そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ベッカムのこと。


 
16歳のオババ猫ベッカムが死んじゃってちょうどひと月です。
退院したあとの報告以降、日々の日記的にメモ書きで残しといた程度ですがなんかバタバタしてちゃんとまとめてなかったんで、今更ながらベッカムのことを。
いや死んだ直後も去年のジオの時ほどの喪失感もなく、そんなに寂しいって感じもないので大丈夫。
ジオの時は急だったけど、ベッカムは1ヶ月半くらいかけてもうダメかも…って感じだったんで覚悟は出来てたし。
以下、死にネタ?なので一応たたんどくです。
 

拾ったばかりの時のベッカム。たぶん生後ひと月くらいか。昔はこんなにちっこかった ( *´∀ `* )
ちょうど1998年6月のフランスW杯の日本の初戦の翌日に拾って、薄茶色かったし、その時はオスだと思ってたんで当時活躍はじめたばかりのデビット・ベッカム選手っぽいからという理由で「ベッカム」という名前に。
オレが飼うと決めるまでひと月、そのあいだはただの「猫」呼ばわりしてたんで、正確には名付けたのはひと月後なんだけど。(そして病院に連れて行ってメスだと知る)
 
途中ジオという新入りの若造に脅かされながらも、大した病気とかもせずあっという間に16年半。
実は9月に入院した時初めて今の病院にかかったんだけど、16歳過ぎてるということで区から長生き猫として表彰してもらえるということで申請してくれたそうな。
まあその連絡をもらった時にはもう長くなさそうってことだったんですけどね。(病院事務に罪はない)
ざっくり経過を。
 
ジオの命日が9月22日ってことで、その前の20日の土曜日にお墓参りに行ってました。
しかもその週はソラが下痢気味で、去年以来久しぶりに病院に行ったんだよね。
ベッカムはそれまで元気だったんだけど、翌日の日曜日から急に餌を食べなくなって、心配だったんで23日に病院に連れて行ってそのまま検査入院。
そういやその前からちょっと餌の量が減ってたんで、もしかしたらソラが来たことのストレス説もあり(あと普段から吐く猫だったんで元々胃腸に問題があったのかもしれん)
検査結果は腸付近にリンパ腫瘍があってそれが腫れてるということ。(かなりざっくりした説明)たぶんほぼ癌。なので体に負担がかかる生検はもうやらなかった。
その時は下痢もしてたんでそのまま10日間の入院に。(検査とか諸々込みで15万円!)
詳しく検査結果聞いてどうしようって話になったけど、もう年だし、癌であっても抗癌剤は使わずステロイドのみで様子見ということに。
その時点でこれ以上は良くならないから、あとはどれくらい生きるか…という話に。でもこの時、退院直後くらいは自力で餌が食べられるようになってたし状態は多少良かった。
退院後は自宅で療養。かなり脱水症状が出てたんで毎日の皮下点滴と、腫瘍を抑えるためにステロイドその他の薬を投与ってことだったけど、だんだん弱っていくばかり。退院後一週間でかなり目つきも顔つきも険悪に (∋_∈)
 日向ぼっこして気持ちいいらしんだけど顔が…マフィアの親分みたいな表情に(^_^;)
 
その後、自力で食べられなくなってきたんで療養食のカリカリとかペースト状の缶詰を給餌用シリンダで強制給餌してた。
 ←参考までに、こういうのね
量が食べられないんだけどカロリーのことがあるから、最終的には缶詰よりカロリーが高い療養食のカリカリをすりつぶして水で溶いてあげてました。缶詰のペーストもシリンダ通らないからすり潰してたし、結構手間かかってた(バーミックスがあればと心底思ったw)
でも結局経口薬を腸で吸収できないせいかまた体調が悪くなってきたんで、病院で注射を打ってもらうことに。しばらくこの繰り返し。
この時は注射が効いたのか、その後一週間は急に調子よくなったんですね。10月半ばくらい。
自分で餌食べるようになったし下痢も止まったし、持ち直したかと思ったくらい。それも一瞬だったんですが。
10月下旬、また調子悪くなり、このとき体重は数カ月前のベスト体重3.4〜6キロから1キロ近く減ってたかな。入院してからは5〜600gくらい減。
この頃まではまだ自分でトイレに行けてたけど、急に歩けなくなりちょっと介護状態に。餌はまだ食べてたけど必要カロリーの3割くらいがやっと。そして毎日通院して注射を打ってもらい、なんとかもたせてる感じに。
餌が食べられなくなったのは死ぬ5日くらい前。それまでは食べる気はあるけど受け付けない状態だったのが、もう明らかに口に物を入れるのも嫌がってきたんで餌を上げるのはやめることに。
 
