そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ストロベリーナイト

http://www.strawberrynight-movie.jp/index.html
監督:佐藤祐市 脚本:龍居由佳里林誠人 原作:誉田哲也

 
インビジブルレイン」ってのはTVと同じくサブタイ扱いなのかな。映画自体のタイトルじゃないないのねー。
「姫川班 最後の事件」て触れ込みで、それも含めてTVの延長の話だったけどスゲー面白かった! (*゚∀゚)=3 ムッハー
二時間ちょい、ずっとテンション高いまま緊張感を保ってた。TVと同じく最後にサブタイで「ああー‥‥」っと思う感じも良かった。「右では殴らない」と同じ印象だったけどw そしてきれいに終わったー。姫川班‥‥ (´Д⊂ヽ
とにかくいい意味でTVと同じだったしクオリティはそれ以上だった。相変わらずキャストが豪華すぎるし、そのキャストだからこそという使い方で大満足。俳優さんの使い方うまいよw そしてみなさんテンションMAX!それだけでも楽しかった!
あと深夜にやってたこれの前日譚?と思われる「ストロベリーミッドナイト」については後日談スペシャルで触れたいと思うんだけど、なんでわざわざ書いとくかというと、映画で今泉係長が入院してたのはきっとこの時飲み過ぎたせいで風呂場で滑って転んだからだと思ってるからですよ!(笑)
あとこの時に名前だけ出てた「和田さん」は一体誰のことなのかなあと思ってたら、映画(新?)キャラの三浦友和だったー!っていうね。どうりでwikiにも出てないと思ったよw
以下ネタバレな。
 
