そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ジャックと天空の巨人(3D・字幕)

http://wwws.warnerbros.co.jp/jackthegiantslayer/
監督:ブライアン・シンガー 脚本:ダレン・レムケ クリストファー・マッカリー ダン・スタッドニー

 
ものすごいGANTZ(原作のカタストロフィ以降)だったよ(笑)もしくは進撃の巨人?(読んでないからわからないけどあいつらは空からくるわけじゃないよね?)
VFXがスゴいのはもう今や当たり前だから特に言及はしないし、3Dで見たせいか逆にチャチなところも目についたけど、しかし大迫力の城攻めはスゴかった!むしろ城攻めがスゴかった。(もちろん人間が攻められる側だけど)
城の守りとか攻撃方法とか、ギミック的なもの含めて映画ではけっこう目新しいこともやってて面白かったよ。あのへんの考証は12世紀のリアルなんだろか。
というかこの映画結構面白かったんだけど何であんまり話題になってないんだろ。確かに巨人族はかなりキモいけど(人食うし!)ユアンもいるし、キレイなお姫様とイケメンな若者の恋の話なのになあ。
一応以下ネタバレ含みますよ。
 
 
途中まではあまりにストレートにジャックと豆の木すぎて展開的に予想がつくのが、冒険譚としてはちょっと物足りないとは思う。
そういう意味で奇をてらったところはないし、予想したとおりに話が展開して終わるから、逆に安心して見ていられるとは思うよ。子供向けってわけではないけど、デートムービーくらいなら全然平気。
ブライアン・シンガー監督だけど捻りも含みもあんまりないし。逆にどうしてシンガー監督がこれを撮ろうと思ったのか不思議なくらい。
途中の小ギャグも想定の範囲内で、ユアンのパイ皮巻きとか結構楽しめた。あの隊長さんはいい人だw
ただ天空の巨人の国・ガンチュアの地盤がどうなってるかとか(浮島?)、土地の由来、どうも長命っぽい巨人族の種族や文化も含んだ設定的なことに特に触れてないのが物足りないといえばそう感じるってのはあった。巨人のリーダーが普通にちゃんともの考えてるから余計に。
魔法の豆が何だったのかってのはそもそも突っ込み無用なのかな?(笑)
地上のあの王国の風俗とかは妙にリアリティあるし、一応時代設定は12世紀くらいってはっきりしてるっぽいから、そういうとこはちょっともったいない気がする。12世紀のわりにジャックの格好が現代の若者的な革のフード付きジャケットにカットソーっぽいのは、まああえて‥‥なんだろうけど(苦笑)
王様の肖像画の描き方とかガワみたいな見せマント(あとでお役立ちw)とか初めて見たし、巨大な豆の木の根本にあっという間に見物人が集まって、屋台やら見せ物小屋やらが出来るってのも風俗描写として面白かった。たぶんあの当時のリアルなんだろな(笑)
上でなんかある度に人やら巨人やら落ちてきたり、そこでの王の決断とか、魔法の豆の行方とそれを一粒だけジャックが持ってたこととか(使い方は賢かったなw)、あの魔法の王冠をどう使うのか、せっかく王女とロマンスに落ちたジャックが平民だから結ばれないとか、そして王様が相当ちゃんとした責任ある良い王だったりで変な展開にはならないってのはわかるだけに予定調和なとこはあるけどね。
そして最後は現代で締めなんだけど、ファンタジーだと思ってたあの王国が実は現代の英国で、ジャックとイザベル王女の子どもたちが今の王室に繋がっているのか?‥‥っていうのはちょっとだけ意表を突かれたかな。どうりで妙にリアリティはあるはずだと。リアリティはあるけど相当ファンタジー英国って気もするけど。(どっち)
ジャックが王女と結婚できるようにするために、王族と平民が結婚できるように制度改正したとか、言われてみれば立場は逆だけどダイアナ妃のことかと思ったり。
そして「空でも飛ばない限り人間が来るはずもない」天空の巨人の国は、飛行機も衛星写真もある現代でなぜ見つからないんだろうと思うけど、たぶんあれは魔法の豆の木からじゃないと入れない魔法結界にあるんだろなーと想像してみる。完全なファンタジーでなく現代に繋がるんだと考えたら魔法次元設定しかないよなあw
そしてどうも14世紀に一度盗まれたらしい、あの巨人族を操る魔法の王冠が今はどこにあるのかというと‥‥一応ここはネタバレにしとく。(まあここまで読んだら自ずとわかると思うけど)オレもそのつもりでアレを見てみたいわー(笑)
あとユアンカッコイイよ、ユアン(*´Д`*) あの役はとてもおいしいいい役だったw
 
そういや久しぶりに六本木ヒルズのTOHOシネマズで見たんだけど、あそこの新しい3D眼鏡はちょっとチャチだけど大変軽くて使いやすかったですよ。購入制だけどこれいいね。→https://www.tohotheater.jp/3d/#information
あんまり疲れなかったし、メガネっ娘でもメガネ男子でも大丈夫っぽかったよ。
パンフ読んで何かあったら後で追加するっす。