そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

花燃ゆ#1「人むすぶ妹」

http://www.nhk.or.jp/hanamoyu/
脚本:大島里美 演出:渡邊良雄
 
歴史にドキリfeat.花燃ゆ フラワー・バーニング・スペシャル」が大変に面白かったです。あれはわかりやすくてとてもいい(笑)
 
まだ始まったばかりだけど何かが起こる予感はあったし、確かに花”燃ゆ”に相応しい、何だかしょっぱなからやたら熱いドラマだった。
えーととりあえず、みんな読書しろってことですね?
ざっくりした感想だと、昔の人達はこんなにも命がけで学んでいた、学ぶということは自分のためなんだ、だから勉強しないのはもったいない!という啓蒙ドラマって感じ?
学ぶことは何よりも自分の為であり、本を読むということは人の考えに振れることが出来る=人を知ることが出来るということで、学問とは人間が何かということを知るためのものなんだ…って、寅次郎がしょっぱなに全部言いたいこと語ってるし、それそのまんまだよね?てかこれ今の本を読まない若い人や学生たちに対しての皮肉ですかね?w
幕末の長州藩といえば客観的に見ればどう考えても超過激なテロリスト集団。その過激思想、特に尊皇攘夷だったはずがいつの間にか開国・倒幕派になっていたのはなぜなんだというその経緯と熱き戦いを1年間見守っていく感じかと思ったら、わりとホームドラマというか杉家の苦労がメインなのか。まあ吉田松陰さんのお家だしねえ。そりゃ苦労しただろうという話なのか。てことはたぶん夏くらいに松陰が死んで、次世代の志士たちが立ち上がって戦うとかそういう構成なのかな。それを支える吉田松陰の妹の話?
毎回言ってるけどオレ歴史に疎く、長州については龍馬伝と八重の桜で何とか補完してきましたって人間なので、そういう意味でもやっと長州の何たるかを知ることができるかなと楽しみにしてます(話がつまんなくてリタイヤしなければね)
長州の殿様(北大路欣也)は立派な人なのになあ。なんであんな過激派集団が出来上がっちゃったのか。
ただまあその経緯は歴史にドキリであまりにも簡単に説明されて、すでになるほど〜と納得したんですが(笑)
とにかく長州という場所にとんでもないピーキーチューニングの天才や秀才が集まりすぎてた、それはすべて吉田松陰という天才のせいってことなのかね。
番組の傾向を考えると、同じレベルでいうのもアレだけども土佐や会津とはまた全然別の次元の熱血さと過激さがあったのはその土地柄のせいもあるのかもしれんけどさ。昔は本当に土地柄が人柄や生き方に反映されてたのねえ。
 
最初の方はナレーションの語りでの説明が多くてなかなか頭に入らなかったんだけど、大沢たかおが本を失くしたあたりからなんとなく慣れてきたかな。あと大事なことは全部寅次郎さんが言ってしまったしw まあ大河は取っ付き易くするためにはそれくらいのほうがいいのかもね。
それはともかくヒロインの文(井上真央)が吉田松陰伊勢谷友介)の妹で、妹視点の幕末模様ってことだから売り?が幕末学園モノになったってことなのかしら。まあなんとなく納得。このへんも会津の八重さんとことは好対照。
同じ時代に八重さんが武の国会津で勉強そっちのけで鉄砲を討つことに明け暮れてたころ、学問の最先端・長州では勉強大好きな文というおなごがおったということか。やはり人は生まれで人生決まるのかな。おなごが…ってのは時代の要請だとしても。
そして文の兄吉田松陰はイギリス留学かなわずなのに、八重さんの夫になる新島襄はひょこっと密航成功してアメリカで上手いことやった感じとか、運命って難しい (>_<)

いいけどどうしても伊勢谷友介というと「龍馬伝」の時の三味線弾きながら戦場を歩いて行くトンチキな高杉晋作というイメージがありすぎて、いきなり吉田松陰だと言われてもなかなか切り替えられません。おまけにその龍馬伝の時の生瀬さんのほうが吉田松陰っぽすぎたし!(まあそのうち慣れるとは思うけど)
文さんは、とりあえず子役時代の山田萌々香ちゃんが可愛かったんで良しです ( ´ω `*)
シスコンかってくらいお兄ちゃんが大好きだったってのはわかったけど、あのテレパシー表現は何?まあ難しいことを諳んじたり、勉強ができるってのはわかったけど、学ぶことが好きなのかどうかがいまいちよく分からなかったんで、もろもろの展開はちょっと唐突だった気がしなくもなく。
兄ちゃんの陰で人見知りが治ってよかったね。大人になって井上真央になったらどうなるのか。冒頭の感じだとなんとなく学園アイドル生徒会長がバカ学生を取りまとめてる的な少女漫画みたいだなあ〜と思わんでもない。花男かよ!
杉家の叔父上(奥田瑛二)はちょっと怖すぎるし、小田村家のお義母様も怖すぎる。伊之助さんがヤサグレなくてよかったw
ところで吉田寅之助と小田村伊之助は、なんというか、運命の出会いがあってよかったねえ…と(笑)小田村家のお義母様が既得で呼び戻したからかw 抱き合ったりいきなり名前呼びしたり、もうF女子たちの格好の餌食ですよ?餌撒きすぎw
江戸に旅だったのが黒船来航の2年前ってことは1851年ってことですね。ということは寅次郎は21歳で伊之助も同じくらいって、もうずーっと大沢たかおは一体いくつの役なんだろうとそればっか気になってたんだけど、まさか22歳とは。伊勢谷が21歳の役をやるのはともかくとしてなぜ同い年の親友が大沢たかおなのか。というかいきなり仲良くなり過ぎだと思うよ二人とも(^_^;)
全体的にセリフやナレーションの語りが多かったけど、流れが上手かったんであんまり気にならずに話しの概要はつかめたし、これからの展開のポイントもちゃんと押さえられてたんで話自体は把握しやすかったと思う。毎週楽しみかも。ナレーションが池田秀一ってのもいいですな。
 
音楽もNHKの他の番組ではよくやってるけど大河は初めてな川井憲次を満を持して投入?これはよかった。路線としては塚原卜伝とかGANTZ方向かなあ。久しぶりにデビルマンで使ってたメロディラインみたいなのが入ってるし。これも楽しみ。というかこれだけで結構視聴意欲UPです。
あと忘れないうちに言っとくけど、久坂玄瑞東出昌大ってことで、龍馬伝の時のやべきょうすけというのは明らかに間違いだったってのはよくわかったw いったいなぜ龍馬伝は180cmの美丈夫という久坂をやべさんにしてしまったのか?(苦笑)(すっかりやべさんで刷り込まれちまったじゃないか)
そして始まる前から文の結婚相手が東出→大沢たかおってわかってて、これもまたどうしたもんかと(^_^;)