 
CMからしてどうみても新キャラの牧田勲(大沢たかお)と姫川が惹かれ合って、菊田が決定的に失恋で可哀想なことになる話だろうなあと思ってたけど、予想以上に菊田が可哀想だった!もうそれに尽きる。まさかあの状況をずっと‥‥と思うと本当に菊田カワイソウ!まあどう見ても姫川とは無理だとは思ってたけど、それにしてもというね‥‥ (´;ω;`)ウッ…
事件自体はぶっちゃけちょっと拍子抜けというか、まあこの辺もある意味TV、特に最初のTVスペシャルと同じような展開だったんで、この話で面白かったのはあくまでも姫川自身の話だったってことなのと、この内容に対しての脚本と演出の出来の良さというか、そういうとこかなあ。まさにそれが面白かったんだけど。
実際「柳井健斗」(染谷将太)については「警察の失態とその後の隠蔽」だけだとは思わなかったんで、それだけでよく引っ張ったなあという印象。もっと何か大きなネタがあるのかと思ってたし、そういう意味で拍子抜けだったんだよね。
あと微妙に辻褄合ってるのかどうかがわからないってとね。
実際脚本的に辻褄は合ってるんだろうけど、映画の2時間の間にそれを追いかけきれなくて、え、そうなの?って思っちゃったらマズイというか、柳井健斗が牧田勲に情報提供するようになってああいうことを頼むに至った経緯とか、小林絡みでの9年前の事件と今の事件と暴力団の跡目争い、警察が柳井健斗のことを最重要機密で隠すこともろもろに、その肝心の「柳井健斗」の実体の軽さがなんかバランス取れてない気がしなくもないというか。
説明をもっと入れろっていうんじゃなく(一応パンフの監督インタで説明描写を省いたってあったんで)、単純に「え、そういうことだったの?なーんだ」で済む話を、ものすごく重要なメインの謎にしてある構成が掴めなくて肩透かし食らったって感じというか。そこも良くも悪くもTVシリーズまんま。
それと映画の一番冒頭の姫川のカットが、あれの後のシャワーシーンだった‥‥ってのはちょっとわかりにくすぎると思うんだけど(^_^;)←なんでかって言うとそのあと柳井健斗が小林を襲うシーン(多分過去)と繋がってるせいもあると思うし、そのシーンが過去だってのも後で分かるようになってるからかな。
さすがにそれは構成としてちょっと不親切かなあと思うよ。巻き戻し確認出来ない映画だけに。
まあでもそれを軸にした姫川と牧田の出会いから惹かれ合っていくとこ、関係を持ってしまうに至る理由とそのどうしようもなさっていうストーリー展開は面白かったんでいいかな。あれ、どう見てもものすごくわかりやすいフォーリンラブなシーンだし、そのあとも牧田さんは姫川を気に入ったから情報に託つけて呼び出してたとしか思えなかったしw ああ菊ちゃんカワイソウ (>_<)
最後はまあ確かに牧田があああ〜‥‥ってなるしかないけど、それをやるのが舎弟の義則(金子賢)だったってのがありがちだけどその理由がわからんよ。殺したら何もかもおジャンじゃん!ガチで牧田に惚れてたのか?(^_^;)だったらあれだ、あの埠頭のシーンで菊田の後ろに更に義則を‥‥と思わんでもないw(ウソです><)
まあ全体の展開自体はある意味当たり前ってことの安心感はあるかも。ギリギリ読めるか読めないかの流れだったし。牧田は最初の件以外に関わってないなら、姫川と関係持っちゃったらああ終わるしかないよね。でもだからこそ話としては、なぜそこで柳井?なんだよなあ。
姫川の心の闇と赤いバーキンオータクロアの理由、菊田との関係の決着などなど、キャスト演技もハイテンションだし面白かったからいいや。個人的にはこのドラマシリーズって橋爪管理官のいっけいさんがものすごいツボなんだけど、映画でもメチャ堪能できた!たまらんw
内容的にはTVと同じだけど、ずっと雨振らせて緊張感保ったまま最後まで通したのはすごいと思うし、だからこそ最後の青空とは対照的な姫川の心の中の降り止まない「見えない雨」=インビジブルレインというサブタイトルが効いてると思うんで、その分かりやすさも含めてとても見応えあったです。ま、どっちかというと姫川よりも菊田の心にインビジブルレインだと思うけど(^_^;)
でもあれ、菊田はあれで一度主任のことは吹っ切ったんだろうけどむしろ逆にまだチャンスはあるってことじゃないかと思うんだよね。だって姫川の心の闇を知ることが出来たわけだし、まだ芽はあると思うよ!頑張れ菊田!
しかし雨が重要な舞台装置であるからだけど、返す返すもあのクライマックス前の姫川班集結のお天気雨のワンシーンだけは惜しいと思うなあ。あそこの撮影、なんとかならなかったのかなあー。せめて日が暮れてからなら雨に見えたのにと思うと残念でしようがないよ。そっとそれで通してただけに、スケジュール的にどうにもしょうがなかったのかもしれないけど、結構興ざめ( ・_・;)
TVと変わらない内容だけど、どっちかというと映画館で集中して見た方が絶対面白いと思う。どうせ見るなら強く映画館でとお勧めしとくよ。

そういやストロベリーナイトのヤクザの集会のシーンで、No.2に鶴見辰吾@赤目校長と伊吹吾郎@志葉家のジイがいて、大沢たかお(今回メインゲスト)の手下が神尾佑@ドクター真木だったから、こりゃどんな特撮番組だよwと思ってたら、病欠だった組の親父が石橋蓮司@光栄次郎&イカデビル&豪山(大魔王ゴースン)で一体どんな悪の組織かとw
あーそうそう、忘れるとこだった!井岡だよ井岡。井岡のシーンは期待通りに笑ったわw
出落ちというよりもうやらかし待ちというか、井岡のシーンになると場内に明らかに何かを期待するような空気が漂ってるところが訓練されたストロベリーナイトの観客って気がするよ(笑)石倉さん的にいうと「素晴らしい!」って感じ(番組違うw)
 
せっかく探してきたから張っとく。パンフにも書いてあったけど、最後のシーンのロケはすごかったらしいヨ。