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特命戦隊ゴーバスターズ#50「永遠のキズナ」(終)

東映http://www.toei.co.jp/tv/go-bus/ テレ朝:http://www.tv-asahi.co.jp/go-bus/
脚本:小林靖子 監督:柴崎貴行
『不完全だから人間なんだ!』
 
ヨーコちゃんがリアルタイムで見てね!って言ってたらしいから、ちゃんと朝起きてリアルタイムで最終回見たよ!ヽ(゚∀゚)ノ
一応もう一回録画見直して感想は書いてるけどさ。てことで最終回はちゃんと最終回らしい最終回だった。

まあ若干もったいないなあと思ったのは、これ前回後半くらいに亜空間に入っちゃって、最終決戦自体はもう少し前倒しして後ろというか後日談部分に余裕をもたせるようなタイムラインにして欲しかったかなあってくらい。だってどうしても左上の時間表示が目に入るから、ここで捻りなくストレートに戦闘シーン終わるんだろうなあーとなんとなく客観しちゃうんだよなあ。50分過ぎる辺りから、ああもう時間ないよーとかね。
でもまあ特に強引ってわけでもなく、最終階的な盛り上がりを保ったまま、キレイに終わったよね。
陣さんの最後の切り札の使い方、エンターの切り札だったはずが陣さんの本体が消えたことでゴーバスターズの切り札になったというのは、陣さんの本体の扱いも含めて靖子たんらしいほろ苦さのある決着の付け方だったんで、そこら辺は文句ないよ。そこまでの引っ張り方はいろいろ微妙だったけど。
というわけで、まあゴーバス自体への文句はこないだいったからいいや。最終回はちゃんとまとまってたって気がするし。
ただまあ、途中でヒロムたち帰還した子どもたちの話は一度ケリがついてるから、実際この最終回のキモは陣さんの話だったなーとは思う。
陣さんと、あと、残されるJが可哀想っていう話。
というか、完全に陣さんとJの話だよね。今思うに樹液のJって、陣マサトのJって意味もあったんだろうなあと思ったりするし。
結局あの世界を守るモチベーションって、陣さんがJにいう、『お前が言うとおり、世界ってのは面白れえ‥‥面白れえよ!だからよ、守ろうぜ一緒に。なあ?』ってことだし、陣さんのポリシーである「不完全だからこそ面白い」ってことが、最終的にエンターとヒロムの会話の
『レッドバスター、あなたならただの人間よりはマシな存在になれたものを。』
『ああ、不完全だから人間なんだ。
 父さんが作ったワクチンプログラムにウィークポイントがあった理由もきっとそこにある。不完全だから助けあうし、不完全だから思いを託す!人間はバックアップなんかなくたって、繋がっていく!』
ってことだろうなあと思うわけで、「ゴーバスターズ」の話のキモって結局そこじゃんと思ったり。まあそれも先週言ったけどさ。
そこら辺は靖子たんらしいまとめ方だと思うし、そういう話だったといわれたらそうだし、最初からそういう話でネタは振ってあったにもかかわらず、それがストーリーのギミックにしか見えてなかった、つまりテーマとかメッセージに見えてないのが靖子たんなのか武部さんなのかわかんないけど、全体の見せ方の弱いとこかなあと思ったり。
最初からそういう話でいいのに、あえてそこを外して見せてくるのはシンケンの時の殿の秘密と同じ事だけどさ。
ぶっちゃけそういうどんでん返し要らないんだよね。いやオレはね。むしろストレートにそれを軸に話を展開してくれる方が王道だと思うから、そこはひねる必要ないんじゃね?というか。

だってこれ、最終回の今回だけ見ると一番泣けるのは樹液だよ。他のバディロイドと同じく存在としては独立してるけど、バディだからこそ陣さんが大切で、陣さんの気持ちも一番なわけで、それを捨てないと世界を守れないというジレンマを感じているのはJなんだよね、ヒロムたちじゃなくて。
ストーリー的にはヒロムの中にメサイアのデータがあるってことでヒロムが中心に見えるけど、ヒロムのお父さんとかいっても一度それは吹っ切ってるから今回は付け足しで、実際、感情的にはJと陣さんなんだよ。
まあ柴崎監督の仕切りのせいか、そこら辺は上手くバランスよく見えてるから違和感はないように見えてるんだと思うけど。
靖子たんと柴崎監督って、オーズの「ワンダフル将軍」とか見てると、意外と相性いいような気はするよ。足りないところを上手く補って盛り込んでバランス取ってるってことでは。トータルでも結果的にそんなに破綻してないし。
まあお話としてはそういう感じかなあ。今さらヒロムたちの話でもないし、中盤のメサイアシャットダウンからちょっと良くわかんない事になってたけど、結果的に陣さんと樹液のやり取りでまとまるような話だったってことかな。「不完全だからこそ世界は面白い」っていう。
 
後は、えーと、普通なら巨大化して最終決戦になるところをあえてロボ戦から生身、たとえそれが5対1でも等身大のエンターと戦って倒すという締めなのは良かった。イメージ的にだけど生身で名乗ったのはカッコ良かったし、ストーリーの流れとして意味なくても面割れで戦ったのも良かった。
つか面割れの意味って、単純に「役者の目が見える」ってことだよね。そのシーンにかける役者の思いが見えるのがいいってことだから、面割れしたのは話の流れとしてもスーアクさんが戦うってことよりは良かったと思うし。
ただまあ、亜空間から現実世界に戻ってきたゴーバスターズはそこは作業員全員で出迎えて欲しかったなあ。これだと前半に作業員の話とかしたのがホント意味なかったよ。なんでそこでモブ作業員集められなかった?ちょっとガッカリ。
というか今後の話だけど、これ完全にメサイアの脅威とかコピーも何もなくなったってことなの?そもそも特命ってそのために作られたんだっけ、終わったら解散してよかったんだっけ。まあ普通にそうなってるけどさ。日常部分の積み重ねがあったようであんまりなかったから、後日談にイマイチ深みがないのも残念。といってもヨーコちゃんやリュウジは決まってて、ヒロムのこれからどうしようで締めてるから、それはそれでって思わなくはないけど。というかヒロムはホントにどうすんだ?そいやヒロムのとーちゃんてディケイドのショウイチだよな、どうでもいいけどw
Jは森の管理人って、いやまあそれはそれでと思うけど、管轄は特命部だよな?あんなメカ放置しといたらマズイよなw
あとさ、陣さんって現実世界に実体化してたのはアバターだったから、本体が消滅してにしてもデータとしては記録できるはずだしコピーも出来たはずなんだよね。実体化出来るかどうかは別として、そもそもがデータだから電脳世界的には現実と何の遜色もない「陣マサト」を再現できると思うんですけどどうなのか?Jの中にデータまるっと残ってんじゃね?いやマジで。
まあ最終回的にはキレイに終わったと思うんであれでいいよ。
 
そしてもう帰ってきたよ!(笑)
東映ビデオ:緊急速報!特命戦隊ゴーバスターズシネマ発売決定!! http://www.toei-video.co.jp/DVD/go-bus-v.html
動物戦隊とか意味がわかりません(笑)そしてヨーコちゃんはタイツとか履いちゃダメ!
というかやっぱり陣さんのデータ残ってたんじゃね?
あと東映公式にみんなのメッセージがあるよ!
 
新番組予告。
恐竜戦隊は映画でもショーで見たけどちょっとヘンテコ戦隊みたいなのでそれはそれで期待。たとえ坂本監督と三条脚本でも(^_^;)サンバってなんや!w
あと主役レッドが竜星涼なのでオレ的には期待。