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脚本:古家和尚 演出:白木啓一郎
自分が見えてる・感じてる世界だけが全てじゃないから、それだけで物事を判断することはつまらないよって話。
これって幽霊にも通じる話?霊感少女小夜ちゃんがかなり頼りになる感じだけど、彼女にも見えないものがあるってのはなにげに今回の話の範疇なのなのかなあ。そしてやっぱり吉岡さん無敵w。あの人何年浮遊霊やってるんだろう、しかもものすごく存在感濃いよねw
なんにしても子供がそういう一面しか見ないのは蓄積されてる情報が少ないからだってのもあるだろうけど、思い描く理想のほうが正しいと思い込み過ぎてる潔癖さやピュアさゆえじゃないかとも思うな。
それを諭すのに自分のことを話すわけでもない(まだドラマ的にも明らかになってないし)暁の、ちょっと客観的で親身とはいえない、生徒を突き放した感じがいい方に作用してる感じはあるね。そういうことで過剰に自分の体験を押し付けてくる暑苦しい先生ってやっぱちょっとと思うしなあ‥‥と思ってたんだけど、そこはちゃんと明日香ちゃんのお父さん(相島一之)が自分にも夢があったって話をさらっと語っててよかった。子供が思う大人の「つまらない人生」(普通の人生?)って別に悪いもんじゃないよね。
お話的にはそりゃそうだろうっていういかがわしい話だったけど、それでいいと思う。何より明日香ちゃんがそれを反対してたお父さんに報告できて、お友達にはにこやかに「騙されてたよ」って言えたってことで十分。
アカネさんのことは結構展開早いというか、自縛歴20年てわかってて、まさかもう外に出てくるとはっていうw あの根っこがついた床板はなんの未練だったんだ?それともホントの理由は学校なのかな。
そういや1話の吉岡さんでも思ったんだけど、幽霊の人たちの影はCGで消すこと出来ないんだろか?さすがにちょっと違和感が‥‥(^_^;)
そして杏ちゃんのアカネさんが得意げなのが大変可愛いです (*´▽`*) そして吉岡さんも肉まんの幽霊食ってたぞ。食えるんだw
あと先生たちの評価の話は体育の岩名先生がやっぱりちゃんと評価されてたのもよかった。悪い方の評判だけが独り歩きして、本当に良い先生が潰されることもある(現実は生身の先生のことだからどうなのかは分かんないけど)可能性を副校長がわかってて評価してくれたってとこで、とりあえずこのドラマでの正しさがちゃんと担保された感じね。
それと引き換え河合先生の低評価ときたら‥‥(^_^;)(でもそれ以前に、自分が話してる時に相手がずっとタブレット見てたらふざけんなとは思うんだけどw)
おそらくアカネさんが副校長いうところの熱意があって、「こういう大人になりたい」と思わせるような先生だったんだろうけど。
いいけど前田敦子はこういう腹に一物というか表裏のある役がいいというか、情念の女優って気がしなくもないな。使いどころが良ければ大変面白い女優さんだと思うな。