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宇宙戦艦ヤマト2199 第六章「到達!大マゼラン」

http://www.yamato2199.net/index.html

 
楽しみにしてた七色星団戦ですが、結構えーっ?って感じでした。いや(美化された)記憶が間違ってるんじゃないよ、たぶん。
てことでヤマトの航海もあと1章分を残すのみ。クライマックス!
いろいろネタバレありね。
 

■ 第19話「彼らは来た」

最初にリメイクの話として上手いなーと思ったのは、前回、ワープの中継地点であるバラン星を大壊滅させたせいで主力部隊がそっちに置き去りになってるってことね。いくらんなんでもヤマト一隻で大ガミラスの全軍相手じゃ分が悪すぎるもんな。まあそのお陰でゲールが生き残ったかと思うとそれはそれでなんだかなあって気分にはなるけど(^_^;)
もう一つは旧作の塗りミス、肌色のガミラス人を二等ガミラス人・植民星のザルツ人にしてたせいで地球人へ変装が可能になって、雪が攫われる展開が藪じゃなく敵によるものって話になったことか。雪がユリーシャと似ているって設定そのものも上手く使われてるし、リメイク改変設定がきれいに繋がった感あり。この辺りは相当構成を練ってるっぽいね。まあそもそもなんで種族の違う雪とユリーシャがそんなに似てるんだってのは置いとくとしてだけど。(本当にそこに理由があったらすごいんだけどw)
主にドメルのガミラス側の状況と事情だけど、主力艦隊がいないせいで年寄りと子供ばかりの寄せ集め部隊、でもザルツ星の義勇軍の人たちは熱いし、作画的にはかなり気合はいってるし、期待高まる感じ‥‥だったよ‥‥うん、ここまでは期待が高まってた(^_^;)これ、17話からの4話括りだったらすごく燃えただろうになあ。まあ逆にTVで通して見たら気にならないのかも。
 

■第20話「七色の陽のもとに」

前章のバラン星壊滅があまりにも熱い展開だったからか、エピとして七色星団の戦いがそんなに死闘でもなかった‥‥ってことはないだろうけど、これ、最後ちょっとガックシきたのは、たぶんドメルの自爆がヤマトに殆どダメージを与えてなくて無駄死にっぽくなったせいじゃないかと思われるんだけど、どうなんだ?
19話で、もうちょっと開発中の秘密兵器としての瞬間物質転送機に触れてくれててもよかったんじゃないかと思うけど、戦闘の合間に森雪誘拐作戦あり、ユリーシャ覚醒もありなど内容としてはいろいろ突っ込んでるせいで、転送機の威力はあんまり見えてなかったような。
そこら辺もちょっとテンション下げてるのかもなと思わんでもない。全体にこのリメイクは各話に話を詰め込み過ぎな感はあるよね。なんだか重要エピの合間にドメルと戦ってる雰囲気がしなくもなく‥‥うーん(^_^;)
あとドリルミサイルだ、ドリルミサイル!使い方は旧作より論理的だけど、その分驚きが少なかったのは記憶の問題かな。こういうのは真田さんの役割だったはずだけど、キャラ改変で新見さんのお仕事に。まあ新見さんが復帰できてよかったヨカッタ。しかしそういや女子クルーが増えたことはいろいろ言われてるのに、真田さんのキャラ改変についてはあんまり触れてないような気がするんだけど、どうなん?未だに真田さんの言動には結構戸惑うんだよなあ。

とにかく展開としては全体にちょっと散漫。その上ドメルの最後が‥‥ (´Д⊂ヽ
最初にも言ったけど、あの第三艦橋を巻き込んでの自爆という軍人らしい(別に賛美はしないけど)最期の花道が、あまりにあっけなく真田さんたちに阻止されたってことだよ。なんだよ、波動コーティングって‥‥(前からありました) というかあんな至近距離の爆発にあの第三艦橋が耐えられるようなバリアってなんなんだ?ドメルさん無駄死にじゃん‥‥( ;∀;)
てことで結果的に、エピソードが盛り沢山すぎて、この戦闘がなんだかちょっとした通過点くらいな感じなのはちょっといただけませんでした。絶対バラン星の話のほうが熱かった。
あと出てきた時からやたら威勢がよくて熱血漢なフォムト・バーガーさんの「こんなとこで死ぬかよー!」(だっけ、セリフうろ)、お前は富野アニメの主人公かと‥‥(^_^;)
それと艦載機1機で(それまでのダメージもあったとしても)空母が沈むってどうなの?ガミラスのお年寄りと若すぎる若者たちに合掌‥‥ (ノ_-。)
 

