作ってる感じなのかな。
家屋のセット等も「龍馬伝」の時くらいリアリティある感じだし、本物っぽく見えるような撮りかたしてるのと(たぶん屋内の殆どはどんなに外に見えようとセットのはずだし)、外ロケも多いのかなあ、初回だけってことないよね。だったら「風林火山」くらいには気持ちいい画面見られるかもしれないと期待。
ぶっちゃけ清盛の画面って最初言われてるように汚くはないんだけど全然いいと思わなかったんで(建物はセット感バリバリだし、コーンスターチとかの問題じゃなく構図とかにも奥行き感ないし)今回あまりの差に驚くよ。やっぱりどう考えても画面はクリアーで若干鮮やかな方がいいに決まってる。しかも画面のボケがきれいだし。今の感じならかなり期待できそう。最後までこのクオリティで頑張って欲しいよ。
 
んでキャストも、目新しい人はあんまいないけど男女ともに若いきれいどころが多くて目の保養ですw
まあ目の保養というか絵面というか、登場人物の並びとして目新しい組み合わせが結構あるからその辺は面白いかな。
オレとしては別段西島秀俊萌えも長谷川博己萌えも(あくまで”役”が問題だから)、ましてや綾野剛萌えもないので普通に見てたんですが(そういや冒頭にオダジョー出てたっけw)、途中で出てきて子供相手の凧揚げにはっちゃけてる人は誰かしら?ドキドキ〜と思ったらオグリンだったんでちょっとテンション上がった!分かりやすっ、オレ!w 結局オグリンかよ!(苦笑)
まあ難点は、龍馬伝とほぼ同じ時期なのにキャスティングも結構被ってるんでちょっと混乱するってことくらいか。生瀬は吉田松陰じゃないよね?(勝麟太郎です)(てか吉田松陰がオグリンだっての)
ともあれ知った名前がたくさんいる佐久間象山先生の塾の講義は楽しそうだった。今回はこの辺からやっと楽しくなってきたよ。というか脚本わかりやすいし理路整然としてるんで内容が頭に入りやすいです。説明テロップも上手く使ってるし、全体に演出はいいね。
あとオレ、なんか未だに松平容保とゆーとイコール筒井道隆なくらいは「組!」キャスティングに侵されてるっぽいので、綾野剛松平容保だと認識するのにちょっと時間がかかりそうです‥‥( ´∋`)
しかし相変わらずある意味年齢不詳のキャスティングのせいで出演者の年齢換算ができません。綾野剛はともかく西田敏行いくつの役だよと思って確認したら、会津藩にやってきた時点で容保15歳、西郷頼母西田敏行が21歳、‥‥21って!
てか八重が5歳、その兄ちゃんの山本覚馬西島秀俊)が23歳で西田敏行より年上‥‥って(笑)どーゆーこったw
後で出てくる吉川晃司の西郷さんが覚馬と同い年、オグリンの吉田寅次郎西田敏行と同じ、たぶん長谷川博己の尚之助も覚馬と同じくらいだろうからそこはそのままって感じか。相変わらず大河はスパンが長いから混乱w
まあキャストはざっくり見ても男女ともに好みの人が多いので楽しめそう。
八重の生涯を描くといってもドラマの冒頭がアメリ南北戦争ゲティスバーグの戦いで、それと同時期が戊辰戦争あたりだから、たぶんそこら辺が盛り上がるピークでそのあと新島襄オダギリジョー)との再婚か。まあ例年通りだと夏辺りに戊辰戦争で盛り上がる感じなのかなあ。
綾瀬はるかは、本格的な出番は一応来週からみたいだけど、思った通りこういう役だとハマリ役でホント気持ちいいね。この人見るからに天然なんだけどなんでこうハンサムウーマンな役どころが似合うのかね。
ということで、今ざっくりwikiとか確認してみたけど(相変わらず歴史には弱い)、物語としてはそんなに興味あるとこじゃないと思うんで、まったり楽しみたいと思います。そういやテレ東のお正月特番の白虎隊も録ってあるから見たほうがいいのかな、東北戦争くくりとしては。
あと相方が今回は興味ないといって見てくれないので、せめて1話くらいは見て「ならぬことはならぬのです」遊びができるようにして欲しいですよw