そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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おやじの背中#4「母の秘密」

http://www.tbs.co.jp/oyajinosenaka/
脚本:鎌田敏夫 演出:山室大輔
 
鎌田敏夫は好きでも嫌いでもなし、「29歳のクリスマス」は名作だったーくらいには思ってるんだけど、今回の話はイマイチわかりません (>_<)
これ単純に渡瀬恒彦中村勘九郎で仲違いしてる親子(仲が悪いわけじゃないんだよな)が二人で旅をする(そのネタが母親のこと)というシチュだけをやりたかったんじゃないかなー。周辺事情はあくまでも後付けで。
よくわからなかったってのは年が合わない?合ってる?かどうかすらわからないってのがあるけど。
勘九郎さんとともさかりえの年と子供の年齢考えると渡瀬さんって年いき過ぎじゃね?でもお父さん反体制の活動家だったって、それ印象としては60〜70年代だと思うけど、息子の慎介さん@勘九郎が小さいころ(4〜5歳?)って80年代くらいだよね。その時はもう出版社やってたみたいだけど。
学生運動からの反体制の活動家ってのも今ひとつピンとこないんだけど、渡瀬さんと同年代くらいのご年配だとまた違うのかしら?むしろそんなとこまで読み取らない?
まあともかく、「秘密」とはいうけど息子と父とで違う母親像を見てて、それゆえ考え方の違いで仲違いしてたことを精算する旅だったってことかな。
そりゃそうだよね、息子が「息子から見た母親」のことを不幸だと思ってたといっても、そもそも少年〜青年期の子供が結婚して子供を持った大人の事情なんかわかるわけないんだから、そこからして思い込みと勘違いをしてたってことじゃんよ。簡単にいえば息子が一人で空回って父親を嫌ってたって話でしかないよなあ。
お父さん自身、お母さんの事で後悔があったからかやっと「家族」に歩み寄ってきて、死ぬ前に和解できてよかったなと。結局お父さんは何かの病気だったのかしら?
ともかく、どうも1話といい基本的にオレ、やっぱ山室さんの演出はツボらないっぽいです。画面からしていかにもベタなTBSのホームドラマだなとは思うけど。
あとこれ最後の駅で見送るとこ見てて、役どころとしては渡瀬恒彦じゃなく國村準でもいいんじゃないかなあと思ったけど、たぶん反体制派という硬派さと奥さんへの思いの軟派さ、ある意味負け犬な昭和のしっぽみたいなとこが渡瀬さん独特の雰囲気なんだろうな。國村さんだとガチすぎるものw
勘九朗さんは良くも悪くもなんか普通の家庭人とかサラリーマン的ではないよね(^_^;)発声からして傾いてるw