そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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泣くな、はらちゃん#3

http://www.ntv.co.jp/harachan/
脚本:岡田惠和 演出:狩山俊輔
 
ストーリー的には特に引っかかるものはないけど、長瀬がドラマに合わせていろいろセーブしてきたんでだいぶ見やすくなったかも。
引っかかるものというか、これって「この”世界”はなんなのか」とか「自分というものの存在に対する疑問」みたいな、哲学的な話をすごくわかりやすくはらちゃんに代弁させてるっていうドラマだよね。それだけだよね。それでもはらちゃんがカワイイし、越前さんが少しだけ変わってきたっぽいから面白く思えてきたってとこかなあ。
漫画のキャラが漫画から外に飛び出して自分が何者なのか知るという話だけど、主人公ははらちゃんでなく越前さんで、越前さんが幸せになることが目的な話だもんな。もしかしたらはらちゃんの想い自体は他人から見たら報われることはないかもしれないけど、神様=越前さんの幸せがはらちゃんの幸せなら最終的にはらちゃんも幸せなはずだよね。たとえはらちゃんが泣くことになってもって意味で「泣くな、はらちゃん」なのかなあ。
だから話自体はわかりやすすぎてそんなに面白いわけじゃないんだけど、これはあれだ、「一途なはらちゃんがいて、なぜか前向きになれない越前さんがいるこの世界が愛しい」と思わせたら勝ちなドラマか‥‥と、なんかわかったふうなことを言ってみる(苦笑)
木皿泉だとそっちの感覚的な感情の方が強く出てて相当引っかかるんだけど、岡田惠和だとそこがお話的に分かりやすすぎて引っかからないんだよなー。オレは。それともオレがわかってないもっと深い何かがあるんだろうか?
とりあえずはらちゃんの両思いが通じればいいなと思う。あとはどこに行くんだろうこの話は‥‥ってとこか。
まあ長瀬のはらちゃんがとても可愛くなってきたんで、(顔芸命なわけじゃないけど猫とはらちゃんはいいよねえw)これだけで最終回までいけると思うわ(笑)
そして1話で思った通り、やっぱりどう考えても百合子さんが矢東薫子だよねえ?漫画描いてただけだろうに、一体人生降りちゃうような何があったんだろ?ものすごい人気作家でいろいろ酷い目にあった、もしくはおいしい思いしてもういいわってことなのか?でもあの古本の値付見るかぎりだと相当レア作家だよね?元の矢東先生の描いた漫画のはらちゃんはどんな漫画だったんだろう?