そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

SPEC〜零〜

http://www.tbs.co.jp/spec2010/
脚本:西荻弓絵 演出:堤幸彦
 
ちょうどいいタイミングで再放送きたんで、TVシリーズも翔も天も見返しちゃったよ。(DVDは持っとる)
SPECは復習大事!そして本編が始まる前の前日譚だけど、謎の穴埋め的な付け足しエピじゃなく、ちゃんと独立した話として期待通りの面白さ!
まあ正直SPECって、本編はともかく映画の「天」より特番の「翔」のほうが面白かったし、話の面白ならTVのほうが向いてるのかなあ。映画はたぶん…だけど、映像的に大掛かりなことやれると思ってかそっちの方に力入っちゃったっぽく(銀ダコとかw)ストーリー的な面白さはそんなでもないしね。
この話自体はどうも「天」公開時の漫画版とほぼ同じっぽいね。小説も出てるし、これ自体はすでに作品としては出来上がってる‥‥にしても、二時間にいろいろ盛り込んでるのにちゃんとまとまっててさすが。
ともかく未詳に来る前の当麻と瀬文、当麻とニノマエの対決まで。これまでのいろんな謎未満の話もだいたい解けた感じかなあ。分かる小ネタもわからない小ネタもあるけど大丈夫。面白かったからw
細かい小ネタのうちの大きなネタ、チェッカース(”ズ”にあらず)無線のタクシーでメンバー本人登場ってwwwニノマエ込みでおかしかった。ナンシーは唐突過ぎてビックリしたよ。しかも「恋じゃな〜い♪」だしw
あとネタじゃないけどケイゾクの柴田は名前だけ、今は公安の偉い人か。(でもまだ床に寝てる)近藤さんが部屋にはいる時のBGMが「ケイゾク」だった(笑)
それと初めて未詳への行き方がわかった!どこ‥‥というか地下16階!?(←ウロ)前は普通に警視庁通って行ってなかったっけ?捜査一課の部屋から電源取ってなかったっけ?なんで秘密基地みたいな道順を‥‥どっちにしても案内なしには来られないよな(苦笑)

そして今回ゲストの川島海荷の上野真帆、ヨーヨー使いだしどう見ても二代目スケバン刑事にしか見えないと思ってたけど、お母さんが南野陽子で名前が「サキ」って旧姓は麻宮ですかー!?(笑)そりゃ真帆ちゃんは確かに「二代目」だなwwww当麻も「スケバン刑事!」っていうた!(笑)
でも「おまんら許さんぜよ!」はともかく土佐弁と九州弁?と武士の言葉がごちゃまぜwwww(スケバン刑事lllは見てないから設定よくわからんけど)とりあえず手袋は初代の黒!
終わりがあの爆発シーンってのはともかく、そこであんな話があったっていうこの展開ビックリ。
心霊手術SPECの真帆ちゃんがニノマエにあっさり殺されたのは意外だったけど、当麻のSPECが死者を呼び出すことなら当然か。しかもそこは法に触れるわけでもないし、上手いこと考えたって感じ。ニノマエが言うところの微妙なSPECだってのは確かに。だって体に手を突っ込むのは自力だしなあ。
でも当麻とニノマエの対決はあそこじゃなかったよね。回想シーンと違う場所だったぞ(苦笑)二人だけじゃなかったしー。当麻のスーツはともかくわざわざ学生服を着てくるニノマエ‥‥(^_^;)
炎の時間は止められても熱は止められないってのはなんかの伏線なんだろか?(深読みし過ぎ?)
 
