そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

信長協奏曲#9

http://www.fujitv.co.jp/nobunaga-concerto-drama/index.html
脚本:徳永友一 演出:金井紘 原作:石井あゆみ
 
周回遅れだけど今週のはまだ見れてません (>_<)
クリスマスネタ、というか布教活動に来た異国人ルイス・フロイスにいきなり「YOUは何しに日本へ?」とくるとは(笑)いや予告で知ってたけど!てか通訳くらいつけろよ、「プレゼント」はスペイン語じゃねーだろよ(^_^;)
まあなにげに宣教師ネタから延暦寺の焼き討ちへという流れの話。いいけどなにげに公式サイトのストーリーを確認したらクリパのクの字もなかったよ?クリパネタどこ行った(^_^;)
いわゆる洋装のサブローくん、カッコイー!さっすがオグリン何着ても様になるわぁヽ(・∀・).。.:*♡
んでキリスト教を布教するってことにしても現代人ならほぼ当たり前な、外国人に対して物おじしない、話ができるっていうのは当時の日本人にしては大胆に映っても当然か。歴史を知らないおバカだからこそ何の違和感も持たずに受け入れるというのは現代人設定が生きてるなあと思うところ。そこから外国文化を受け入れるとかいう難しい話でなく、日常イベントとして当たり前のようにクリスマスネタになるってのもなるほど納得。
柴勝さんのサンタクロースとかハマりすぎ。サブロー信長くんの脳天気さがたまらんね。(どうでもいいけど柱に巻き付くオグリンかわいいなあw)
そして恋人はサンタクロースって、そうだけどそれ違うというかw
まあコメディパートが脳天気なほどに、そこからの史実的な比叡山の焼き討ちが効果的なギャップになるんだよなあ。
この際、比叡山の焼き討ちは1571年9月みたいね…なんてことはいいっこなしだぜ。(一応ググった)冒頭のYOU、ルイス・フロイスはこれと関係有るのね。
サブローは戦わなきゃいけない時はちゃんと戦いに出てるし、その結果が信玄病死ってのはラッキーといえばラッキー。(史実はともかく)
おまけに信玄病死は1573年って、イマイチ時間の流れが把握できないんだけど、これはあれか、学校の授業くらいのスピードで考えればいいってことなのかな。なんとなくそう思った。さすが月9。いろいろカジュアル(なのか?)

そういう史実はともかく(2回め)、クリスマスは普段言えないことをいう日(サブロー解釈)だからってことで普段言えないことを言おうとした帰蝶が言いあぐね、その間に本物信長が比叡山へ行き、藤吉郎にそそのかされてサブローならしないような非道な焼き討ちをやっちゃったと。
真っ当に戦って命を落とすのは仕方なくても、戦国的なだまし討ちや横暴は嫌だというサブローの意思とは関係なしに横暴非道なことをやってしまったにしても、その本物のやったこともちゃんと自分がやったこととして責任をもつっていうサブローは偉いなあ。いや普通に考えて本物がいないならともかく目の前にいて、自分の代わりに本物がやったことなのに偽物の自分が責任を取ろうとするのは立派だと思うのよね。意味分かんないけど。時間の経過はわかんないけどそっち方向に自覚はあるのはまあそういいうもんとするけど。
とにかく本物の信長がやったことでメッチャダメージ受けてるサブローの、その心の傷を慰めてくれるのが帰蝶が言いあぐねてた普段は言えない言葉であり、だからといってサブローは言わなくてもいいという心遣いだっていうのがなんかすごく良かった。
もう戦国時代どうこうっていう話じゃないんだけど、焼き討ちという現代の常識でも当時の常識でもどう考えても非道なことをやったのがほかならない「織田信長」という人間だということの始末の付け方として、偽物のサブローが責任持つって重いよなあ。今回の始まりはコメディだと思ってたのに、そこまで自分が織田信長だという自覚があるっていうとこで終わるのがちょっと重い。しかしそれで信長やっていけないといってもさ、本物がすぐそこにいることはどう受け取ればよいのかのう。
そして恐ろしいのは山田様、もとい藤吉郎だけど。
自分がやられたことを他人には平気でできるというのが戦国人なのか。まあこのことで本物の信長は誰なのかという確信を得たわけだけど、それによって追い詰めたのは敵である本物信長じゃなく偽物のサブローだったっていうのが、何考えてるのかってとこで異彩を放ちすぎ。家臣団が半兵衛除いてボンクラばかりに思えるので余計に。
しかしそんなシリアスで重いな展開になるとは思ってもなかったわけで、冒頭のエロ本だの風林火山の説明だの脱糞だのな徳川家康くんの相変わらずの天然なボケっぷりが大変にイトオカシ(苦笑)
なんかホントに今回の月9は本気出してるなあ。