そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

八重の桜#16「遠ざかる背中」

http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/
脚本:山本むつみ 演出:清水拓哉
 
あまちゃん的にいうと今回の話は延々と「じぇ? じぇじぇ? じぇじぇじぇじぇじぇ〜〜!?」って感じだったよ。いや実際に言ったのは「ええ、えええ〜?」だけど。
慶喜公が二枚舌だってことはよくわかったけど、ちょっとよくわかんなかったのは、そもそも慶喜公はどうしてすぐに将軍職を継ごうとはしなかったのか、継がないままどうしようと思ってたのかってことくらいかなあ。なんで継いだのかは分かるよ。いやだから将軍にならないまま何をするつもりだったのかってことなんだけど、まあいいや。
えーとつまり、自分のためにまとめとくけど、第二次長州征伐に出陣するはずだったのに慶喜が和議を申し出て、会津に割りを食わせたかたちで戦は終わり。勝さんと春嶽の和議の条件は共和政治をすることだったと。(→ダイジェスト見て意味がわかりましたよ http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/outline/story16/
徳川家の反映と日本国の存亡を秤にかけて、そこは会津に泣いてもらう感じで勝があとを引き継いで、どのみち幕府はスカスカなのでここで開国も視野に入れて理想的な日本国を作るつもりだったわけね。なのに慶喜は朝廷からの勅撰を出させて休戦に持ち込み一方的に長州が悪いってことにして何もかもひっくり返したわけですね?
それで松平春嶽は愛想つかして袂を分かち、交渉を任されてたはずの勝はとんだ大恥をかいて、まさにこういう状態の人を激おこプンプン丸っていうんだよねって感じ(笑)
そして会津ときたら振り回されて何が何だかのうちに立場のないことに‥‥というか慶喜公以外は誰も得しない展開。ここまで周囲の幕臣の皆さんを敵に回すって、将軍慶喜公ある意味すげーなw
あ、どうでもいいけど勝さんが覚馬たちを説得してるその理屈って、龍馬伝で龍馬が言ってたのと同じことは言ってるけど、いや思ったんだけどさ、確かにその理想は素晴らしいけど、それを実行出来るかどうかでいえば、龍馬って何の力もなくね?幕臣勝海舟だからできることだったんだよね?慶喜に潰されたけど。
いやなんかこう龍馬さんって、言ってることはカッコイイけど実体がなかったのねーと思ったというか、自由人ていうと響きがいいけどつまり後ろ盾のない脱藩浪士じゃんよー。まあ彼はそこがいいんだろうけど、維新後もいたらそれはそれで絶対うざったかったろうなあと(^_^;) 
 
そんでなんかよくわかんないけど、こんな無茶をやったのは慶喜は幕府を立て直す算段があったってことか。フランスの力を借りてって、それまさに「ラストサムライ」の話だよね。
そして薩摩側の岩倉具視(立場的には朝廷?)の見立てでも、慶喜が将軍になったら面倒臭いなあってことだったらしいじゃん。えーと、薩摩はどうしたかったんだっけ?倒幕は倒幕だけど、つまるところ薩長同盟結んでクーデターってことだよね?でもそもそも長州は昔からの遺恨があったらしいけど、薩摩は違うよねえ。
なんかこのドラマの各キャラとその動きを見てると、長州勢は感情的に恨み節で動いてるっぽいから昔からの遺恨で幕府が嫌いなのね〜と思えるんだけど、薩摩の人たちはみんな計算ずくっぽいから、そもそもは幕府側だったけど、開国あたりの情勢でその幕府が変わったから見限ったってことか?そしてほんとに恐いのは西郷さんじゃなく大久保さんのやってることだって気はするよ。大久保さんの方が切れるよね。まあその辺はまたおいおい話が動くはずなのでそれまで放置。
しかしこれで会津が開放されて国元に戻れれば、都はどうなろうがあ会津の人たち的には良かった良かったってはずだったんだよね。
そこでまさかの孝明天皇崩御って!じぇじぇじぇ!
いや天皇が亡くなることくらいはさすがにどっかで見たから知ってたけど、まさかたった二十日後とは。もーなんで儀式終わってすぐ帰り支度しなかったんだろ。
そう思うと孝明天皇松平容保のあまりにもなんというか、ラブラブ以外の何ものでもないあのやり取りと心の繋がりがまさに悲恋にしか見えないんですけど?どうなってんの?離ればなれになる恋人同士なの?(苦笑)しかも結果として慶喜が悪いの?
 
会津の火事は特に問題なく収まったようで、うらさんが厳しかったのもそんなんとこだろうと思ったんでそれでいいです。行方不明かと思ったら家にいたってのは、お子さんにはありがちよね。
そして黒木メイサキター!
なんか八重@綾瀬はるか、お雪さん@芦名星、ユキちゃん@剛力彩芽中野竹子黒木メイサのその4人の並びがあまりに美しすぎる〜!いやこの並びはいいね、絵面としてあってるよ (*´∀`)=3
なんか男も女もわりとみんな地味目で良くも悪くもこの画面に馴染んじゃう人ばっかだったんで、黒木メイサが入るとなんかちょっとキラキラ感アップって感じ。男はなあ、吉田松陰小栗旬が生きてたらなあーと思うんだけどさw やっぱり華やかさ必要。何が違うんだろうと思ったんだけど、たぶん単純に「ふだん時代劇で見る顔かどうか」ってことかもしれない。ハセキョウもそういう意味ではちょっとだけキラキラ感。
あと二葉さんに無事に赤子が生まれてめでたいめでたい。そして大の男が4人揃ってその赤子のにおいをかごうとしているのは萌えですなあ(笑)
あ、忘れるとこだった、今回は佐川官兵衛中村獅童の舞がありましたね。本物の歌舞伎役者の舞が見られるとはなにげにサービスいいですね(笑)孝明天皇も舞えばよかったのにw(てきとー)