そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

八重の桜#27「包囲網を突破せよ」

http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/
脚本:山本むつみ 演出:加藤拓
 
月曜には見てたのに(どんない忙しかろうと今の展開は気になりすぎる)ツイッターでつぶやいただけで、仕事などなどで感想書くタイミングなくてすでに日曜ですがw
八重さんがスナイパーの本領を発揮!ちゃんと子供の頃の「鉄砲は命を奪うものだ」という教えが挿入される当たり気が利いてるね。そしてこないだおユキちゃんたちを逃してくれた六平の師範先生が生きてた!よかった!
そしてその反面、今週の犠牲者たちは竹子さんたち女子薙刀隊。日頃の鍛錬も何も、どうやったって戦場で男には勝てないだろうに‥‥しかしそれでも連れて行ってくれないと自害するという覚悟にまた泣かされるよ。竹子さん‥‥(´;ω;`)ブワッ
お城に戻りたいという気持ちだけで、何の戦法もなく戦場に突っ込む竹子さんたちは実際どうだったんでしょ。敵が捕まえろっていったのは単に捕虜?なわけない乱暴陵辱目的か?まあそれもありえなくはないだろうけどそういう状況だったのかどうかもわかんないけど。竹子さんの死亡フラグは「お城に戻ったら、八重さんに鉄砲を教えてもらいましょう」それを言うては‥‥ (´△`)
そして鉄砲で撃たれてお亡くなりに‥‥ (´Д⊂ヽ 首を切ろうとして無理で髪だけ持って帰るってのもたぶん史実なんだんだろなー。
捕虜になった雪さんのとこにきた人は明らかに土佐の人だけど、吉松速之助って人で神保雪の自害を見届けた‥‥(>wiki)ってエピソードがあるのね。というかやっぱり戦場のおなごは捕まって陵辱されたのね‥‥ (>_<)
こうなると本当になんで土佐さんと内蔵助さんは無駄に自害なんぞ‥‥
そして相変わらず頼母さんは恭順を主張‥‥ってこれもよくわかんないんだけど、この時点でもそれはなしだったんだよなあ?新政府軍は会津を全滅させるつもりで攻めてきてるし、恭順自体まったく受け入れる余地はなかったという流れなんだろうから、そうなると本当にもう会津は、少なくとも城外の農民以外はみんな討ち死に全滅のつもりでやってたってことかー‥‥。
しかしまあ、負けの話ばかりする頼母さんはどう考えてもあの中じゃナシだよなあ。さすがに全滅覚悟の戦はどうかと思うけど、ここは涙目で激る平馬さんの気持ちのほうがわかるわ。あの状況で頼母さんの意見はないわー‥‥としか思えない。
でも会津を守るために腹を切らないという頼母さんは立派だと思うよ。本当にこうなるとなんで土佐さんと内蔵助さんはあそこで自害したとしか‥‥(まだいう)
 
そしてどうして新政府軍の人たちは大蔵さんの彼岸獅子を見逃してしまったんだい?なぜスルーしたし。
奇策?奇策なのか?というかあそこでボンヤリ彼岸獅子の入城を見てたのは、方言からして土佐の人たちだよね。なぜよ(^_^;)
にしても、まさかまさか何話だか忘れたけどたぶん一桁話数のドラマ開始当初で、八重さんたちが彼岸獅子の子を助けた話がここに繋がるとは‥‥!
つーか、今回の彼岸獅子入場を見越してのあのエピソードなんだよね?これ、もしかしなくても山川大蔵の彼岸獅子入城を知ってる人たちは、あそこでもう「ああ〜、これが後で彼岸獅子入城に‥‥( ̄ー ̄)ニヤリ」な話だったのか‥‥!
どう考えても最初の小松村の彼岸獅子の人たちの諍いエピはオリジナルだと思うけど、あの場に八重さんがいて大蔵がいて、あの時は尚之助さんが上手いこと子供を助けて大蔵さんがギリリ…となる話だと思ってただけに、ここまで見越してのあのエピだとすると、この脚本すげえわー。山本むつみスゲエというべきか。
あ、そんでこれ、小松村の人たちが「昔の恩を返してない」ってわざわざいうのって、冒頭で逃げるおユキちゃんたちが農家の人たちに助けてもらえないって話との対比なのかな。地理的な意味での範囲はわかんないけど、戦は城下の町の人たちの話であってとりあえず農村部は巻き込まれてないから迂闊に関わりたくないってことだよね。そうすっとそこであえて危険をおして協力してくれた小松村の人たちと大蔵の奇策の意味は推して知るべし‥‥ってことか。この脚本ほんとにすごすぎる。
んで頼母さんはとうとう追放。まあそりゃ彼がいるだけで指揮が下がるから仕方ないわなあ‥‥( ´∋`)
もうすでにこの戦のあとの明治政府になった時の話まで気持ちが持たねー。新島襄の本格登場とかチラ見せされたけど、なんだかどうでもいいって気分になってくるよ?
 
あと一応気になったんで、大蔵さんの彼岸獅子入城をwikiでちょこっと追っかけたよ。
大蔵さんのいた日光口の新政府軍は確かに土佐藩谷干城の担当でした。んで明治になってからこの谷干城の推薦で大蔵さんは陸軍に入り、西南戦争で活躍したと。
さらにこの谷干城って土佐の人は龍馬シンパの人で、龍馬が暗殺された時に真っ先にやってきて中岡慎太郎に事情を聞いた人で、その筋で新選組を恨んでて近藤勇を斬首にしたのもこの人だと。
なんかこうやって辿って行くと面白いなあ、幕末は。(ちゃんと覚えてられたらの話w)