そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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ハンチョウ〜警視庁安積班〜#4

http://www.tbs.co.jp/hancho/
脚本:岡芳郎 演出:荒井光明
 
今回は初っ端からコメディ調だったんで、わかりやすく人情話かw
というか秋葉原じゃなくスカイツリーだよな、なんで小池はオタクの格好なんだ?(笑)安積の格好も何やってる人かわからないって意味で微妙に中途半端だけどw
しかも尾崎さんと沙緒里ちゃんいないじゃん。いなくても成り立ってるよ(苦笑)征悦さんと比嘉愛未は何のお仕事でいなかったんだ?w

まあ犯人と関連のあるとこで都合よく話が回るのは当たり前だけど、ここまで回るかってくらいご都合だった。
たまたま捕まえたおばあちゃんスリの里枝さんが捨てないで持ってた財布の持ち主が行方不明で殺されてて、すった相手が犯人だけどどこの誰ともわからない‥‥と思ってたら、孫と待ち合わせした場所で見た、孫の塾のイケメン先生だったって出来過ぎてる(^_^;)
しかもその殺された長谷川愛さんは犯人の憧れの先生で、同窓会で再会してちょっといいなと思ってたのに旦那のDVや不妊を愚痴られたり家出してきたり、あげく妊娠で重かった‥‥って、なんかむしろ犯人に同情。そりゃ殺すのはどうかと思うけど、なんかあこがれの美人先生だっただけにガッカリ度合いと重さも半端なかったろうなあと思うとお気の毒としか‥‥
しかしそれもキッカケは、里枝さんが財布をすって中の安産お守りを失くしたことだというと、ねえ( ´∋`)←ここまであらすじw

でもしかし、これがご都合に見えない濃さはあった。なんというか、つくづくハンチョウのこういう話の完成度の高さは異常だなあ(笑)
ストーリー自体は論理的に組み立てられてるとこに、人情ネタが上手いこと入ってるから気にならないんだよなあ。これで1時間ってのはさすがすぎる。
女スリの里枝さんが味のあるいいキャラで、刑事の旦那の話が結構いい話で、しかも旦那が亡くなったあとスリで生計立てて一人息子を育てたのに、ヘマやって逮捕されてそれ以来息子とは縁切ってるけど奥さんと孫娘の女子高生は好意的という、ええ人たちというかなんというか。
その息子の慎一さんが、スリで稼いだでお金で育てられたことを恥じてて被害者に申し訳なく思ってるから母親を拒絶してるとか、でも奥さんたちはそうしなければ生きてこれなかったってことは仕方ないと思ってるとか、少ない情報で描写されててちゃんと最後の和解までもっていけてることがスゲエ。しかも最後は里枝さんが刑務所から出てきたら一緒に暮らそうって言ってる息子に「覚えてたらね」というまだらボケネタで締め。全部のネタを使いきってて完璧すぎる。
この場合里枝さんの育て方が良かったからあの息子あり家族ありで、つまり里枝さんが心根はいい人だっていうのが後味いい話になってるってことか。
まあ殺された長谷川愛さんは、何も悪いわけじゃなかったのになあと思うとほんとに可哀想だよ。むしろあのイケメン塾講師じゃなくDVしてた旦那が殺しててくれたほうがと思わんでもないくらいに可哀想。もう死ぬしかないと思って飛び降りようとしてたイケメン先生も気の毒。安積の説得が説得力ないくらいに。まあ殺したのはどう考えても悪いけど。ホントに何で殺した( ´∋`)
劇中でキーになる日付が今年の1月14日成人の日(休日)で、御存知の通りその日関東はものすごい大雪だったんで日付が出てくるたびにヒヤヒヤしてたんだけど、最終的には事件的にわりと重要なシーンでものすごく晴れててなんか微妙な気分になったよ(^_^;)さすがに天候はもうどうしようもないよねw
ああそうそう、最初から殺されてたから殆ど写真しか出てない長谷川愛さんはスマートレディの栗原瞳だったよ!