今回の前日譚は、当麻一家(当麻紗綾抜き・なんで?)が飛行機事故に遭うところからだけど、何気にずいぶんでかい話になってるナレーションが‥‥天と同じく野々村係長の雅ちゃんへの語り。飛行機事故は本当は何があったんだ。狙われたのはお父さん?それともお母さんってことは?
当麻とニノマエの因縁の前日譚をやりつつ、スペックたちの雇い主の石油系メジャーとそれ絡みの殺人事件を突っ込んでくると。
当麻の親友の電気を操る新キャラナンシーからの当麻のSPEC発動へのもっていき方も上手いなあ。最初は何のためのキャラかわかんなかったけど、当麻のスイッチ役ね。しかしあの最後はかわいそ(´;ω;`) ニノマエ=陽太は本当は結構ひどい性格だよなあ。なんでそうなった。
ニノマエは地居に当麻を仇だと記憶を書き換えられて憎むことになったわけだけど、まだこの時点では陽太の性格なんだよな。そんでニセの母親とか、地居との関係とか、その辺でTVシリーズでは突っ込まなかったところが大体わかってきたよ。本編はそこがはっきりわからなかったのが最初の混乱の元だったんだよね。
ただ結局それだと地居って小物だってことになるんだけど、どうなのか。というか結局やっぱりある部分で裏のシナリオ描いてたのは地居聖ってのが前提で?だいぶ世界観の背景と情勢もわかってきたけど、TVシリーズの頭のほう考えると、どこからどこまでが予定通りなのかなあ。
当麻と地居にしても、本編での付き合ってたっていう記憶自体が地居の書き換えた偽記憶かと思ってたらそれは本物だったとか。てかあの指輪(120万円には見えない)のプロポーズって学生の時かと思ってたけど、未詳に来てからって直前すぎるな。
学生時代のストーカー写真は当麻の記憶をいじるときに置いてたし、4年前から付き合ってたっていうそこは嘘というかストーカーしてただけか。ナンシーが死んだあとのあの時に恋人記憶を刷り込んだんだしな。渾身の「僕のSPECよ、君に届けー!」ワロタわw ホント、マジキモイよ、地居(笑)おかしいなあ、どうみてもイケメンの城たんなのにw
地居が石油系メジャーのディアブロ大杉漣)の手下で、ニノマエがそこで雇われて出会ったってことだけど、元津田だとすればどこまで状況を読んでたのか。事故以降あの時点までにニノマエってすでに記憶操作されてるよね。当麻のこと覚えてないし。どこで保護されてたのか、日本じゃないってことは公安零課でもないってことだよな。
いいけどディアブロって、やっぱりジョジョかよw
 
ところでニノマエさん、ずっと言ってる池袋のアニメイトってアニオタか。しかも「けいおん!」好きか(笑)
たぶん明らかに翔以降ニノマエのキャラが変わったなあ、本編始まる前というか、途中からのあとづけなキャラ付けでこんな人だっことになっちゃったのかーと思ったけど、エンディングで流れてたゲーセンのシーン見ると、地居がニノマエの記憶を書き換えてアニオタの記憶を消したってことなのかな。アニオタ記憶というか元の陽太(性格悪い)の記憶はかなりうざくて邪魔だったってことかな。
地居のSPECって、本人が頑張れば記憶を取り戻せるっぽいし、一度死にそうになって蘇ったからもともとのアニオタの記憶も思い出したってことなんだろか。ということは翔以降は元の陽太に戻ったってことでいいのね。ああ、納得(笑)天とか相当変だと思ってたんだよな(^_^;)
そしてニノマエのSPECは時間を止める(正確には時間の流れが違うんだけど)ということでなく、「意識の共同幻想」を出入りするってことになったのか。理屈ではなんとなくわかるけど、それが物理的に世界に及ぼす影響の結果というのがさっぱりわからない。なんでそうなるんだ?鳥が空をとぶように‥‥って、鳥が空を飛べることには理屈があるだろよ。それともお父さんの飛行機の揚力の話繋がりなんだろか?
 
当麻と瀬文は廊下ですれ違っただけだけど、瀬文を未詳に呼んだのは当麻だったのね。
そんで瀬文のSIT時代の話はともかく高島弟怪しすぎる。誰のオヤジだよw
あと美鈴ちゃんも出てきたし仲良さ気だし。武運長久のケーキ、カッコよすぎるだろw
ただひとつ、志村が瀬文を撃った理由って結局わかってない‥‥よねえ?他のことがクリアになったけどそこはまだ謎のままだったけど、誰かが言ってたように単に操られていたってだけでいいのかな?ミッション前に志村がビビってたのは単純に初ミッションだからってことでいいのか?何も裏はないの?伏線とかでないの?
そういやSPECの志村の人、こんだけ長い間シリーズやってて、寝てる以外の演技って初めてだよね(^_^;)
あとはセカイ(向井理)の正体をチラ見せしつつ(でもさっぱりわからないw)、白い女(大島優子)はあの時点で大人だけど子供にもなるってのか。あれ「天」の時の青池の娘だけど、本当に青池が産んだのかなあ?そこは疑うとこじゃないのかな。
「そして時は動き出す」って、やっぱりジョジョじゃん。ザ・ワールド!
どっちにしても話も盛り沢山だけど、当麻とニノマエの憎しみと因縁、地居=津田助広の暗躍、当麻の怒りと悲しみのSPECの秘密がわかったり、見どころがたくさんありすぎて面白かった!単なる怪しい出来事を扱うだけじゃない、ちゃんと当麻の感じた「人の想いとは?」みたいな話になってて、瀬文にしても野々村さんにしてもそこが動くモチベーションだっていうことの描き方のさじ加減がとても心震わせる感じ。「結」二部作が楽しみ!だって4時間分くらいあるってこったろ?早く見てえー!