そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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八重の桜#26「八重、決戦のとき」

http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/
脚本:山本むつみ 演出:加藤拓
 
もう最初のしょっぱなから泣けて泣けて‥‥ (ノ△・。)
鉄砲持って男装の八重さんをはしたないというおばちゃんたちやら、参戦に来た八重さんにおなごに戦は出来ねえとかいう神保パパやら官兵衛やらの頭の固い会津の人たちに敢然と立ち向かう、今までちょっと鉄砲が上手いだけでまったく普通のおなごだった八重さんカッケー!これはもう会津の戦だからおなごも何もないといって説得する八重さんカッケーよ!それがまさか官軍相手にひと月近く籠城を持ちこたえさせるような会津の力になるとか、どんなミラクルだ。
今年の大河は本当に出色の出来だよなあ。つくづく。前半の地味だけど丁寧な描写と展開がここで確変!って感じ。
八重さんは本当にただの鉄砲の家で生まれた鉄砲が好きなだけの、でも一番鉄砲のことをよく知ってて上手いというだけのおなごで、戦のことはもとより、都の情勢も戦略も戦術も何も知らないはずなのに、でも鉄砲隊の指揮が的確で、会津を守るという決意と覚悟があるということは揺るぎなく伝わってくるのは今までのこの地味だけど丁寧な前半の描写があってこそだよなあ。ドラマが面白すぎて泣く(´;ω;`)ブワッ
 
領内の女性たち二百数十人が自刃して官軍の指揮を鈍らせたって言うけど、頼母さんちの女性陣みたいに会津に対する仕打ちへの抗議として自刃を選んだというなら納得。
雪さんはどうなんだろ、辱めを受けるくらいなら‥‥だけな気もするんだけど、多分それが普通だよな。
でもその反面、竹子さん@薙刀部隊みたいに自刃する前に一人でも多くの敵を倒す覚悟を!って言ってる人たちもいたわけだし、男も女もない武装国家教育といっても基本は武家社会だから、おなごが戦うのは良しとしない、いざとなったら自刃ってのが普通なんだよな。八重さんとか竹子さんとかが突出してるだけで。
あとおユキちゃんは今ここじゃ死ねないって城下を逃げまわってるのは、それはそれでまた正しいし。あ、おユキちゃんちのばあさまがお城へいっても食い扶持がかさむだけだから家に残るってとこでもちょっと泣いた。いやもうそういう問題じゃないんだよな。武士の覚悟やプライドとかいうことよりも、この期に及んでは会津のために死なないで戦う=生き残るってのもまた覚悟なのかと。
しかしそうなると白虎隊は‥‥ (∋_∈)
よく言われてるお城が燃えてると勘違いしての自刃じゃなく、敵に捕まって辱めを受けるくらいなら今ここで(こっちのほうが本当なんだっけ)‥‥ってのはどう見ても集団ヒステリーにしか見えず、むしろ竹子さんや頼母さんちのことを考えるとあまりにも浅はかとしか‥‥。覚悟がなかったとは言わないけど、子供ばっかだったから仕方なかったのかなあ‥‥(´・ω・`) そこでただ死ぬくらいなら一人でもお城へ向かうとか出来んかったのか。
でもなんか、あえてその順番で話を描いていくってとこに何らかの意図はあると思うんだけどさ。
生き残りは最後まで躊躇ってた健次郎さんの従兄弟で八重さんに死んじゃダメと言われた貞吉さんなのね。生き残りの人がいたおかげで真実が伝わったってことだよなあ。そういや隊長さんはどうしたんだろ。もうやられてたのか?
神保パパと土佐さんも自刃。だからまだみんな戦ってるのになんでそこで死ぬ!?潔さだけが武士なのか?と思わざるを得ません。八重さん見てると。

そして八重さんはもうカッコよすぎる。スナイパーすぎてカッコイイ!薩摩の大将@反町も撃たれたよ!スゲエ、何かスゲェ。八重さんなら出来るという説得力ありすぎるよ。その分尚之助さんが影薄いけど、なんか夫婦でそれぞれで戦ってるのはカッコイイ!
ところで出たり引っ込んだりの容保公の動きがさっぱりわかりません。殿は一体何をしてるの?
あと板垣退助がやたらクローズアップなのは一体w 赤い被り物が派手だから?雨上がりの西日の中のスロー映像がやたら凝っててきれいなのは何なの?w
そして陣取った西郷邸での集団自決を見て「味方だ」介錯きたよ。というか紀行のそのシーン再現の板垣マネキンがやたら美形なのはちょっとどうなのかとw そういうポジションなのか板垣退助?反町よりカッコよくていいのか?w

そういや前回から官軍が冬になる前に会津攻略を〜とか言ってたけど、8月なのに東北はそんなにも冬が早いのか?って思ってたら、籠城戦が始まったのって旧暦の8月で今の日付だと10月頭なのか。そりゃもう冬だよなあ。なんかずっと8月で夏だと思ってたよ。
 
てか、次回彼岸獅子で入場する大蔵さんって、どゆこと!?Σ(゜□゜)
今週の八重見て、ちょっと会津のお城を見に行きたくなったなあ(たぶん今だけ)