http://www.fujitv.co.jp/b_hp/130622premium/index.html
脚本：池上純哉 演出：西谷弘
内海刑事の話だからなあ〜と思って全然期待してなかったからってわけじゃないけど、思ったより面白かった！
事件ものとして、ストーリーが二転三転して意外な真相が明かされる‥‥ってことで見応えあったし、話も面白かった。でも画面からしていつものガリレオじゃなかったね。
全体になんか画面の雰囲気も違うなあと思いながら見てて、湯川先生が出てきた所でああ！と気がついたんだけど、これ映画の「容疑者X〜」と同じような画面だよね‥‥と思って調べたら映画と同じく西谷さんて方の演出だったよ。
そういや劇中で上念研一（ユースケ・サンタマリア）が勤めてる介護派遣センターの名前が「タイヨウ」で、任侠ヘルパーのときの老人介護施設と同じ名前だなあと思ったら、西谷さんって任侠ヘルパーもほぼメインでやった繋がりかｗ しかもユニフォーム黄色いし、同じかよｗ
ということでこの話、ガリレオじゃなくても全然構わないような話だよね。ガリレオである必要まったくないよｗ
湯川先生は顔出し程度で事件に絡んでるわけじゃないし、ぶっちゃけ出なくても全然問題なしいしｗ まあスピンオフだからこういうもんだといえばそうなんだろうけどｗ
てか実際オリジナルストーリーらしいし、内海刑事の話だけど、そもそも彼女がオリジナルキャラだしなあ。
そういやネットで今期のガリレオが内海も出ないし吉高がウルサイし原作と違っててつまらないって話聞くけど、そもそも内海刑事がオリキャラです（苦笑）
つーか、第１シーズンの時からオレ、内海刑事嫌いなんだよ。
なので話は面白かったけど、本当にもう内海を見てて見ててイライラした！あいつは相変わらずなんて無能な刑事なんだろう。もうさっさとオクラホマへでもどこへでも行っちまえばいいのに。
後半はそうでもないけど前半、取り調べの的外れさ＆やる気の無さ、東京に帰って来いと言われたら何の反論もなくいうなりに戻るし、何か自主性に欠けるというか捜査しようというやる気が全く見えないし、言うこと全部感情的だし、第１シーズンと全然変わってなくて刑事としてほんとイラつくわー。そりゃ飛ばされるだろ。
柴咲コウはなんとも思わないけどとにかく内海刑事のキャラが嫌い。岸谷＠吉高みたくカワイクないし、岸谷よりよほどウルサイよ？あ、ちらっと出てきた岸谷はやっぱり前から小憎らしい奴だったｗ あの態度、ねーよｗ
まあ今回はその内海がウザいという部分を補って余りあるのが、内海と組んでる長野県警の当摩刑事（柳楽優弥）だよ。
柳楽優弥、いいね！すげー良かった。彼の演技をちゃんと見たのってたぶんはじめてだけど、こんな人だったのね。ビジュアルも一時期のダメダメだった時と違ってて誰？って思うくらいスラっとしてるし、役どころはITに詳しいイマドキ風の若者刑事、でもちょっと抜けててしかも坊ちゃんという、おいしいキャラを絶妙に好演してた。キャラもいいし、柳楽くん自身もいい。これを機会にもっとTV出てくれんかなあ。ぜひ。
ユースケの役も、そんな人じゃないだろうと思ってたら‥‥だし、伊武雅刀もちょっとえって思った。いろんな意味で意外性。
ストーリーはネタバレになるから言わないけど、とにかくガリレオじゃなくてもいい話なんだよなあ（笑）
ガリレオってあくまでも物理ネタがあって湯川先生がそれを解明するから面白いんであって、これは全然そういう話じゃない、単なる事件ネタの話だしな。
ただまあ事件がふたつ入っててそれを内海一人で捜査してるに近いから、事件自体にあまり突っ込んでなく浅めに単純化してて流れなりで、それ自体もあまり説明されてないからよくわかんないうちに話が進む強引なところもあるけど（それでもちゃんと面白いし話はそれなりわかる）、まあそんなに悪くはないしドラマとして楽しめたんで全然OK。
ただ余貴美子の長野県警の署長の言い分とか、過去の冤罪事件のあれやこれやから上念のやろうとしたこととの本質とかは、面白いネタだけどさすがにこの時間内じゃ描き切れてないし、ネタ的にも気持ち的にもそんなに突っ込んでやってはないせいか、ちょいやりきってなくて勿体無い気はしたかなあ。
署長の言い分がドラマとして微妙に的はずれに思えるのは、内海が評価されてないのはそもそも（女性）刑事として仕事が出来てないからだと思うよ。どこに彼女の仕事っぷりを認める要素があるんだと‥‥どう考えても同じように仕事が出来ない品川の刑事のキャラと対比させてるんだから、内海も無能刑事ってことだよね？
それでもまあ手柄を立てて彼女なりに思うところがあったから、最後はオクラホマ行きを決めてそのまま１話に続くか。
あと話に絡んでなくても、湯川先生は数式を書くのね。笑ったよ（笑）ちょっとしたガリレオらしさかしら、実に興味深いｗ
