そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

Nのために#6

http://www.tbs.co.jp/Nnotameni/
脚本:奥寺佐渡子 演出:塚原あゆ子 原作:湊かなえ
 
この塚原さんていう演出家の人はオレあんまりドラマで当たったことないんだけど、このドラマに関してはすごくいいですね。
特に今回みたいに西崎と奈央子さんが同じDV被害者同士だってことで惹かれ合う…という以上の何か、その気持ちの細かなとこをセリフじゃなく映像の積み重ねで見せていくってとこが。
このドラマってわりとカット数が多いというか、現在と過去の切り替えモンタージュにしても印象的なカットを積み重ねていくってとこがあるにしても、それが叙情的な雰囲気や話とマッチしててすごいわかりやすく切なく胸に迫るなあ。今回特に小出くんメインの話だからってものあるけど。小出くんなんかエロいね。
そこら辺やっぱり窪田くんはともかく榮倉&賀来くんってのはちょっと弱いかなあ。印象として西崎と奈央子の話しか頭に残ってないのはそういうことだと思うけど。(窪田くんはまだ次のターンがあるし、とりあえずは変な怪しげな仕事辞めてよかったなあと)
安藤はともかくああいう環境にあった希美が西崎の小説を読んで何も感じなかったってのは、もうこの人が決定的に虐待される側じゃないってことなんだろうけど、それ以上に人のそういう悲しみとか思いに気がつかない鈍い人だとしか思えんのだよね。そういう意味では単に西崎の小説が下手でわかんねーって話か?というネタ的要素以上に効いてきたという感じ。
安藤はともかく(二度目)希美が本とか読まなさそうな人だってこともどうにも希美に共感できない、希美が頭悪そうに見えるっていう話なんだけどさ。腹黒いしなんか何もいいとこないじゃんよ、希美って。
つーか今回一番びっくりしたのは現在の希美が癌で余命1年だってことなんだけど。
飛び道具に近いこの展開ありなんだ。どうなるのこれ?そう思って過去の話のターンを見てると、ちょっと希美も気の毒ね。
事件当日の話も、安藤の供述と野口家の家の玄関に外からチェーンがかかってたってことでだいぶ謎めいてきたよ。

どうでもいいけど安藤と希美が結婚したら「安藤望」と「安藤希美」で読み同じになるってわかってんのかしらね、安藤くんはーw
ともかく、彼が希美みたいな人間を気に入った理由がわかりません。安藤くんはもっと普通の、明るくて屈託のない彼女でも作ればいいのに。希美はアカンよ、不幸になるよ。どのみち癌だけど。
現状、一番ハラハラしてるのは西崎と奈央子のその先ですよ。この2人がどうなるのか気になりすぎる。
そしてやっぱりいろいろ考えると高野さんが事件のことを掘り返してるのはどうも余計なお世話というか。これも最終的にどうなるのか、オリキャラだけに原作既読の人も楽しめる展開なのかしらね。