治療方針として抗癌剤で延命はしない、カテーテルで(鼻から)栄養も入れない、ある程度期限決めて安楽死もありということは決めてたのですよ。
でもここで食事が取れなくなったんで、どのみちあと一週間くらいだろうし、合併症が出ない限りは安楽死もしないってことに。
途中ちょっと黄疸症状が出始めてやばかったけど、最後は一瞬元気そうになってたんですよねぇ。つくづく丈夫な猫だった、ベッカムは。機嫌もちょっと良くなってた。それが死ぬ3日前くらい。たぶんもう死期がわかってたのかなあと (>_<)
年取ってからは布団に入ってこない猫になってたのに、なぜか久しぶりに布団に入ってきたり。(ベッカムのベッドは看病のためにオレのベッドの横に置いてあった)
数日寝たきりになってたのに、いきなり数歩だけど歩けたし。(そしてベッカムが具合悪い時は遠巻きにしてたソラが、ちょっと元気になるといきなり絡んでくるという…←ストレスの元?)
そして11月になった土曜は小康状態で寝てるだけ。お天気も悪かった。
もうそろそろダメかも…と思ってた日曜日、朝いつもより早いニチアサが終わるくらいの時間に目が覚めたらベッカムが痙攣し始めて…
マジで「オレが起きるまで待ってたのか!?」と思ったんですが、時々呼吸が荒くはなるけど意外と小康状態が続き、そのまま昼までずるずると付き添うことに。でもお昼まではちゃんと反応してたし意識があったよ…
午後、もう反応しなくなって意識飛んでるっぽくて、でも呼吸だけはしてて。土曜日は通院して注射打ってもらったけど、今日はもう行かなくてもいいかって感じになって、そのまま死ぬのかなーって思ってた。
写真見たら半年くらいまえはいつも使ってた楕円のベッドいっぱいに満ち満ちだったのが、死ぬ間際は体重は1キロ減った程度なのに見た目半分くらいになってスカスカというか、そのサイズ感の違いもなんというか… (´Д⊂ヽ
んで、ちょっと目を離した隙に死んじゃったら…と思ってオレずっと付き添ってたんですよ。相方と時々交代しながら。
でも意外と死なないというか、さすがに10時間近く付き添っててこっちも疲れてきたしどうしようかなあと思ってたら、夕方また急に痙攣するんでさすがにもう無理かと思い、病院に連絡入れてそのまま安楽死してもらうことに (´;д;`)ウッ…
病院は年中無休24時間やってるとこなんで、その点も最後まで苦しまなくてすんでありがたかったというか、すぐ対処してもらえたんで。
そしてうちに連れ帰り、とりあえず去年もお願いしたペットの火葬業者さんに連絡。翌日火葬が出来るってことに。
 
翌日、業者さんが迎えに来てくれたんで立ち会いでお寺に行って、火葬してもらって。
死に目と火葬がちょうど連休中だったということで、そういう意味では最後まで家族で見送ることが出来て良かったというか。・゚・(ノД`)・゚・。 そういやジオも連休中だった。あっちは本当に急だったんだけど。
タイミングとして新入り猫が影響あったのかどうかはわからないけど、いやベッカムからしたらそこまでストレスかけられなかったらもっと長生きしたかも知れないけど、まあそれはわかんないしこれも運命だったのかと。
それにしてもうちの猫はみんな6月に来て9月10月に逝ってしまうのか。ソラはまだわかんないけどね。
 
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なんかいなくなってもあんまり気にならなかったこのひと月くらいだけど(^_^;)、写真見たり日記の確認してたら悲しくなってきたよ(´;д;`)ウッ…
とりあえず、うちに来てくれてありがとう。さよならベッカム (>_<)