そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ビター・ブラッド#3

http://blog.fujitv.co.jp/BitterBlood/index.html
脚本:小山正太 演出:金井紘 原作:雫井脩介
 
うーんうーん、この番組って「ドラマとして」問題があるわけじゃないんだよな。
オレが面白いとは思わないってだけで、たぶん金田一少年とかと同じレベルのドラマなんだよなあ。中高生なら楽しめるし、フィクションドラマ的なツッコミはあるものの劇中的に突っ込みがあるたぐいのものでもないというか。
その辺では「ブラッディ・マンデイ」や「東京DOG」よりドラマとしてはちゃんとしてると思う。
ただいかに中高生向けとはいっても、いや小学生向けだとしても、今この2014年にこういう刑事物がありかといったらちょっと微妙。ハードじゃないとダメとかそういうことじゃなく、劇中世界観の構築レベルが20年くらい前のお気楽ドラマ並なのに、犯罪の部分だけちょっと今風なテイスト入ってるから違和感あるんだよね。
全体のやり取り、夏輝と島尾の親子確執とかはながらで見ててもいいようなテイストのドラマなのに、貝塚絡みの犯罪描写はちゃんと見てないとダメというのもバランス悪いし。
だってさ、瞳の父親の仇である貝塚及川光博)に対して、瞳本人も(演技の問題じゃなく)相棒だった島尾も捜査課のみんなもあんな軽いハートフル対応でいいのかなあ。貝塚もどうせ死んでないだろうし、このネタまだずっと引っ張るみたいだけど。
まあ夏輝からしたら状況はわかっても、瞳の想いまで理解出来てるかどうか分かんないからあんなもんでいいと思うけどさ。(オレもちょっとながらで見てるから見落としてるかも)
貝塚の偏執的・変質的なキャラの問題なのかな。やってることが全体のノリにそぐわないというか。
いや別に重い話を見たいわけじゃないんだけど、妙に軽いノリの日常を演出してると見てるこっちの気持ちの切り替えが…(^_^;)大人としてはね。
最後がカレーが甘かろう辛かろうに、万引きのお手伝いさせられた子供のネタを回収して締めるというライトコメディのお手本のような展開だけに、そういうのあんまり深く考えなくてもいいのかなって気はするけど(^_^;)
まあ夏輝と島尾の親子の確執ってのもライトすぎて時々どう考えていいのあよくわからなくなるけどさ。
こういうライトなドラマにあの捜査一課の面々というキャスティングがとても贅沢すぎるとは思うけど、たぶんあれくらい上手い人たちじゃないとこの雰囲気って維持できないのかも(笑)それプラス若手キャストもサトタケと忽那汐里出し手堅いよなあ〜と改めて思いました。
それにしてもまあ突っ込むとこといえば、瞳の父親殺害容疑がかかってた貝塚を野放しにしてたりあまつさえ瞳が接触したり(怒られてたけど)、情報屋だとかいってるのにあんな高そうなマンションに住んでるっておかしいと思えよみたいなとこか?何やってる人だと思ったんだ?