そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ゴーン・ガール(2回め)

http://www.foxmovies-jp.com/gone-girl/
監督:デヴィッド・フィンチャー 脚本:ギリアン・フリン 原作:ギリアン・フリン

 
ゴーンガール1回め感想→http://d.hatena.ne.jp/korohiti/20141217/p1
 
相方が見に行くというのでせっかく?なので2回め鑑賞。
やっぱりネタバレになるから内容は言えないけど、1回めよりも面白く感じたよ。
初見の時は途中で話の顛末の予想がついたんで逆にどんでん返しからの最後の最後の顛末までがちょっとまどろっこしくて長く感じたんだけど(そここそがこの映画の最重要ポイントではあるけど)、全体の話がわかってから見ると全然そうは感じなかったという不思議w
もちろん見る前からどういう話なのかは予想が付いてたにしろ、そういうポイントを抑えた上で見ると、エイミーはともかくニックの「演じてたこと」「ダメになったところ」ってのがよくわかった。まあそこは責めるとこかって気はするけどw
あとエイミーのあばずれ度合いも再確認w(素の状態であんな歩きかた、あんな雑な行動を取る女って!)
あ、日記の書きかたの違いとかは初見でもそりゃ気がつくよって話だけど、それがどういうことだったのかがわかったあとで改めて見るとあの日記から過去をチラ見せしていく構成、それが収束されて「今」の「現在」からまた広がって展開していくいく感じは本当に上手い。原作ではニックの内面をもっと描いているらしいけど、映画ではなくて正解かも。その分彼の味方にまともな人たちがいるから一応正気は保てるというかw
それとストーリーがわかってるから映像に集中できたんだけど、本当にあのまったくブレないなめらかな映像の硬質さはこの映画の内容に合ってるし、それなのに一瞬だけ手持ちっぽくなるとこの効果、そこからの真実っていうのも、とにかくすべて計算されつくしててさすがフィンチャー監督と言わざるをえない。
2回め見た今はとりあえず面白いからオススメ!って言っとく。ただミステリーだと思ってたらサイコスリラーだったという話なので、後味はすごく悪いです。念押ししとくけど。見終わったあと劇場が静まり返る…みたいな。(ただこれ、本当にただ単にあの女怖いという感想だけしか感じない人もいるらしい>と聞いたw)
ただ途中で結構笑っちゃう所はあるんだけど、今日はあまりそういう笑いは起こってなかったかなあ。前回新宿ピカデリーで見た時は少し笑いがあったし、たぶん六本木ヒルズとか外人率高いとこだともっと笑いが起こる気はするよ。そういう映画w