そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ウォー・ホース 〜戦火の馬〜

日本公演公式サイト:http://warhorse.jp/
シアターオーブ公式:http://theatre-orb.com/lineup/14_horse/top.html(こっちのほうが詳しいかも)
 

公演期間:2014/7/30(水) 〜 2014/8/24(日) ※8月15日(日)19:00の回
場所:東急シアターオーブ
原作:マイケル・モーパーゴ 脚色:ニック・スタフォード
共同制作:ハンドスプリング・パペット・カンパニー オリジナル共同演出:マリアン・エリオット、トム・モリス
 

【あらすじ】
第一次大戦前夜のイギリスの農村――
貧しい農家に育てられた一頭の美しい馬は、ジョーイと名付けられ、この家の少年アルバートとかけがえのない絆で結ばれる。だが、開戦によってジョーイはアルバートから引き離され、英国軍の軍馬として戦場の最前線に送られてしまう。戦争の現実と隣り合わせの過酷な日々の始まりは、ジョーイの驚くべき旅の始まりであり、彼がやがてめぐりあう戦時下の人間たちの、切なくも美しいドラマの始まりだった・・・。
悲劇に打ちのめされながらも希望を信じて生きようとする人間たちの姿を描き出す、壮大なる感動作『ウォー・ホース〜戦火の馬〜』。戦火を生き抜くジョーイという一頭の美しい馬との出会いと別れを通して、彼らひとりひとりのドラマが鮮やかに浮かび上がる。

【解説】
少年と馬の友情に世界が泣いた…
スピルバーグも号泣し映画化!世界で話題の大作が初来日!!
イギリスに生まれ、第一次世界大戦で軍馬としてフランスに送られた馬と周辺の人間たちの物語を、馬の視点で描いた感動作。
ロンドンで本公演を見て1幕目からラストまで涙が止まらなかったという映画監督スティーブン・スピルバーグが「この感動を世界に届けたい」と映画化を決意。2011年にアメリカで公開したのち、翌2012年には「戦火の馬」というタイトルで日本でも公開。各国の映画祭でさまざまな賞にノミネートされました。
舞台版は、2007年10月にロンドンで初演された後、2011年にはアメリカに渡り上演開始。同年の第65回トニー賞において、最優秀作品賞、演出賞など5部門を受賞。
現在はロンドンのナショナル・シアター公演が7年目に入り、その他にもイギリス&アイルランドツアー、ベルリン公演、北米ツアーが同時に行われており、いずれの場所でも高い人気を博しています。

 
とにかく馬スゲエ!馬がすごかったよ!
ケルトンのワイヤーパペットで人間の足が4本見えてるのに、どっからどう見ても馬!舞台上に本物の馬がいるとしか思えなかった!(゚o゚;)
もともとこれ見に行こうと思ったのは深夜にやってたメイキング番組をちらっと見かけたからだけど、想像以上の動きだった!(ちなみに3人がかりだった)
確かに本物の馬を舞台でどうこうしようっても無理な話だけど、そこであえて記号的な馬じゃなく活き活きと演技をする馬を人の手で演じるというとこがすごい。スローモーションもちゃんと再現してて、切なく美しかった。本物の馬みたいだった。
終盤トップソーンが死んだ時に中の人がそっと抜けていくとこはまるで魂が抜けるようだった。そう思うとすごい切なかったよ(´;д;`)ウッ…

ストーリーは、原作知らないからなんとも言えないけど、映画と比べると話は相当端折ってるのかなあ。
なるべく馬が見たかったんで字幕のプロンプターに惑わされないように舞台に集中してたけど、映画見といて良かったかも。
でも逆に映画のストーリーのほうがさすがのスピルバーグ監督、あまりに完璧だったんで、原作はどうか知らないけど舞台のストーリーだとちょっと物足りないしわかんないとこが多くて、楽しめたかどうかで言えば「?」って感じかなあ。こっちを先に見てたらどうなってたんだろ。相方は舞台に感動してたからそれなり面白かったんだと思う。とにかくオレは勝手に頭のなかでストーリー補完して比較しちゃってたから、そこはなんとも言えないかな。
でも舞台も大筋は泣ける話だし、とにかく馬の操演がすごいし、馬を見に行ったんだからそれでいいよ。
演出はかなり考えられてて、暗い舞台上も後ろのひび割れみたいな背景(の中の線画絵)も効果的だった。下のリンク記事でも指摘されてるけどあの背景の裂け目、後半で塹壕の穴だ…と思ったんだよね。
二階席の前の方で見たけど、今日は平日だからか二階席がかなり空いてたんで興味がある人は当日券も十分あるんじゃなかろうか。
オーブは舞台が遠いからできれば1階で見てみたかったんだけど、さすがにオレたちがチケ取った時期にはもう無理だった模様w
でも満足!ヽ(゚∀゚)ノ
 
舞台終わったあとの挨拶時は撮影してもいいらしくてとりあえず撮ってみた(遠いよ)
後ろの白い帯は背景を映してたんだけど、鉛筆画の線画アニメーションぽい感じで良かった。

あと駅→ヒカリエの通路の大看板。

 
あとさ、映画で見てた時わかんなかったんだけど(もしかしたら吹き替えで見てたから字幕全部オフにしてたのかも)、ジョーイはハンター種(中間種=農耕馬とサラブレッドの混血種)でトップソーンはサラブレッド(軽種)だったんだね。だからジョーイは荷車引けたんだ。(ってこともないけど)
あと劇中の時間経過もちゃんとわかったよ。あの2頭が砲台引かされてたのはもう戦争も終わり間際だったってことでよかったんだろか。だからトップソーンはともかくジョーイは持ちこたえられたのかな…(-_-)
それと鉄条網のシーン、イギリス兵とドイツ兵はやっぱり言葉通じてなかった!当然だよね(笑)
 
元は文楽だったのか>パペット使い この記事はかなりいいね。
あと馬もいいけどアヒル良かったよアヒル