■第21話「第十七収容所惑星」

21話は旧作にない話。まあ雪の拉致ネタではあるんだけど。あとイスカンダルガミラスがふたご星だってわかったよ、ビックリーヽ(゚∀゚)ノ
つーか、初っ端からあの収容所惑星の所長、ヒデーやつだなあ!ムカツク。
一応要人扱いの雪はともかくザルツ特務小隊生き残りのノランへの態度が酷すぎ、宇宙の猟犬は止めろよ‥‥と思ってたけど、雪がユリーシャ成りすましで助けたせいで、なんだか雪に憧れ的な横恋慕っぽいとか、ちょっと面白くなってきたw
そんで雪がいると星だとも知らずに偵察に出た古代のシーガルにはいつの間にかユリーシャと(艦に報告しろよー)、コンテナに隠れてた伊東&藪が。そこだったのかw
雪の世話はドメル奥。彼女はドメルが亡くなったこと知ってるの?そして雪の着替えは見せてくれないよ>< しかしあのドレスが正装‥‥エロ過ぎる。
偽物のユリーシャ(雪)と本物のユリーシャ両方見たのは所長だけだけど、なんかいろいろ入り混じってて混乱してるところに解放軍のメルダ・ディッツ少尉までやってきたよ。てか囚人開放されて大騒ぎ。古代たちは便乗してるけどよくわかってないよね?伊東が抜け目なくてユリーシャ連れてっただけだろうけど、古代はなんでそこでユリーシャ放置?ってことで更に混乱w
そういやちょっと前に大ガミラスは白色彗星帝国を攻略してたけど、そのガトランティス人もいたよ。リメイクにズォーダー大帝はいるんだろか?ちょい気になる。あの所長はガトランティスの人たちが潰してくれてよかったヨカッタ。
それにしても雪を守るためとはいえ、囚人の同じザルツ人を撃たなければいけないノルンさんの悲しみは‥‥ (´△`) それは一体何のためなんだ。出陣の時のガミラスのためで歌うのもそれはそれで心中如何ばかりか‥‥な気はしたし。二等ガミラス人大変。

それよりメルダの父親のガル・リッツとドメルの奥さんのエリーサさんたちは反乱軍。
どさくさまぎれにユリーシャを連れて逃げる伊東は撃たれて死んだよ。良い事する=死亡フラグだと認識する間もなくあっという間に。いや、どう考えても今後の展開的に伊東死なねーかなあとは思ってたけど、さすがに思わず映画館で「えっ!?」と声に出して言ってしまった。雪とユリーシャが二人揃ってて(しかも似たような服着てるし)ただでさえややこしいのに、伊東はユリーシャをイスカンダル人である森雪だと思い込んでて(情報が更新されてないよ)更にややこしく(苦笑)
てか藪はどうなるの?やっぱあそこに置き去り?まあ助けなくていいよ、旧作でもイスカンダルに置き去りだったしな。
それとこの回作画は普通、モブは相当適当だったのに、雪の股の間をあおってみたりピチピチに描きすぎてたり、メルダのお尻の線多かったり、やたらエロ作画だったよー。誰の趣味なんだw
 

■第22話「向かうべき星」

21話もだいぶ気が抜けてたけど、これはまたなんというか、気が抜け過ぎな作画‥‥作画だけじゃなく演出的にもちょっとアップアップしだしてるというか。いやたぶんTVで見たら気にならないだろうけど劇場の大画面ではちょっとw
まあ話としては小休止的な、結果として若干コメディっぽい話だったけど、そういう話少ないから楽しかった。
21話以上に、というかこれもほぼオリジナル展開だよなあ。
ヤマトがガミラス反乱軍のディッツ提督たちと会談してガミラスの情報を得て、共闘はしないものの微妙な立ち位置という、旧作とはだいぶ違った状況になってるってのは、その分デスラーの影が薄くなるような気がしなくもないけどどうなんだ?
まあ反乱軍があからさまに共闘するのもマズイけど、ヤマトの方にもガミラスを叩き潰す理由はなくなったような。最初から戦わないとは言ってるけどさ。
悪いのはデスラーの恐怖政治ってことだけど、デスラー総統が収容所から救い出してくれたっていうテレステラの話を聞いてもそれもちょっと怪しいような。だってデスラーって絶対いい人じゃないよね。テレステラは雪の「愛」という言い方に下世話だと笑ったけど、籠の鳥を殺してるよデスラーさん!彼は絶対そういう人だよ?てかあの鳥はスターシャってことで?
正直ザルツ人のこととか反乱軍の人とか、侵略に屈したほうが幸せだとかいうデスラー支持派の人とかもろもろ、ガミラス内部の人たちの思惑が広がりすぎて収拾つくのかなあと。

それはともかくガミラス大統合とかもさておいて、会談の結果、反乱軍がメルダをヤマトに置いていってくれたんで、玲(クールデレ)とユリーシャ(天然)とメルダ(ツンデレ)の、なんだか楽しそうな異種族トリオが出来たよ!
あの食堂でのマゼランパフェ食べながらのスイーツ女子会をもっと美しい作画で、長々とどうでもいい話をする彼女らを見たかった‥‥気はするけど、それにしてもパフェに文字通り食いつくメルダカワイイよ、萌える!(*´∀`) =3ムッハー
パフェはガミラスにはなかったのか?オムシス直ってよかったね、というか原材料を考えちゃいけないのはお約束(苦笑)そしてメルダは女子だから赤い機体にしたかったわけではない‥‥よね?(でも多分そう思われてるw)
玲は完全にツッコミ役だけど、大事な人のことを上手くはぐらかすユリーシャの末っ子的なボンヤリさ加減と意外なしたたかさも大変よいものです。あの三人の組み合わせはまさに奇跡!なんとなくここに雪がいたらいろいろ台無しになりそうな感じがしなくもないのは、雪が女子会って感じじゃないからだろか?あいつ、隙がなさすぎるよ。仕切り屋系?
なんとなくだけど、セレステラ(意外とお茶目女子?)も女子会があれば参加しそうな感じね。あとは新見さん(年上だけど姉御肌ではない)かなあ(笑)そんな女子会見たいーw
ってことで締め。
ガミラスとは戦わないって言ってるのに結局ガミラスに向かう羽目になった最終章が待ち遠しいです!旧作のあの沖田のセリフが今回のリメイクでは大変意味を持ちそうなんですが。ああ長いようで短い一年だった‥‥