そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

劇団たいしゅう小説家「おれの舞台」

http://www.h4.dion.ne.jp/~tai-setu/details.html

公演期間:2013年4月13日(土)〜2013年4月21日(日)※ 4/21(日) 15:00〜 千秋楽公演分
会場:あうるすぽっと
作:井上敏樹 演出:田紾竜太 プロデューサー : 高橋正行 武部直美 ( 東映 )
出演:井上正大、芳賀優里亜沢井美優村上幸平甲斐まり恵、小休暁、藤井仁人、竹本洋平、弓削智久、鈴木勝吾、成松慶彦(A)、岩永洋昭(B)←こっちの日

【 STORY 】
舞台の顔合わせに集合した俳優たち。だがどうも様子がおかしい。
引退した者、芸能界を追放された者、スカウトされたばかりのド素人、女グセの悪い者・・・何やらイワクつきの人間ばかり。
新人脚本家の不安は的中する。 読み合わせが始まるものの、彼らは文句をつけるばかり。
そして迎える舞台本番。俳優たちは舞台上で、隙あらば脚本を変えていく。
彼らに幸福なものは誰もいない。 誰もが違う人生を生きたいと思っている。
そんなそれぞれの強烈な想いが、舞台のストーリーを変え、そのストーリーが、人間関係を変えていく。
やがて俳優たちは気付き始める。自分たちが、物語を変えたように、人生そのものも変えることが出来るのでないかと。だが既に舞台はメチャクチャである。
はたして彼らは物語をまとめることが出来るのか・・・!
本編は心暖まるかもしれず、また暖まらないかもしれないスラップスティックコメディである。
脚本 井上敏樹、演出 田崎竜太。「平成ライダーシリーズ」を送り出してきたコンビが、舞台で初タッグ。
ともに東映特撮を送り出してきた出演者もここに集結。 全力でコメディに挑む。

 
劇団たいしゅう小説家公演って、オレは他にも何か‥‥と思ったんだけど、どうも椿くんが代役で出た「コトブキ!」だったようです。そして井上敏樹脚本、まっすん主演の「H〜i!Jack!!〜やぁ!ジャックさん!!〜」は見に行かなかったんだよな。といってもそれ自体が2005年の話でした。8年前‥‥!
いや井上敏樹田崎竜太の組み合わせは初って書いてあったから、あれ?っと思ってググってみたんですが。
 
てことで今回のお芝居は、もうキャストからして出落ち感あふれる感じハンパないんですが、その出落ち感以上にちゃんと面白かったですよ。さすが井上敏樹先生、あの出落ち感溢れるキャストでそれ以上に面白い話になっててスゴい!(笑)
てか楽日が取れたんで普通に楽だけ見に行ったんだけど、しまった、これだったらもう一回くらい見ても良かった‥‥と思ったくらい。まあ実際今週はそんな暇なんか取れなかったし、よく考えたら6000円って結構な金額ですよ。(このメンツじゃ仕方ないけど実際他の公演よりちょい高いね)
まあでも面白かったんで良しです。
話は上のあらすじそのまんまって感じだけど、とにかくキャラですね、キャラが濃すぎる(笑)
特にやっぱり井上先生の親友である村上幸平ときたら、デビルスマイルを振りまきながらの激しい熱演がカオスを撒き散らしてて、見てるだけで笑いがこみ上げます(笑)ホントスバラシイ!(ホメてる)
席がかなり良かったんで、相当間近に見られたんだけど、いやほんとに村上くんはスタイル抜群で顔ちっさくて無駄なパーツが何も無さそうで、まるで鋼で出来てるみたいな人ですね。この人絡みでなぜかオカマネタ多いんで実写ハニー思い出したりw
主役のまーくんはといえば、まーくんはやっぱり結構舞台向きじゃないかなあって感じ。動きのキレとテンポがいいし、特にやっぱりコメディ向きのリズムがあるよ。滑舌は悪くないんだけど、もっと発声が明瞭ならもっといいのになーとは思うけど、別に噛むわけでもないしまったく問題なし。
今回はアクションってわけじゃないけど今習ってるテコンドーを取り入れてて、その動きもまたスバラシすぎる。渡秀なんかもそうだけど、アクション的な意味で動けるってスバラシイね!
というかそれよりももう王子様衣装だったって時点でもう出落ち感というか、ヘンテコカッコイイ王子様をありがとう!って感じ。劇中劇のキャラも変だったよ!(笑)
あと良かったのは甲斐まり恵さん。(この人もお姫様衣装だったw)
この人舞台系じゃないはずだけど、かなり舞台向きじゃないかなあって気が。華もあるし、結構押し出しの強いキャラクターだよなあ。TVだと単に賑やかな人で終わっちゃうけど。
ちょっとコンディション悪そうだったのが弓削っちで、声がかすれてあんまり出てなくて、セリフも2か所くらいトチってた。何があったんだろ?
それ以外はみんな上手いのでまったく問題なく、上手い人ばっかの舞台は楽しいなあーと思ったあっという間の1時間半でした。短いよ、1時間半って。
メンツがメンツだからもっと特撮ネタがあるのかなと思ってたけどそんなこともなく、舞台に穴を開けて押し付けてきたプロデューサーの名前が「白倉」だってことくらい(笑)
あとはでも、芳賀優里亜に酷いこという村上幸平がなんだか真里をなぶる草加のように見えるとか見えないとか(笑)とにかくカイザ村上(ザリ王?)は面白すぎるよw
  
毎回なのか楽日だからなのかはわかんないけど、最後のカーテンコールで全員がちょっとトークというか、まーくんが挨拶してるうちにまとまらなくなって、みんなに「一番印象に残ったところ」ってネタで話を振って、それを挨拶代わりに15分くらいのトークがあったよ。これってDVDに入るのかなあ?
田崎監督はwiki見ると舞台演出は初めてじゃないみたいだけど、特に違和感もなかったし、いいんでないかと。
もともと井上先生の脚本が完全に室内劇でのキャラ同士のやり取りになってて、逆に舞台でしか成り立たないような話だったし。
でも印象としてはその舞台装置的なものと濃いキャラのせいでちょっとだけ「キサラギ」に似てるようにも思ったかなあ。
まあただ最後のオチはけっこうグダグダな感じだったんで、何か胸に残るようなものかどうかでいえば別にそんなことはなく、とにかくただひたすらにおかしくて面白い舞台だったと。
帰りにパンフ買っていこうと思ったらまさかの売り切れで!(一応サイトでの通販はあるらしい→http://www.h4.dion.ne.jp/~tai-setu/shop.html)仕方ないので台本だけ買ってきたよ。初稿らしいからこれから変わってるってことかな。てか最終台本だと当然公演売りに間に合わないかw
あとは劇場出口に田崎監督がいたよ。お客さんにご挨拶してたー。