そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ハンチョウ〜警視庁安積班〜#3

http://www.tbs.co.jp/hancho/
脚本:いとう斗士八 演出:荒井光明
 
絶対犯人は息子夫婦の奥さんのほうだと思ってたんだけどなあー、してやられたよ。
ということでまた2時間サスペンス並みの濃いい話で、複雑ってわけじゃないけどいい意味でひねり過ぎな話であった。まあこの話が複雑に見えないってのがここの脚本・演出陣のスゴいとこってことでいいんだろか(苦笑)
冒頭のヘタレ犯人の事件はとっかかりに過ぎず、その被害者の家の買ったばかりのタンスからまさかの過去版の指紋が‥‥という捻り方。しかも犯人はすぐわかって水沢医師が匿っててって〜とこまでわかってるのにまだ全然中盤。
安積が、どんな理由があろうとも絶対に犯人に温情をかけないってのは今までのシリーズで何度かやってるからわかってるんだけど、その最初に犯人かと思われた小倉(高知東生)が泣かせのワケありに見せといて、実は状況の食い違いからこの人真犯人じゃないよな?って視聴者に想像させる流れにもっていくのは読めてたよ。うん。(この加減が絶妙すぎる)
だって「何度も殴られた」ってのは鑑識の丸岡さんが言ってたし、そこにいかにも被害者の辰蔵さんと仲悪そげな息子夫婦がいて、家はマンションに建て替えましたっていわれたら、資産を狙っての犯行だと普通思うじゃん‥‥というところを逆手に取られたミスリードだったとはね。
しかも真犯人は親友のおじさんで、つい魔が差した犯行をなじられ殴りかかられたからつい手が出たってやつで、しかも辰蔵さんも暴言が酷いし。普通にヒドイよあの人( ´∋`)
でもそんな辰蔵さんを頭に血が上ってたからかも〜と擁護して、殺したことを悪いと思って息子夫婦に親切にしてたという親友のおじさん、2度めの泣かせ展開とか盛り込みすぎ。どう考えても「昔からそんなやつだと思ってた」「お前のことなんか親友だと思ってなかった」という辰蔵さんが悪人です(^_^;)
小倉さんは侵入罪と窃盗罪だけど、8年前のことだからすでに時効。というかここで重要なウンチクですよ。窃盗罪は「窃盗目的で侵入したら何も盗ってなくても罪に問われる」だと。しかも時効は7年だってさ。
ところで冒頭の事件で警官のちょい役に林家正蔵(旧・こぶ平)さんが(笑)いきなり地域の掲示板見て落語の話し始めてつまんないギャグを言う地域密着型下町のおまわりさんかと思ったら‥‥w しかもやっぱりネタが微妙に面白く無いというw
あと車で張り込みしてる安積の後ろにでかいパナソニックの看板(笑)番組内宣伝ワロタw