そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

信長協奏曲#6

http://www.fujitv.co.jp/nobunaga-concerto-drama/index.html
脚本:宇山佳祐 演出:松山博昭 原作:石井あゆみ
 
昨日あたり流れてきたネタで「毎回泣けると大好評!家族で見れる〜って番組表で煽らないとダメなドラマってもう日本のドラマだめじゃん」みたいなのがあって、何のドラマなんだ?N〜とかごめんね〜かと思ってたらこのドラマのことだったとかwww 正確には「毎回泣けると大好評!家族で見れる月9戦国エンタテイメント」らしいです。いやこれ、どこにどう突っ込むべき?泣かせ…はなくはないけど、ないけど…うーん(^_^;)
 
にしてもですね、前半のコメディノリと後半の浅井家絡みのちょっとシリアスな展開(主に高橋一生村井国夫の醸しだす雰囲気)があまりにも噛み合いませぬ!
もうすでに歴史を学べるドラマどころか、何が起こってるのかすら微妙にわかりませぬ!あのサブローと家臣一同との主従コメディ部分は好きだけど!
しかしそんな中、長政くんとサブローの友情と理想だけははっきりと描かれているので、こんな頓珍漢なやりとりでも長政くんがサブロー=信長を裏切らざるを得なくなったという状況の悲しくも切ない胸の内は確かに伝わってきますよ!
あと珍しく帰蝶がいい仕事したよ。ってか、京で買ってきた「メッチャ可愛い柄の着物」のやりとりはむしろ戦国とかそういうの関係ない今現代でもありがちな男と女のすれ違いを表しすぎてる(笑)時代関係ねーwww
まあそこで当時は珍しかっただろうびいどろ(ビー玉)で機嫌を直すとか(やっぱり女はキラキラしたものが好き)、着物のほつれを直すついでにお守りを縫いつけてたりとか、そうい細かいとこがとても利いてて、むしろ歴史的な話の流れはどうでもいいかなとさえ思えるというか(笑)
あとその帰蝶と同じくお市にプレゼントしたびいどろが信長に挟み撃ちを知らせてくる、それに気づくのが恒興だってとこなんかは上手いんだよなー。挟み撃ちの暗喩だってのは知ってたけどハラハラした。今回はやっぱり演出が上手いのがはっきりとわかるよ。
とにかく浅井長政高橋一生が前回のあれだけで終わらなくてよかった、逆にこんな見せ場があるなんて…!というとこでちょっとホッとしたというか。キャスティングはいいんだよ、このドラマ。一部俳優さんたちの本気は確かにありがちな現代ものドラマより伝わってくるし。あとま、月9的じゃないけどなにげに時代劇に出てる俳優さんが多いからチョイ役でも役に違和感がないというかね。そこら辺もやっぱり俳優のチョイスが上手いんだよね。
まあ今回はそういう大きな流れは置いとくとしても、ちゃんと登場人物の気持ちはしっかり描いていたんでつまらなくはなかった。歴史物だと考えたらこんな1クールの月9でやるには手に余るってのはわかってたんだろうから潔く人物描写を取ったってことなんだろうけど、そう考えるといろいろもったいないかなあ。
もちろん今週も地味に活躍してるし出てくるだけで何故か画面が引き締まる山田様の藤吉郎がカッコ良すぎて素晴らしいね!
ところで今回の挟み撃ち(金ヶ崎の退き口)は1570年の出来事らしいね!一応wikiったんでメモっとくヨ!
そういや長政くん@高橋一生に持って行かれてうっかり前半の古田新太のこと忘れるとこだった。あんなインパクトあったのにw
この人も2005年からのタイムスリッパーだったよ!唐突過ぎてアレだけどしかもヤクザですよヤクザ(笑)
いや唐突なのはサブローが現代的感覚で「刺青=ヤクザ」って言ったのが本当にそうだったってことで、原作未見の人間にとってはちょっと脳内処理能力がおっつかなかったというか。松永弾正って戦国の荒くれ者じゃなかったっけ?まあそこはヤクザならしょうがないか。古田新太という意外さもアリだし。警官もヤクザも結局こうなるわけね。つーか弾正さんも歴史には疎いってことなんだろか。いくらなんでも信長が天下取りかけるってのは知ってるよなあ?